抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

発育発達に合った指導を心掛けよう!

2022年12月12日 20時43分00秒 | 指導者
どうも抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。

先日サッカーあそびスクールの隣で行われていたキッズ指導が、横目で見た程度でもちょっとビックリしたので、ここで紹介します。

キッズリーダーインストラクターとしてもキッズプログラムが浸透していないことを反省しました。


幼稚園児6〜7人で
ガッツリコーチというより
子ども達のお父さんって感じの人たち数人

練習のはじめは大きな声で
「お〜ねがいしま〜す」
可愛いもんですね

いきなり整列してのランニング
途中で
「〇〇くん、さきにいったらダメたんだよ〜」
さらにコーチを追い抜く子がいると
「コラ、みんなで揃ってないとダメじゃないか」
とダメ出し

次は
「体操だぞ」
「いち、に〜、さん、し〜」

久々に見た
ラジオ体操のような体操

その後は
キレイに並べたコーンを避けたり
ボールフィーリングなど
ここま列に並んで順番に

ここでも
「〇〇上手いな〜」
「〇〇、みんなと違うぞ!〇〇のを見てみろ!」
ダメ出し&比較

みんな揃ってないと
気になっちゃうんですね
大人が

次に1対1のドリブル突破
ここも、やっぱり列に並んで順番に

寒空で後ろの子は
「〇〇がんばれ〜」
と応援

そして
大人のダメ出し

やっと最後にちょっとだけ試合をしてました。

何だかな〜

驚いたのは、
この流れで進んでいっても
子ども達は一切文句言わないんですよ
何も言わずに進んでいく

うちの園児達なら
「コーチ〜、試合まだ〜」
とか
「鬼ごっこやろう!今日はバナナ鬼ね」
とか
もう毎回うるさいですよ

小さな子ども達ってそういうものなんです


ところで、
隣のコートをそんなに見てるなよ
って思うでしょ

うちの子達は
コーチ見てなくても
どんどん進められるんで
大丈夫なんです
小学生高学年ですしね。
半分以上の時間ゲームですし
小さい頃から、
そんな流れでプレーしてますから


どんな流れで
どんなプログラムで進めるかも
もちろん大事ですが
それよりも大事なマインドの部分

特にキッズ年代(10歳以下)は注意してほしい

①ますばサッカーを楽しむ!
そのために、とことんプレーする
順番待ちしてると回数減ります

②他人と比較しない!
褒めるのは良いことですが、
誰かと比較してはいけません。

③大人がコントロールしない!
先回りして何でも教えて
ルールを守ることばかりしてしまうと
自分で考えなくなります。
一番危険なのは
何でも言うことを黙って聞いている風な子どもです。

サッカーは少年を大人にし
大人を紳士にする
ーデッドマール・クラマー

これは「日本サッカー界の父」と言われたクラマー氏の言葉です。

サッカーをプレーすることで
子ども達は大人になるための学びがある
ということを伝えています。

大人が強制して
子ども達を大人にすることではありません。

日本サッカー協会が
キッズプログラム作成したのは2003年
ワールドカップ2002日韓共催の翌年

まだまだ浸透していないですね

子ども達は発育発達段階に合わせた指導が必要です。
幼稚園児と小学生では大きく違います。

もっと言えば
年長園児と年中園児も違うんです。
年齢差はたった一つですが

もっともっと子ども達の様子を見て
楽しんでいるか?
子どもらしい表情か?
夢中になっているか?
そんなところに注目してほしい


私自身も
今後は悩んでいる指導者や
経験の浅い指導者の
助けになるような活動してもしていきたい
そんな思いを強く持ちました。

もし
話を聞いてほしい方や
何かアドバイスほしい方が
いらっしゃいましたら
お力になれると思いますので
ぜひご連絡を!

では、また。

コメント
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