今回もマネジメントの関係で恐縮ですが
昨日、建設業関連の研修会で、講師をさせて頂きました。
今回も「ビジョン」についてワークをしました。
マネジメントの講座は世間でも数多く実施されていて、企業家セミナーなど実践に則すことを目的に実施されていますので、結構知っている人は多いです。
ただ、残念なことに、「ビジョン」についての理解は低く、学んだ分析手法が全て空転する結果となっているようです。
「ビジョン」を、私の目標、私の夢 、 わが社の・・と 定義されることが多いです。 間違いではありません。
ただし、自分がしたい事を決めるプロセスで、現在からN年後に向けての環境を分析した時に、課題が発見され、その課題はだれが・どのように困っているのかを把握し、その課題を解決する事を自分の夢としてビジョン化出来るか否かが、鍵となります。
自分のしたい事、自分が良いと思う事が、本当に周りの人にとって必要なことであり、喜んでもらえる事なのか、よ~く考えるべきです。
「ビジョン」とは、今の自分がN年後に、誰がどのように喜び、感謝されているかを創造する 自分の仕事の意味であり、会社の意味であり、自分の人生の意味でもあります。
マネジメントを実施するうえで、一番重要な「方向」だとも言えます。
この「ビジョン」が、規模の大小に係わらず、この世の中で必要なものでないと、評価出来ないモノとなるでしょう。
「ビジョン」を語る時、”私の”、”わが社の”のでは無く ”誰かの”幸せを願う目標であるべきであり、あって欲しいです。
各マネジメントの講師の皆様へ
是非、ビジョンについて丁寧に伝えてください。
常に、ビジョンを横に置き、各種分析がビジョンと照らし合わせて実施するものであることを丁寧に伝えて頂きたいと思います。
私も機会があれば、「ビジョン」を持つ 幸せを伝えていきたいと思っています。
(参考)
「島根県サッカー協会のビジョン」は ”S宣言” 「島根スタイル=ワールドスタンダード」
「島根スタイル」とは:
サッカーを通して子どもからお年寄りまで、スポーツの楽しみを知り、より良い健康生活を送れること。
それが、日常のライフスタイルとなる地域の創出。
島根発の取組みが世界が目指す、地域づくりの基準となるよう活動する。