Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

スポンサーがない@Deutschland

2012-10-23 05:31:31 | チーム(Mannschaft)
今シーズン1部に昇格したVulkan-Ladies Koblenz/Weibern。
昨シーズンまではTuS Weibern 1920 e.vとして、05/06シーズンから2部に所属しているチームでした。
創設は名前の通り1920年と、なかなか伝統のあるクラブです。
Weibernは西部のラインラント・プファルツ州(Rheinland-Pfalz)にある1500人程度の本当に小さな町です。
試合会場も町の600人収容というホールで行なっていました。
昨シーズン2部で22勝1分7敗の2位になって、04/05シーズン以来の1部に昇格しました。
チームはこの小さな町で試合を行うのではなく、ライン川沿いのコブレンツに会場を求め、チーム名も新たに"Vulkan-Ladies(火山の女性たち) Koblenz/Weibern"としてスタートを切ることとなったわけですが、一つ大きな問題が起こりました。
それはチーム運営に非常に大きなスポンサーです。
ユニフォームは右胸上部にメーカーの名前、左肩にはメーカーロゴと女子ブンデスリガのワッペン、左胸上部にはユニフォームナンバー。
背中にはユニフォームナンバーに、チーム名のVULKAN-LADIESのみ。
つまり町のスポーツショップで買った(実際は違うと思いますが)Trikotにブンデスリガのワッペンと番号、そしてチーム名と、わずか4つを加えただけのものを着て毎試合対戦している(ことと同じ)わけです。
もちろん、昨シーズンまでは他のチームと同様、スポンサーマークがついたユニフォームを着ていましたし、普段(スポンサーマークがついている)様々な他のチームのユニフォームを見ているだけに、(このWeibernのユニフォームは)物寂しいというか、痛々しさを感じてしまいます。
試合会場となっているSporthalle Oberwerthはライン川沿いという、なかなか風光明媚なロケーションにあります。
川側の隣が陸上・サッカー競技場で、周囲にはサッカーグラウンドやテニスコートがある、いわゆる一般的なスポーツクラブの敷地です。
入場料は10€で、シーズンパスもnur100€!というお手頃価格です。
現在は3勝0分4敗の8位、勝った相手は12位のBad Wildungen、11位のTrier、7位のBlombergで、逆に負けたのは4位のOldenburg、5位のFHC、9位のLeverkusen、10位のMetzingenとなっています。
今シーズンはまだ15試合もあるので何とも言えませんが、少なくとも来シーズンも1部で戦う順位を維持してほしいというのが願いです。
そして、他のチームのようなスポンサーマークがついたユニフォームを!

チーム一番は...?@Deutschland

2012-10-23 04:20:58 | チーム(Mannschaft)
今シーズンのTHW Kielのサインカード(Autogrammkarten)です。
もちろんサインは手書きで、裏は全面スポンサーの広告になっています。
データは生年月日、身長及び体重、それにポジションしか載っていません。
これによるとチームで一番の大型選手は、マスコットのHein Daddel。
マスコットはチームの愛称であるZebra(しまうま)なので、もちろん?サインなど書けるわけがありません。
でもこういったマスコットにもサインカードがあるということは、おねだりするファンっているのでしょうか?
ってお目にかかったことがないですし、自分自身はこれまでせいぜい写真をといったおねだりはありますが。
さすがにサインまでは・・・。
それにしても2.1m、200kgというビッグサイズは、さすがにこれだけの大型になるとキールのみならず、世界中のハンドボール選手を探してもいませんね。

