外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

にわか雨にも負けず

2016-09-11 18:39:43 | 活動記録
こんにちは、カイモトです。
8月30日に行なった調査の報告をします。

前日まで雨が続いたので増水が心配でしたが、無事調査を終えることができました。
この日は釣り人の方も多かったように思います。


水面に繁茂しているのは、特定外来種であるナガエツルノゲイトウです。
そのなかに同じく特定外来のオオバナミズキンバイらしき黄色い花も見られました。
これからどちらが増えていくのでしょうか。


投網でとれた魚類を紹介します。

常連のモツゴです。今回も在来魚のなかで最も多く確認されました。
小さくて尖ったような口が特徴。



フナの一種。
成長すると可愛くなくなってしまうのが、なんとも…


大型になる在来のタナゴ類、カネヒラです。



タイリクバラタナゴ。上はメス、下は婚姻色に染まったオスです。

その他水棲動物です。

テナガエビ。名前の通り、手が長いです。
小さいときはスジエビとよく似ているのですが、テナガエビは額角(目の上のギザギザ)が多いことでスジエビと見分けられます。


タイコウチです。水田周辺で多く見られる水生昆虫です。
名前は、泳ぐ際に手を前後に動かす様子が「太鼓を打つ」ように見えることが由来だそうです。

おまけ。神上沼の木にひっついていました。

ノコギリクワガタです。

今回、投網によって駆除できた外来魚です。前回までと比べると小さめのブルーギルが多いですね。
タモ網でもブルーギルの稚魚が多く捕れました。


オオクチバスの胃からはエビ(上)やイモムシ(下)が出てきました。


以上で報告を終わります。