祝宴といっても娘が結婚したわけではなく、ワイフと離婚したわけでもない。
ディック・フランシス年1作のミステリ新作タイトルが「祝宴」なのだ。
前作「再起」で再起を果たしたが、今回は息子との共著である。
息子さんにディック魂が引き継がれるならこんなウレシイことはない。
主人公マックス・モアトンは一つ星の新進気鋭のシェフ。
そのシェフが食中毒になる冒頭から、爆破事件に巻き込まれストーリーは
テンポ良く進んでいく。
あとはネタバレになるので書かないけれど、今回も肩が凝るくらい集中して
楽しめた。毎年1作のペースで刊行してくださいと祈る。