ドイツっぽくない@Deutschland

2012-10-22 04:28:27 | 風景・町の様子(Stadt)
ここは何となく古代ローマの遺跡を髣髴させ、ドイツで最も古い町といわれている南西部に位置するTrier(トリーア)。
ライン河沿いの町KoblenzからMosel川に沿って、或いはフランス国境の町Saarbrücken(ザールブリュッケン)からも行くことができます。
ゲームメーカーのMaren Baumbach(マレン・バォムバッハ...久しぶりにSindelfingenで会ったときに愛らしい顔立ちは相変わらずでしたが、チームがStuttgart Kickersになった途端破綻してしまって、それからはブンデスリガの舞台に登場していないのが本当に寂しい限りです)ポストのAnja Althaus(アーニャ・アルトハォス=今シーズンからThüringer HC)、HCLに所属していたこともあるGKのAlexandra Gräfer(アレッサンドラ・グレーファー)などドイツ代表選手を抱えてリーグ優勝したのは早や10シーズン前のことだったTrier。
今は若手選手中心となってディフェンスが大きな課題で、現在1部の中で最多失点(総得点は7位)。
成績は12チーム中11位、初戦はMetzingen(メッツィンゲン)に1点差で勝った後、HCLやTHCなど上位相手には4試合連続して40オーバー失点の苦戦が続き、大変厳しいシーズンを送っています。
良く言えば、第一ラウンドでは現在上位6位チームとの対戦は終わっているので、折り返しまでの残り3試合は7位のBlomberg、9位のLeverkusen(本来はこの順位にいることがおかしいだけの力がある筈ですが、メンバーの入れ替わりが多く、ひょっとしたら今シーズンは厳しいことも予想されます)、12位のBad Vildungenで勝ち越しを狙えばまだ少しでも順位を上げることは可能です。
Trierは我が女子ハンドと男子バスケ(ブンデスリガ1部のTBB Trierは18チーム中現在4位)で持っていることもあり、何とかこの厳しいチームの財政状況を乗り切ってほしいです。
思えば以前観戦に行った時、ゲームプログラムは普通の印刷から製本化したものではなくて、カラーコピーのような印刷を綴じたものだったのが気になっていました。
そういえばこの町では、€硬貨から記念メダルを作ることができる観光スポットが何か所かあって(自分自身は2か所で作りました)、それは結構面白いです。

これまでの@Deutschland

2012-10-19 05:19:29 | 雑誌(Magazin)
グリートのお別れ試合のプログラムにはドイツ女子の国際試合数及び通算得点ベスト15が載っています。
これは旧東ドイツ代表選手も載っていて、試合数1位は唯一の300超えグリートの305で、ミヒャエラ・エルラーさんの285、ペトラ・ウーリツヒさんの282と続いています。
現役ではシュテフィー・メルベックの223がトップで10位です。
得点はグリートが群を抜く1579点、次いでカトリン・ミーッツナーさん(FHC フランツィスカのママです)が1095点なので、いかにグリートが凄いかがわかります。
現役ではやはりシュテフィーの483点で13位。8位のナディーネ・クラウゼ(741点)は結局昨シーズンで引退してしまったのが残念でした。
ナディーネはここ数年怪我に苦しみましたが、それがなければ900は超えて3位というのも不可能ではなかったかもしれません。
zusammenで写真を撮らせてもらったのはまぁいい思い出になりました。
けれど、引退してほしくなかったです。
所属するチームの試合をドイツだけでなくデンマークでも見ましたが、その時もすでに怪我でプレーはできませんでした。
そういったこともあってシュテフィーがどのくらい伸ばせるかを期待してていますが、ただ彼女はそれほど得点を挙げるタイプではありません。
丈夫で長持ちのシュテフィー、自分にとってはこれまで色々とプレゼントしてもらっている(『おねだりしている』というほうが正解ですが)し、まだまだ見ていたい選手です。

