Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

シェニア、ライプツィヒに@Deutschland

2014-12-31 04:37:34 | 選手(Spieler(in))
メッツィンゲン(TusSies)のドイツ代表、シェニア・ミネフスカヤ(Shenia Minevskaja)は来シーズンからライプツィヒ(HCL)に2年間の契約を結びました。
選手の移籍に対する話題はシーズン真っ只中の年末あたりから徐々に専門誌や各サイト上などに公表されますが(誰がどこに何年契約を締結したといった)、テューリンガー(Thüringer HC)から現在のメッツィンゲンに移籍した昨シーズン、リーグ得点ランキング1位(239点)に輝き、今シーズンはレヴァークーゼン(Elfen)から右ウィングのドイツ代表マレーネ・ツァップ(Marlene Zapf)やギェッピンゲン(Göppingen)からGKのオランダ代表ヤスミナ・ヤンコヴィッチ(Jasmina Jankovic)などを加え、一気に優勝候補の一角を担うようになったチームからの移籍だけに、この話題は結構驚きました。
92年に現ベラルーシの首都ミンスクで生まれ、父親のアンドレイ・ミネフスキー(Andrei Minevsky)さんはEUN代表として参加した92年バルセロナオリンピックの金メダリストで、母親のスヴェトラーナ・ミネフスカヤ(Swetlana Minevskaja)さんは旧ソ連代表で2回世界チャンピオンに輝いたという、両親は凄い経歴を持っています。
以前どこかの試合会場でアンドレイさんを教えてもらったことがありますが、小柄な方でした。
スヴェトラーナさんは少し前までブンデスリガでもプレーしていたので(プレーを見たりお会いしたことはありませんが)、顔は知っています。
そういった遺伝子をしっかりと受け継いだシェニア。
次はシェニア本人がどんな栄誉をつかむのか、楽しみにしているのです。
そのシェニアは182cmの左バックで、初めて会ったのは僅か3シーズン前のことでした。
当時はテューリンガーに所属していて、この時はベンチ外でしたが、試合後にzusammenで写真を撮らせてもらいました。
ドイツ人とはどことなく違った顔立ちで、ロシア人形のような表情が印象に残っています。
今シーズンは10試合を終えて86点と、同じくドイツ代表のキム・ナイドツィナヴィシゥス(Kim Naidzinavicius)に13点差をつけてトップです。
現在のメッツィンゲンは6勝1分3敗の4位で総得点は277点、ライプツィヒは6勝0分3敗の3位で272点。
メッツィンゲンは期待通りの成績を残していますが、ライプツィヒはテューリンガーと共にチャンピオンズリーグにも参加し、メインラウンドではグループ1に組み込まれて2勝0分2敗の3位と、昨シーズンよりもいい成績が期待できるものの、ブンデスリガではなかなか勝ち運に恵まれないこともあり、来シーズンのシェニアの加入は大きなプラスになることは間違いないと思います。

全てドイツ語で...@Deutschland

2014-12-28 03:23:56 | チーム(Mannschaft)
今年のイースター連休、Neckarsulmで行われたU20WM予選に続いて、来年4月にはRegensburgでU19EM予選が行われます。
本大会は7月23日~8月2日スペインで行われ、昨年のEMで1・2位となったスウェーデンとロシアは予選が免除され、開催国スペインを除く残り13ヶ国を予選参加29ヶ国で争います。
グループ1
 モンテネグロ
 オランダ
 アイスランド
 マケドニア
グループ2
 ノルウェー
 チェコ
 リトアニア
 フェロー諸島
グループ3
 ルーマニア
 スロヴァキア
 セルビア
 コソボ
グループ4
 デンマーク
 ポーランド
 ベラルーシ
 ウクライナ
グループ5
 ポルトガル
 フランス
 ギリシア
 イスラエル
グループ6
 クロアチア
 スロヴェニア
 ブルガリア
グループ7
 ドイツ
 オーストリア
 スイス
  4月17日 スイス対ドイツ
  4月18日 オーストリア対スイス
  4月19日 ドイツ対オーストリア  
グループ8
 ハンガリー
 トルコ
 フィンランド
ドイツは今回も3ヶ国のグループに配属されました。
しかも、偶然にも全てドイツ語を公用語とする国となり、とても珍しい組です。
年齢枠のある大会ですから、どのチームも当然のことながら毎年メンバーは総入れ替え。
もちろんドイツもネッカーズルムの予選に出場した選手は一人も含まれません。
96年以降に生まれた選手ということで、元西ドイツ代表Andrea Bölkさんを母親に持つEmilyとビーティッヒハイムのAylin Bok、ライプツィヒのジュニア(3部ブンデス東地区)が主ですが、ブンデスリガだけでなくチャンピオンズリーグにも既に出場しているライプツィヒのNele Reimerを攻撃の柱に、そして守りの要GKには今シーズンからファーストチームに正式に昇格した同じくライプツィヒのWiebke Detjenなどを中心としたチームになるのではと思います。
何か今からもうワクワクしてきます。

