道路が分岐してたり、交差してたりすると
手前で案内表示が出てるんだけど
そこに表示された地名や道路の番号に、妙に「心がときめく」
「ときめく」と同時に「誘惑」される。
そんな「誘惑」に素直に従って走ってみるとどうなるのか
以前から一度試してみたかった。
○
ボクの家はちょうど平野と山地の中間にあって
西に行くと平地で街が広がっている。
東はというと奥三河高原そして信州伊那谷へと続く山並。ワインディングの宝庫だ。
だから、ここはやはり東の山並に分け入って行こうと思う。
スタートは国道473号線。
この道はクネクネと三河の山中を抜け、幾度も他の国道と合流しながら
最終的に静岡県の大井川にぶち当たって、その河口の町「牧之原」まで続く。
この道をたどるだけでも一日十分楽しめるんだけど今日はダメ、
途中でコロコロ気分に任せて「あみだくじ」みたいに進んでいく。
○
「樫山」で「作手(つくで)」へいく県道37号線(岡崎清岳線)に乗り換える。
渓流に沿った道は大きなアールのカーブでずんずん山深く進んでいく。
このまま本宮山に登って……とか考えてたら
「千万町」と出る。
これ、町名じゃなくて字名、「ぜまんじょう」と読む。
ね、行きたくなるよねぇ。何が千万なのか、知りたいよ。
で入ったのが県道334号線(千万町豊川線)。
これが驚きの快走路。
勾配はちょっときついけど山の中へぐいぐい分け入る。
ひとしきり登りつめるとパッと開けて、ふいにT字路にぶつかった。
左へ折れると元に戻りそうなので、
右へ進んだ(県道333号線切山夏山線)。
どうやらここが「千万町」らしい。
狭い谷に沿った十数件の集落と田畑が広がる。
茅葺屋根の家屋なんかも見られる、なつかしい日本の山里。なんとも素朴だ。
道路は相変わらず快走路。もうひと山越えて国道301号線に出た。
左は豊田、右は新城と表示されている。
ここまで右→左→右とたどってきたので左に進むことにする。
なんだかほんとに「アミダ」っぽくなってきたぞ!
○
301号を走りながら、この先どうしようか考える。
「黒板」で国道473号に乗り換えて(右折)足助方面に向かった。
このままじゃあ面白くないなーと思っていると
「加茂広域農道」を思い出した。
「神殿」で県道363号線へ左折してちょこっと行き
すぐに「加茂広域農道」へ入るため右折した。
この道路はとても良く整備されているけど
全線に渡ってハンパないアップダウンの連続。フラットなところなんて皆無だよ。
道に沿って両側にカエデが植えられていて秋はとてもキレイなんだけど
下り急勾配のアプローチが多くてあんまり景色は楽しめないかな。
それでも走り自体は楽しめるから「あり」だと思う。
国道420号線にぶつかって左折。
なんかほんとに上手く右・左・右・左と進むな。
○
「足助」で国道153号線に入る(右折してね)
バイパスができたから市街はすいている。
「鷹の爪カーブ」の先でバイパスに合流して進んだ。
週末はこの道路はかなり混雑する。
ずっと先までクルマが連なってのろのろの流れ。
県道19号線(土岐足助線)に折れる。
谷筋に大きな橋が架かったりして
このルートも快走路になったもんだ。
山間を進むので陽が遮られるところが多く涼しい。
矢作川上流の街「小渡(おど)」へ出るために
谷を降りていく部分だけ道が狭い。
でも、1kmくらいだから一瞬だね。
○
矢作川に沿ってハイスピードで流す。
矢作第2ダムの手前で道は矢作川を離れ
途中ですごいことになっている谷があった。
あの岩の塊はいったいいつあそこにコロがったんだ?
写真じゃあわかりにくいけど10mは軽くあるよ。
木や草が生えてるからもうずいぶん経つんだろうなー。
○
「明智」の街に入って国道363号線にあたった。
ここまで右・左・右・左と繰り返してきたんで
国道363号線は何度も走ったことがあるけど
ほんとに全線にわたって良く整備されていて走りやすい。
瀬戸ではMAGロード(東海環状道)に接続しているし
恵那・中津川では中央道につながっていて
ツーリングには最適なルート。
もっとも岐阜県は県道の整備がとても良いので
もっと時間があるときは県道をつないで走ったほうが断然!面白いけどね。
というわけで、363を爆走して進み
「大川」から県道20号線(瑞浪大野瀬線)に右折。
おーーーーーーーーーっと
ここはもしかして……
アソコの近くじゃん!
大好物の県道66号線に出ちゃった!
でも順番でいくとココは左折なんだよなー
エイっと
いうことで
アミダ走りの果てに辿り着いたのは
ここでした
いつもの「道の駅らっせいみさと」
蕎麦でも喰っていくかー!
PS:「らっせいみさと」のマワシモノから耳寄りな情報
「らっせい」は月曜日が定休日だけど特別に
8/11・8/18の月曜日は営業してるよ