事務局長の生活

一般社団法人島根県サッカー協会事務局長の日常業務を通し、取組み等、皆さんにお伝えします。

見たもの

2005-09-11 10:03:21 | Weblog
岡山で行われている国体少年男子の部のマッチコミッショナーをして帰りました。
今年の大会を見て、今まで以上に感じたのは、高校の部活の選手と、クラブチーム
の選手の違いでした。
とにかく個人スキル能力に歴然の差があるのです。
今年インターハイで優勝した青森山田高校単独の青森県も一回戦で敗退しました
し、国見高校中心の長崎県は、浦和レッズユース中心の埼玉県に1-6と大敗
でした(1名退場者が出ましたけど)、個人スキルが違いました。
又、クラブによっても差があることも感じました。
広島県代表は、チームとしては安定してます、個人個人が基本に忠実で丁寧で、
教科書のようでした。しかし東京都代表は一見バラバラなのですが、アイデアが
豊かでしたし、愛媛県のディフェンスがボールを奪うことが出来ません。
タックルしてもビクともせずに、弾き飛ばすように3人いっきに抜き去ります
(小柄な選手です)ボールをタッチする際の足の角度がすばらしいです。
一人の選手が局面を打開してしまいます。
将来のプロ選手とはこのようなレベルの中から選ばれる、更に高い位置にある
ことを見ました。
戦術では防げない、1対1の勝負の時点でチームの決着が見えてしまいます。
2回戦で敗退した、愛媛県の監督が、少しの差だが、埋めるのに長い時間が
必要だと、メディアにコメントしていました。
全てのプレー、意識等々、多くの少しづつがあるからだと思います。
12歳までに習得必要なこと、15歳までに必要なことが、それぞれの年代で
達成し、解決されていないと高校段階での解決は不可能だと言う事です。
キッズ段階から、理想の選手像を描き、全ての種別の全てのチームが思いを
同じくし、今すべきことは何なのかを整理しなければ、差はさらに広がる事と
なるでしょう。
そんな会話をしませんか。
次は、ビジョンについて話したいと思います。