首位争いは、どことなく優雅な...@Deutschland

2014-12-27 05:31:15 | チーム(Mannschaft)
16チームで構成されている男子の3部東地区ブンデスリガは各チームほぼ半分を戦いました。
首位は1部に所属しているマグデブルグ(SC Magdeburg)のセカンドチームで13勝1分1敗。
次いでドレスデンにチームがあるエルブフローレンツ(HC Elbflorenz)の13勝0分3敗。
両チームの戦いは今月7日、マグデブルグのヘルマン・ギーゼラー・ハレ(Hermann-Gieseler-Sporthalle)で行われ、23-34と大差で負けてしまいました。
エルブフローレンスですが、イタリアのフローレンス(Florence){現地イタリア語のフィレンツェ(Firenze)}を思い起こさせる、どことなく優雅な名前が印象的で観戦に行きました。
なのでとても馴染みがあり、嬉しい知らせです。
チームのトレーナーはかつて東ドイツ代表で155試合に出場したペーター・ピザル(Peter Pysall)さんというのがとても懐かしいところです。
06/07シーズンから4シーズンはザックゼンオーバーリガ(Oberliga Sachsen)で11位、8位、3位、2位。
10/11シーズンから2シーズンはミッテルドイチェ・オーバーリガ(Mitteldeutsche Oberliga)で2位、1位。
毎シーズンランクは上昇し、12/13シーズンからは3部ブンデスリガと、待望の"ブンデスリガ"入り。
そこでも10位、5位と更にランクアップし、今シーズンは半ばとはいえ首位争いを繰り広げるまでになりました。
"WOCHE"でも毎週3部の記事では真っ先にエルブフローレンツの試合内容に目が行くので、今から気が早い話ではありますが、来年5月が気になるところです。
年内はこれで終了し、次は1月24日に2勝2分12敗と最下位のロク・ピルナ(ESV Lok Pirna)と、マグデブルグは3勝0分12敗と15位のケテン(HG Köthen)とのザクセン-アンハルトダービー(Sachsen-Anhalt Derby)となっています。

また来年@Deutschland

2014-12-26 05:38:12 | 風景・町の様子(Stadt)
1ヶ月にわたって全国各地で開催されているWeihnachtsmarkt(クリスマスマーケット)。
"クリスマス"なのに25・26日のクリスマス連休を前に終わります。
通りはたくさんの人たちで賑わう中、このクリスマスマーケットが行われている広場に行くと片付けの真っ最中。
何か『夢』から『現実』に戻った感じがしました。
また来年まで。

1年後の@Deutschland

2014-12-22 05:07:12 | 風景・町の様子(Stadt)
ヨーロッパ選手権はノルウェーが2大会振り6回目の優勝を飾りましたが、第1ラウンドのグループCでは1勝0分2敗の4チーム中3位、次いでメインラウンドグループⅡでは1勝1分3敗で6チーム中5位に終わってしまいました。
個人ランキングとしてはチーム得点トップの右ウイング、スヴェーニャ・フーバー(Svenja Huber)は全体で23点の24位、次いで左ウイングのアンジー・ゲシュケ(Angie Geschke)は19点の36位、18点で40位の左バックのナドゥヤ・ナドゴルナヤ(Nadja Nadgornaja)となっています。
得点ランキングはもちろん試合数に直結するので、6試合で終わった今大会はノルウェーやスペインなどと比べて2試合少ないというのは大きなマイナスではありますが。
GKのセーブはカッチャ・シュルケ(Katja Schülke)が39%の3位に入ったのは大健闘で、クラーラ・ヴォルテリング(Clara Woltering)は29%の16位でした。

