事務局長の生活

一般社団法人島根県サッカー協会事務局長の日常業務を通し、取組み等、皆さんにお伝えします。

気がつけば猛暑!  ご無沙汰です。 南アフリカの言葉を一言「ウブントゥ」

2010-07-22 15:33:43 | マネジメント

皆さん 熱波に体を痛めてはいませんか?
ワールドカップから猛暑へと 眠れぬ夜が続きます。
私は先日、totoの第一 四半期報告書の提出が終わりホッとしているところです。
7事業申請して多額の補助金をいただけるのですが、その分報告業務も大盛り7杯でして、お金とは大事にしないとバチが当たると本当に感じています。

さて、そんな中でも本は読み続けています。
先日読み終わった本を紹介します。

ワールドカップ期間中で「南アフリカ」の文字につられて読んだものです。

職場をしあわせにするウブントゥ――アフリカの知恵がもたらす、信頼と感謝のチームワーキングスティーヴン・C・ ランディン,ボブ・ネルソン早川書房このアイテムの詳細を見る



「ウブントゥ」
ネットで調べると コンピュータ用語ばかり出てきます。
Linaxと言うマルチタスクOSの製品名として使われているのですが「みんなをつなぐ」という気持ちを込めて付けたようです。

この「ウブントゥ」は、現在の社会生活、会社経営において学ばなければならない考え方です。
一般的にコミュニケーションとかグループワーキングは、表面の見えている行動は出来ているように見えても、内面で、相互の尊厳が無いまま実施していて結果に結び付かない問題が多々あります。
この問題に対し「ウブントゥ」がヒントを与えてくれます。

本の中で「ウブントゥ」について色々書いてありますが、その中で下記内容は、難しいですが実施すべき内容だと感じています。

第1段階は、人をありのままに認めること。
第2段階は、人がやったことを認めること。

上司、同僚は 会議でも他人の意見に対し、批評をします。

「たしかに、そのやり方でもいいと思うが****の問題が出たり、***の結果が出たりするので・・・・・」 と

あたかも自分の意見のつもりなのでしょうが、批評をし、自分の具体的な意見を言いません。
会議は、人の意見を非難する暗い、後ろ向きなものとなります。

自分に都合の良い結果が全てで、何を考え、何故そうなったのかを知ろうともしない環境。

最後まで、自分の考えを言い切らない集まりは、わだかまりばかり
自分を認めてもらいたい欲求ばかりの環境となります。

相手を認めることから、自分を知ってもらえるのに 何故 自分にとって良い結果のみを求めてしまうのか。

「ウブントゥ」には、南アフリカの広い大地で生活する人々の生きていく人間の原点としての思想がありました。

アメリカ社会と対比した物語風のビジネス書ですので、ちょっと日本人には理解し難い面も多々ありますが、ワールドカップの年ですので、南アフリカの文化に触れる気持ちで読んでみてください。