チェコ戦メンバー...mit Grit Abschiedsspiel@Deutschland

2012-10-18 05:24:20 | チーム(Mannschaft)
今回ドイツ女子はチェコとの2連戦を行ないましたが、初戦はMost、2戦目はLeipzigとお互いの国での開催でした。
チェコはドイツの隣国ですが、ICEやECといった特急列車を乗り継げば、LeipzigからMostへは3時間40分程で行くことができる近さです。
Leipzigでの試合は、昨シーズン限りで輝かしいキャリアを終えることになったグリート・ユラックのお別れ試合と銘打って行なわれました。
試合後のセレモニーではこれまでの国際試合数を番号にした特別なユニフォームを着たグリートやドイツ代表選手が手をつないでホールを一周したり、写真のゲームプログラムは普段より厚く、グリートの記録や記事が色々と載っていて保存版となりました。
って、何百冊以上はあるであろうこれまでのゲームプログラムは全て保存してありますが。
Tor
Jana Krause(Buxtehuder SV)20 / –
Katja Schülke(HC leipzig)79 / –
Clara Woltering(Buducnost Podgorica/MNE)139 / –
LA
Natalie Augsburg(HC Leipzig)40 / 65
Kim Birke(VfL Oldenburg)5 / 8
RL
Saskia Lang(HC Leipzig)14 / 14
Franziska Mietzner(Frankfurter HC)64 / 191
Shenia Minevskaja(Thüringer HC)2 / 6
Nadja Nadgornaja(Thüringer HC)28 / 106
Laura Steinbach(TSV Bayer 04 Leverkusen)73 / 116
RM
Angie Geschke(Våg Vipers HK Kristiansand/NOR)31 / 38
Anna Loerper(Team Tvis Holstebro/DAN)164 / 288
Kim Naidzinavicius(TSV Bayer 04 Leverkusen)5 / 7
Kerstin Wohlbold(Thüringer HC)24 / 51
RR/RA
Stefanie Melbeck(Buxtehuder SV)223 / 483
Isabell Klein(Buxtehuder SV)51 / 74
RA
Friederike Lütz(Buxtehuder SV)7 / 16
Marlene Zapf(TSV Bayer 04 Leverkusen)8 / 13
KR
Anja Althaus(Thüringer HC)197 / 432
Anne Müller(HC Leipzig)134 / 177
Luisa Schulze(HC Leipzig)28 / 30

帰りには@Deutschland

2012-10-18 05:18:10 | その他(Andere)
LeipzigやBad Langensalza方面などに行った帰り、時間の関係で乗るのがこのCNL(City Night Line)という寝台夜行列車です。
この列車はCanopus号で、PrahaからZürichまでといういわばEuro Cityの寝台列車版で、写真の車両はチェコ鉄道(ČD=České dráhy)です。
かつて一度だけ寝台を利用しましたが、終着駅なら安心して眠ることもできるものの、自分の最寄駅はまだ未明の暗い時間に停車なので寝過ごす恐れがあって結局寝付くことができませんでした。
そういったこともあって、それ以降は座席車を利用することにしました(料金も安くなりますし)。
一応座席車も座席は指定になっていますが、空いていればどこに座っても乗務員から別に何も言われませんでした(偶然かもしれませんが、自分の予約した席には既に他の人が座っていたので、自分も他の席に座っていました...まっ、結構空いていましたし)。

好きなスープの一つ@Deutschland

2012-10-17 05:00:48 | その他(Andere)
幾つか大好きなものはありますが、このトマトスープはその一つです。
そもそもトマトが大好きということもあって、風味がなかなか効いているのでとてもおいしいスープです。
これはライス入りで、パンだけでなく中華風の麺と一緒に食べてもなかなかあうので、よく買って食べていますが、MaggiはKochstudioという専門店があって、小腹がすいたときなどには買い物がてらに軽くパスタを食べて帰ります。
先日はあまりにたくさん買ったおかげかどうかわかりませんが、ちょっとしたお土産までくれました。、

ドイツ戦メンバー@Česko

2012-10-06 04:25:17 | チーム(Mannschaft)
現在女子のドイツはチェコと2連戦を行っていますが、以下はチェコのメンバーです。
brankářky(Torfrau):
 Barbora Raníková (DHK ZORA Olomouc)
 Lucie Satrapová (DHC Slavia Praha)
spojky(Rückraum):
 Hana Martinková (DHK Baník Most)
 Helena Štěrbová (HC Britterm Veselí nad Moravou)
 Hana Kutlvašrová (DHC Slavia Praha)
 Iveta Luzumová (Mios Biganos, Francie)
 Šárka Marčíková (HC Zlín)
 Pavla Poznarová (DHC Sokol Poruba)
 Klára Černá (DHC Slavia Praha)
 Martina Crhová (Kristianstadt HK, Švédsko)
 Tereza Kubáčková (DHK ZORA Olomouc)
křídla(Außen):
 Romana Chrenková (DHC Sokol Poruba)
 Kristýna Salčáková (HC Britterm Veselí nad Moravou)
 Jana Knedlíková (DHC Slavia Praha)
 Michaela Hrbková (DHC Sokol Poruba)
pivotmanky(Kreis):
 Petra Vítková (DHK Baník Most)
 Dominika Selucká (DHC Sokol Poruba)
 Iveta Matoušková (EKS Start Elblag, Polsko)
45のマルティナ・クルホーバ、イヴェタ・ルツモーバ、ポストのイヴェタ・マトゥスコーバ選手以外は全て国内クラブ所属。
かつての女子の強豪、スラヴィア・プラハからは4人しか選ばれていないように、チェコは今シーズンの男子チャンピオンズリーグには参加していませんし、全体的に男女ともあまり表舞台に見かけなくなってしまった(所属するWIHLは13チーム中現在2勝2敗の7位)のは、ヨーロッパの古豪の一つとしてはあまりに寂しいです。