本大会とは別に、来年12月4~20日にデンマークで行なわれる世界選手権ヨーロッパ地域プレーオフの組み分け抽選がヨーロッパ選手権最終日の午後、ブダペストで行われました。
その結果対戦相手はロシアに決まりましたが、第1ラウンドのグループAでは0勝1分2敗の最下位に終わり、メインラウンドに進めなかった屈辱があるだけに、ドイツ以上に巻き返しは必至と思われます。
プレーオフは来年6月に行われます。
ヨーロッパ選手権ではズーザンやザスキアなどの負傷で思ったような結果が残せませんでしたが、世界選手権はベストの状態で臨んでほしいものです。
抽選の結果
 フランス対スロヴェニア
 ドイツ対ロシア
 セルビア対ルーマニア
 オランダ対チェコ
 ウクライナ対ポーランド
 モンテネグロ対アイスランド
 オーストリア対ハンガリー
 スペイン対スロヴァキア
 クロアチア対スウェーデン

アニタとカトリーヌ@Magyar og Norge

2014-12-21 02:42:27 | 選手(Spieler(in))
17日に行われたメインラウンドグループⅠの最終戦、ハンガリーとノルウェーの対戦はハンガリーの現在世界最高選手とも言われているアニタ・ゲルビッツ(Anita Görbicz)とノルウェーGKカトリーヌ・ルンデ・ハラルドセン(Katrine Lunde Haraldsen)のジェール(Győri Audi ETO KC)でのチームメイト同士の対戦が見られるものと思っていました。
しかしながら二人とも結局、残念なことに大会には登録されていません。
大会プログラムを見ると、アニタは最初のエントリーにはノミネートされているだけでなく、2ページにわたって記事が載っていますが、カトリーヌは最初からエントリーされていません。
アニタを見たのは確か00/01シーズンのチャンピオンズリーグで(それ以前のヨーロッパ選手権か世界選手権だったかもしれません)、その試合は相手のクリムにお目当ての選手がいたこともあってアニタのことは覚えていません。
ジェールのホームにはチームの歴史を偲ばせる写真が何枚か掲示されていて、その中には若手時代のアニタも何枚か見ることができ、今とちょっと違う雰囲気に何となく別人を髣髴させられます。
プログラムを見ると公式国際試合で997得点は最初に登録された各チーム28人の中でトップで、(出場していれば)初戦のロシア戦で記念の1000点を見られたことはほぼ間違いありません。
それだけに多くのファンはそれを逃しただけでも残念だと思います。
対する02年に代表デビューし、これまで241試合に出場し3点を挙げているカトリーヌを初めて代表で見たのは01年と本人に話したところ(昨シーズン)、「その時は双子の妹クリスティーヌで、私は出ていない」と言われました。
当時双子と言うのは知っていましたが、二人とも出ていたと勘違いしていました。
となると、03年クロアチアか05年ロシアでの世界選手権の可能性が高いですが、それ以前のような覚えがあります。
二人とも共にいつだったのか、今はすぐに思い出すことができません。
1年前の世界選手権では同じ日にハンガリーとノルウェーの試合を観戦し、二人は出場したもののハンガリーはセルビアに、ノルウェーはブラジルにそれぞれ敗戦したため、その時も対戦は実現しませんでした。
なので、この二人の"チームメイト"としての対戦の観戦は実現不可能で終わったのかもしれません。
でも昨シーズン、チームメイトとしての試合をホームで観戦できただけで良しとするしかありません。
ハンガリーは5/6位戦でフランスに敗れてしまいましたが、ノルウェーは今回もファイナル進出です。
試合は明日の18時から、相手はスペインです。

