6月10日。産経新聞トップ記事は、【譲位 200年ぶり上皇】と言う見出しとともに、【特別法成立 今夏に皇室会議】とあり、非常に現在の日本において、微妙な問題を払う、画期的な、日本と言う国が、今後どうなるかの境目を迎えています。
実際問題として、私には難しすぎる問題で、何が一番賢明な方法さえ分かりませんが、日本と言う国の姿を、どうやって守っていくべきかが問われている問題とも言えます。
皇室イコール日本とも言えます。共産主義者さえどうする事も出来ない、二千六百年を超える皇室の伝統は、二百年にも満たない、民主主義万能時代と、真っ向から対立しますが、日本の皇室は、統治者ではなく、日本の民のために祈る存在そのものでした。
チベットのダライラマにも似た存在ですが、それらに勝って日本と言う国が、様々な困難に打ち勝って、此処まで発展した原動力でもあります。それらに関連した二つの記事を先ず記します。
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【譲位特例法成立】産経ニュース・29年6月10日 付
「正面から男系継承維持に取り組むべきだ」
阿比留瑠比論説委員兼政治部編集委員
天皇陛下の譲位を可能にする特例法が9日成立したことを受け、今後の焦点はどのように皇族減少に歯止めをかけ、将来に向けて安定的な皇位継承を確保するかの検討に移る。
政府は、これまで125代にわたり1度の例外もなく受け継がれてきた皇室の伝統にのっとり、父方の系統に天皇を持つ男系の男子による皇位継承維持に、正面から取り組むべきだろう。
「女性皇族がご結婚後も皇族の身分を保持し、当該女性皇族を当主とする宮家の創設が可能となるよう皇室典範を改正すべきだ」
民進党は特例法成立に当たり、蓮舫代表名でこんな談話を発表した。見事に本質を外した立論である。
皇室典範は「皇位は男系の男子が継承する」と定めており、女性宮家を創設しても皇位継承資格者は増えはしない。
典範改正で女性宮家の子孫も皇位継承資格を持つようにするというのなら、それは女系継承容認につながり、「そこから先は違う王朝」(自民党の鬼木誠衆院議員)となる。
民進党は天皇陛下のご意向について「十分忖度(そんたく)」(野田佳彦幹事長)、「しっかり忖度」(細野豪志元代表代行)と強調してきたが、宮中祭祀(さいし)を重視し、皇室伝統と向き合ってきた陛下が、それを望まれるだろうか。
少なくとも首相官邸筋は「陛下の周りも、女系天皇をつくろうという気は全くない」と明言する。
また現在、男系の男子である秋篠宮家の長男、悠仁さまが皇位継承順位3位だが、仮に女系天皇を認めた場合にはどうなるか。現在は継承権のない皇太子さまの長女、愛子さまとの間で「どちらにより正統性があるかが問われる事態になる」(政府高官)との懸念がある。
女性宮家創設の結果、女性皇族のご結婚のハードルが高くなるだけでなく、予想外の大混乱を招く可能性も否定できない。
一方、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の皇室弱体化の意向で皇籍離脱した旧宮家の復帰に関しては、「約700年前に天皇家から分かれ」(5月18日付朝日新聞社説)などと血の遠さを強調する意見がある。
だが、旧皇族のうち竹田、北白川、朝香、東久邇の4宮家には明治天皇の皇女が嫁ぎ、東久邇家には昭和天皇の皇女も嫁いでおり、血縁は実は近い。
皇室に詳しい徳島文理大の八幡和郎教授によると、明治以降、終戦以前に皇籍を離脱した元皇族の子孫や江戸時代に最も格式の高い公家、「五摂家」に臣籍降下した親王の男系子孫も数十人いるとされる。
こうした方々のうち希望者を宮内庁の嘱託として活動してもらうとの意見もある。
伊吹文明元衆院議長はかつて、女性宮家と男系継承を両立させるこんなアイデアを示していた。
「民間の方と結婚された場合は一代限りとし、男系の旧皇族とご結婚になり男子をもうけられた場合には宮家を続ける」
憲法の定める婚姻の原則「両性の合意」の問題などは残るが、戦後結婚した女性皇族の多くが旧華族や茶道家元などの旧家に嫁いでいるのも事実である。政府には速やかに検討を進めてもらいたい。(論説委員兼政治部編集委員 阿比留瑠比)
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【産経抄】産経新聞・平成29年6月10日 付
辻元清美氏の反省に疑問 12年の著作に「憲法から天皇に関する規定をはずす」とある 規定がある以上は尊重するが、本心は別ということか
「過てば則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」。過ちがあれば、ぐずぐずせずに改めよと孔子は言った。
また、「過ちて改めざる、是(こ)れを過ちと謂(い)う」とも戒めている。その意味で、8日の衆院憲法審査会で民進党の辻元清美元国土交通副大臣が、自身の過去の言動について反省を表明したのは潔かった。
▼辻元氏は、昭和62年出版の著書で皇室について「ああいう一族がいる近くで空気を吸いたくない」「天皇とあの一族の気持ち悪さ」などと記していた。
これに関して8日の憲法審では、約30年前の学生時代の発言だったと強調した上で、「考えが一面的だったと痛感し、深く反省した」と述べた。
▼人の思想や考え方はうつろいやすいものだし、知識や経験が深まるにつれ、昔の自分を恥ずかしく思うこともごく普通の話である。「憲法に規定されている象徴天皇を尊重しなければならない」。辻元氏は憲法審でこうも語っていた。
▼ただ、一抹の疑問も残る。何も30年もさかのぼらずとも、辻元氏は衆院議員となった後の平成10年出版の著書でもこう書いている。「(憲法)第一条から第八条までの天皇に関する規定を削除すべきだ」「天皇制について、私は個人的に反対。やっぱり抵抗がある」。
▼同様に、12年出版の著書にも「憲法第一章の天皇に関する規定、第一条から八条までを削除したらいい」「正確には『天皇制廃止』ではない。憲法から天皇に関する規定をはずす」とある。憲法に規定がある以上は尊重するが、本心は別ということか。
▼孔子はこうも慨嘆している。「自分の過失を認めてわれとわが心に責めることのできる人を、わたしは見たことがない」。たとえどうであれ、小欄は個人の思想と良心の自由を尊重するものだが。
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はっきりいって現在の日本は、朝鮮半島に狙われている存在です。
その朝鮮半島の後ろには、チャイナ共産党が控えています。共産党の建前は、一応、天皇制と言う言葉を作って、これを打倒するのを日本共産党に銘じました。その共産党が民進党と組みました。
民進党も今回は数に負けたか、日本大多数の国民の影におびえたのか、特別法は通りましたが、共産党はこのまま黙ってはいないでしょう。辻元清美と言う共産党員より正直な反応を示す、反日家は、本音を晒してある一部の支持受けていました。
ある特定国の関係者に縁の深い連中です。今の彼らはヘイトだ、レイシストだと騒いで、日本国を身動きできないように、メディアとグルになって、プロパガンダに励んでいます。
情けない日本の学者や、知識人は声をあげません。これからが正念場です。辻元清美の偽りの謝罪なんかに騙されない筋金入りの、日本帝国と言う、何処の国にも存在しない、すっきりとした国を、今こそ再考して、築くべき大事な時がやってきたと言えます。