初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第30回】熟成の楽しみ方

 昨日のフットサルの筋肉痛が残る中、「こういう時に限って立ったり座ったりの動作
が多いんだよな」と一人呟きながらの一日でした。

 さて、昨日の続きです。もりぞうの社長、津野とは何者か?社員皆が疑問だった当時
この第一声でもりぞうに留まったスタッフはこの会社は必ず良くなると確信しました。

 それは、「前社長を決して悪者にはしない、彼を含めて皆で勝ちにいく、その為には木曽ひのきの
ブランド価値を一層高める」と高らかに宣言したのです。

 具体的に言うと、当時は3.5寸角の木曽ひのきを使用しておりました、これは【第28回】で
ご案内した少しでも数をおった為に出てきた苦肉の策で木曽ひのきの価値を自ら落としていました。
それを全て正4寸角の材料で価格を勝野社長にもご協力戴き据え置いて戴きました。

 そしてここからです。【第28回】でご紹介した5トンでも折れない(ヤング率120平均)
木だけを選定してもらい、年間3万本しか取れない木材だけを仕入れる方法に変えました。
これは9県下で250棟分にしかならない超プレミアの木材です。

この材料をもりぞうのコンセプトに賛同戴いたお客様に市場では決して真似できない価格で
ご提供しようという思い切った判断でした。つまり、数を負わないと決めたのです。250棟で打ち切り!
山梨では年間30棟しか建てないことを決めたことになります。

 こうなるとスタッフは本気になります。木曽ひのきの価値に勝野の製法プラス希少性が加わった
訳ですから・・・今まで止まっていた時間が一気に動きだした感じで社員一同が生き生き
としだしたのです。

 あれから4年お陰様をもちまして着実に年輪を重ねるように会社が成長していっているのが分ります。
この実感は本当に「熟成を楽しむ」が如く娯楽にも近い感覚で、楽しくてしょうがありません。

次回からはこのコンセプトの本当の意味を書いていきます。お読みいただきありがとうございます。

 
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