ブダペストに進めず@Deutschland

2014-12-20 05:57:53 | 試合(Spiel)
ヨーロッパ選手権は初戦、オランダに3点差で負けたのが始まりで、予選ラウンドでは結局1勝0分2敗と4チーム中考えたくなかった3位。
続くメインラウンドではフランスに24-24と引分、最終のスロヴァキア戦ではこれまでの鬱憤を晴らすような36-22という戦いでしたが、結局クロアチアで大会を終了し、念願のブダペストに進むことはできませんでした。
最も得点が期待できるズーザン(Susann Müller)は大会前からの負傷により僅か1試合の出場で5点に終わったことが大きく、大会中に負傷したザスキア(Saskia Lang)は診断の結果、全治4ヶ月の重傷で、U20から昇格したズィーニア(Xenia Smits)は出場の機会が少なく、僅か1点に終わりました。
また初戦の出だしに得点を連発したシェニア(Shenia Minevskaja)はまだスタッフからの全面的な信頼を得られていないのか、最終的にチームで13番目の出場時間に終わるなど、各選手だけでなく自分にとってもかなりショックな大会となってしまいました。
ヨーロッパ選手権は今回で11回を数えますが、94年自国で開催された第1回に2位となったものの、その後は3回の4位(96・06・08年)を除くとそれ程目立った成績を残せていないのが実情です。
今回もファイナルに進出するノルウェーは実に7大会連続のファイナリスト(00年の6位を除き、全て3位以内)で、比較対象になりませんが、本当に素晴らしいの一言です。
願いは引き続き持ち越しとなってしまったので、年末に再会されるリーグとHCLとTHCが参戦しているチャンピオンズリーグ、ブックテゥーダーとレヴァークーゼンのEHFカップ、ブロムベルグのウィナーズカップを再び楽しみたいと思います。

大会プログラムの右下に"HANDBALL I LOVE YOU"と描かれてありますが、そうです。
自分はどうしようもなくこの素晴らしい"ハンドボール"が大好きですから。

相次ぐ怪我もあって急遽@Deutschland

2014-12-08 05:56:37 | 選手(Spieler(in))
リーグを5勝2分1敗の4位でオイロ(EM)ブレークに入ったBuxtehuder。
12/13シーズンを持ってキャリアを終えたシュテフィ(Steffi..Stefanie Melbeck)が急遽復帰しました。
チームメイトのイザベル(Isabell Klein)、ヤナ(Jana Podpolinski)、フリーデリケ(Friederike Gubernatis)、シュテファニー(Stefanie de Beer)、ヨセフィーヌ(Josephine Techert)、ランディ(Randy Bülau) と、まるで祟られているかのようにバックプレーヤーが次々と負傷。
ドイツ代表223試合で483点という輝かしいキャリアを持つサウスポーのシュテフィー。
かつてビーチハンドでもドイツ代表になるなど、177cmと長身ではありませんが、右バック及び右サイドとして、ホームチームだけでなく代表チームでも貴重な選手として長く活躍しました。
初めてシュテフィーに会ったのは代表入りする前年、97年のことです。
思えば長いものです。
特に代表入りしてからはいつも色々なお願いをしていました。
キャリアを終えて出産したシュテフィーに対し、おめでとうという思い、それとは別に(もうコートで見ることができない)寂しい思いとが交錯していましたが、今年1月ブックテゥーダーに観戦に行ったときには元気な姿のシュテフィーが声を掛けてくれ、少しはそんな葛藤が吹っ切れました。
その時はまさか再びコートに戻るなんて思ってもいなかっただけに(本人もそうだったかもしれません...もちろんそれは定かではありませんが)、また今回の復帰はチーム事情にも関連するだけに限定的ではありますが、それでも嬉しい気持ちでいっぱいです。

 ※EM前のテストマッチでは結局ルーマニアに連敗。
  負傷者もいる中、不安ではありますが、できる限りやってほしいです。
  明日8日はオランダとの初戦、試金石となりそうです。