外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

2015年最後の定例活動

2015-12-26 13:49:27 | 活動記録
こんにちは 前回の小ネタに引き続きダイスケです

アップロードが遅れましたが、少し前に行った12月の定例活動の結果について報告します。

彦根市は12月に入っても比較的暖かい日が多く、この日も12月らしからぬ陽気の中での活動でした。
今回は投網以外にもタモ網部隊を投入し、ガサガサによる調査も行いました。
とれた生き物は、

カネヒラの稚魚です。タナゴ類の再生産がおこなわれている証拠です。うれしいですね。

ドジョウです。

ヨシの間には少ないですが、水路の接続点などにはよく見かけます。

ウシガエルの幼生

まだ幼生の個体がいるんですね。遅く生まれたためかまだ変態していません。


ブルーギルの稚魚です。

オオクチバスの成長に比べると一著しく悪いですね。
なぜなんでしょう?

ツチフキです。

国内外来種です。大型になるとカマツカと見間違えそうになります。

その他、タモ網でとれた生き物たちです。

カワリヌマエビの仲間、スジエビ、ヒメタニシなどです。

外来魚は、

大きいのがぽつんと捕れました。
この時期に捕れる量は毎年こんなものですね。

解剖したところ



オスで、発達した精巣がみられました。(形が変なのは一度冷凍したからです。)
この時期から、来年の繁殖に向け着々と準備しているようです。


これで、今年の活動は終了です。
現在は、みんな2015年度の報告書作りに奮闘しております。
今年で活動は5年。
5、は変化を表す数字とも言われています。
来年以降の活動で、バサーズはどう変化していくのか。
みんなで頭を悩ませています。

それでは、来年以降もよろしくお願いいたします。
よいお年を