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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第29回】続・・・熟成を楽しむ

2012年12月08日 | もりぞう
 本日久しぶりにフットサルに参加致しました。
みんな、やり続けてるだけあって上手い、ボロボロになって帰ってきました。

 さて、前回の続きです。ではいきます。もりぞうの前身の会社サンワホーム時代
の頃、当時の社長が木曽に何度も足を運び是非最高級の材料を当社に直接入れていただきたいと頼み込んだそうです。
しかし、この銘木を他社も見逃すわけがありません。時を同じくして何社も依頼を
かけてきたそうです。当時の勝野社長(現会長)は全てお断りして地域の工務店数社と
木材市場に今まで通り流す予定でした。

 しかし、ここで当時のサンワホームの社長が言った言葉が勝野社長・勝野専務(現社長)の心を
掴み離さなかったのです。それはこんな言葉です、「営業マンに自信をもって家づくりに臨んでもらいたい、その為には
この材料でなくては駄目」だと言うのです。今まで「最高の材料を使って家づくりをしたい」だとか
「木曽ひのきの建物を1棟でも多く世に出したい」などという耳慣れた言葉に飽き飽きしていた勝野社長・専務の心の琴線に
触れたのです。

 その後のサンワホームの躍進はご存知の方は沢山いらっしゃると思います。全国19県下まで
広げ、スタッフ総勢500名・年間の完工棟数が1000棟を超え業界でも中堅ビルダーとしての地位を確立しました。
ただ人材が揃わない中での事業展開がたたり会社としてのコンセプトを説ける人間が少なくなり、
スタッフの活気が失われていきました。それと同時に、会社も下降線をたどり、最後に民事再生というシナリオを描いてしまったのです。

 ただ、この失敗があったからこそ、今のもりぞうの再生コンセプトが出来上がったと私は思っております。
そして何といってももりぞうの社長、津野との出会い、もりぞうスタッフとして残った100名がこれだと
思う会社に、1年で変えてくれました。この続きは次回、ではまた。

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