「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

本:巻き爪,陥入爪、外反母趾のセルフケア

2014-03-18 | フットケア
 本屋さんに行ったら
足関係の本の新刊が出ていたので、さっそく買って読みました。

この本を書いているのは、女医さんなのですが、幅広い目線でフットケアのことを考えていて、
「足のみる目(見方)・考え方が とても私と似ている!」と思いました。

大切なのは「足の病気を治すためには、局所の治療はもちろんのこと、姿勢や歩き方の改善といった
問題を根元から改善するためのアプローチが必要
」というとです!

以下本文の中から気になるところをピックアップします。
気になることろがありすぎて長文になりそうですが、詳細が知りたい方は本を読んでみてください。
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*足の病気を治すためには、局所の治療はもちろんのこと、姿勢や歩き方の改善といった、問題を根元から改善するためのアプローチが必要になります。ある症状を治しても、再発を繰り返してしまうのは、根元の問題を解決していないからです。

*足を健康に名持つことはとても重要なのですが、若い人には実感しずらいかもしれません。しかし、足の変形は子供のころから少しずつ始まり、蓄積しています。現代社会は便利になり、その一方で、子供のころからの運動不足が指摘されるようになりました。私たちの多くは、筋肉が弱くなっていて正しい姿勢を保てていないことを覚えていてほしいと思います。

*靴はおしゃれのためのものであり、足を守るための道具であるいう認識が日本の文化にはありません。足に合った靴を選ぶのではなく、つい靴に足を合わせてしまうのです。この時、靴は病気を作る原因になります。

*ウオノメは芯をとれば治ると思っている人がいますが、これは過剰な圧力から身を守るための防御反応によってできたものです。どうしてできたかということに耳を傾けなければなかなか治りません。

*若い女性の8割に足の異常があった
・足のトラブルの多くは、従来、足に合わない靴が原因だといわれてきました。しかし、原因は決してそれだけではありません。むしろ私は、歩き方や立ち方に問題があることのほうが多いと、最近は思うようになりました。
・最近の若い情勢の立ち姿をよく見たことがありますか。背中が丸まって、おなかが前に出て、何かによりかかるようにダランとたっています。歩く時も、足をあまり上げず、ペタペタ歩いています。このように立ち、歩いていたあ、足は壊れていく一方です。
・女子大生100足を調べた結果、75%に外反母趾、開張足、タコ、魚の目。槇爪散った何らかのトラブルがありました。なかには、トラブルが2つも3つも重なっている人までいたのです。これは、若い人たちが自分の姿勢や歩き方が悪いことに気が付いていないからだと思います。

*足のトラブルは大きく次の3つに分かれます
①骨の変形によっておこる病変(開張足、扁平足、外反母趾、内反少趾など)
②爪に起こる病変(巻き爪、陥入爪、飛行爪、爪白癬など)
③皮膚に起こる病変(タコ、魚の目、水虫など)

*足のトラブルは足先だけの問題ではない
・私が行っているフットケアは、足の機能を回復させるためのフットケアです。医療を目的にして行うので、一般的なフットケアと区別しています。
・具体的には、不快な足の症状の治療をし、健康な状態にして、少しでも歩けるように足を守ることが目的です。したがって治療だけではなく、予防にも力を入れています
足のトラブルは、「足先のこと」と軽視されがちですが、全身と深くかかわっています。足の指の爪がいたいだけで歩くのが困難になったり、ひざや腰の痛みにつながって寝たきりになったリスこともあるのです。

・私は手術ではなく、保存的治療で足病変を治療しています。繰り返しますが、足のトラブルは、毎日の生活習慣が深くかかわっています。根治のためには、こそから変えていかなければなりません。それはあなたの歩き方であり、姿勢であり、履いている靴であり、さらには毎日の足のお手入れです

・いうまでもないことですが、医療者側の努力だけでは限界があります。あなた自身の意識の改革と、毎日のセルフケアが必要なのです。

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