1部男子で22/23シーズンまでの最多勝利はTHW Kielの1023勝。
次いでSG Flensburgの787勝、TBV Lemgoの659勝、VfL Gummersbachの656勝、SC Magdeburgの642勝、TV Großwallstadtの525勝で、これら6チームが500以上の勝利を挙げています。
とりわけKielの1023勝が光りますが、これを追い越すチームは未来永劫に亘っても現れないのではないかと思います。
本日終了時点で今シーズンは今一つ調子に乗らないKielは3勝0分2敗の5位で、Flensburgは2勝2分1敗の6位、Lemgoは2勝1分3敗の11位、Gummersbachは1勝1分3敗の14位、そしてMagdeburgは4勝1分1敗の3位と唯一健闘しています。
旧東ドイツのチームがBundesligaに"転籍"したのはMagdeburgのみで、再統一が行われた91/92シーズンからですので、歴史の浅いチームです(クラブ創設は1955年)。
旧東ドイツリーグ(Oberliga)で初のチャンピオンに輝いたのは76/77シーズンで、トータル9回チャンピオンに輝きました。
一方女子はBayer Leverkusenの641勝で、Buxtehuder SVの457勝、HC Leipzigの436勝が続いています。
Leverkusenはここ数シーズン5~9位と、中位ランクの成績が続いていますが、60年台半ばから20年近くは栄光の時代で、ヨーロッパカップでも活躍していました。
Buxtehuderはリーグチャンピオンに輝いたことがなく、国内タイトルはDHB Pokalのみというのが、それだけ安定した成績を維持していることの裏付けにもなります。
LeipzigはMagdeburg同様、旧東ドイツからのクラブで、60年代半ばあたりから国内の強豪クラブの地位を築き上げ、Bundesligaでは6回のリーグチャンピオンに輝きました。
ただ16/17シーズンに起こった財政問題によりリーグライセンスの剥奪が起こったため、それまでの若手によるセカンドチームがファーストチームに"昇格"。
限られた予算の中でここ数シーズンは2部の中位で奮闘していますが、それが精一杯のようです。