映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(バーチャル・ツアー)(4)「白骨温泉」

2006-08-16 00:08:19 | 旅 おでかけ
 「氷壁」の二人がこの温泉を訪れたとは書いてはありませんが、近くにあるそうですので立ち寄って見ました。
 写真は昭和初期に出版された本に掲載された白骨温泉です。
 この本の説明では
<この温泉は松本市の西方四十四キロの飛騨境にあり、北に焼岳、西南に乗鞍を望む温泉で交通不便にも拘わらず昔から広く知られている>と記されています。同書によれば中里介山の「大菩薩峠」の舞台にもなって有名になったそうです。
 町の一角にはこの温泉をこよなく愛したと云う若山牧水と、中里介山の文学記念碑が建てられています。
 かっては交通不便だったこの温泉も、スーパー林道の開通などで交通の便も良くなり、今では人気も高くて「3日入れば3年は風邪を引かない…」と云う「伝説」まで生まれたとか云います。
 白濁した湯が特徴だそうですが、今はどうですか…??
 現在の案内書に掲載されている写真でも、<落葉樹林の中に木造建築が並ぶ温泉街>と云う説明がついているので、雰囲気的にはあまり変らないと思います。
 
 この温泉のキャッチ・フレーズ
   春…瑞々しい季節の始まり 
   夏…吹き渡る涼風 
   秋…黄金色から紅葉
   冬…純白の幽玄な世界、
 四季の移ろいを実感出来そうな
「いでゆ」と云う古風な表現が、ぴったりしそうな…
 こんなことを書いているうちに、この温泉に本気で行ってみたくなりました。

   白骨温泉

(バーチャル・ツアー〕(5)「松本・上高地・穂高」

2006-08-16 00:07:38 | 旅 おでかけ
 地形や位置関係を知るためにに地図を掲載しますが、昭和初期時点の地図ですから交通状況など多少の違いがあると思います。
 しかし地形自体は変化はないと思います。

 現在の「焼岳」の位置に「硫黄岳」と記載されているなど、昔と現在とでは位置と呼称が振り変っていることに注目して下さい。
 後で再度触れることになると思いますが、ひょっとしてこの二つの山は同じ山…?と云う、私の不思議な疑問について答えるように、深田久弥氏が名著「日本百名山」の中で明快に書いていられました。
 
 「白骨温泉」は地図には書いてありませんが、松本の西南方向で乗鞍岳の山麓になり、そしてあの野麦峠の北方あたりになります。