ただチェコのモストでの初戦は23-30と、ドイツは出だしの4連続失点に始まっていいところなく敗れてしまいました。

7日は地元のライプツィヒでグリート・ユラックの引退試合が行われます。
女子でお別れ試合を企画されること自体とても珍しいですが、換言すればそれだけ偉大な選手だったわけです。
国際試合は305試合で挙げた得点は1579点。
肩がいうことを聞かなくなってしまって昨シーズン限りで引退となり、今回の試合が事実上のお別れ試合となりました。
彼女のキャリアハイは97年自国開催のWelt Meistrschaftでの3位。
結局ワールドチャンピオンはなりませんでしたが、この大会を観戦した時のことは今でも鮮明に覚えています。
"Danke Grit!"

これが@Deutschland

2012-10-06 04:12:36 | 雑誌(Magazin)
"電話帳(DBの時刻表)"Kursbuchです。
右上の"MENETREND"はハンガリー国鉄MAVで864ページ、左はノルウェー"Rutebok for NORGE"で968ページ、そして"電話帳"は2752ページです。
付録として全国の路線図とICE、ICなどの案内にそれらの座席配置図などがついています。
Kursbuchはこの頃になってようやく年々分冊化が進み(年に1回の発行で、これは1冊で全てなので、恐らくこれが一番重い頃だったでしょう)、最後には州ごとに分けた8分冊くらいになって以降、結局数年前に紙の時刻表は廃止されました。
これは25ドイツマルクで、さすがにこの大きさと重さでは持ち運びに全く適さないし、他の人が買ったり持っているのは見たことがありません。
それ程売れていなかったと思いますが、一体どのくらい売れていたのでしょうか?
どこにでも売っているわけではないので、いつも大きな駅の窓口で買っていたのですが、係員は座席の背後にある棚を開けて取り出していました。
本来ならばWeb上に比べて紙のほうが多角的に調べることができて便利なのですが、さすがにこのサイズでは持ち運ぶのではなくてあらかじめ家で調べて使うのが精一杯でした。
かつては全て保管していたものの、あまりにかさばるので年々処分し、今は4年分程度しか保存していません。

久しぶりに@Deutschland

2012-10-03 07:08:06 | 風景・町の様子(Stadt)
以前ここに来たのは10年以上前のことでした。
Nettelstedt Lübbeckeのホーム、Kreissporthalle。
現在Atletico MadridのトレーナーTalant DujshebaevさんやポーランドナショナルのトレーナーBogdan Wentaさんが所属していた頃でした。
本来はBielefeldからDBに乗って行きたかったのですが、調べてみたら日曜日は運行されていなかった(休日になると本数がかなり減るローカル線が多いです)のでMindenからタクシーに乗りました。
ホールについたとき、試合後はどうしようかなと思っていましたが(電話でタクシーを呼ぶしかないかな?)、幸いホールの前に数台のタクシーが止まっていたので、行きと同様にMindenまで乗って帰りました。
そういったこともあって、Nettelstedtはそれ以降ゲストでの試合しか観戦しなくなりました。
久しぶりに来た今回、当時のDBは運行されておらず、新たにEurobahnが通っていて時刻の問題も解消されたのでとても便利になりました。
このEurobahnに乗ると、Nettelstedt Lübbeckeだけでなく、TBV Lemgoへも行くことができるのもまた嬉しいです。
Lemgoもまた帰りの列車がなくて、タクシーでBielefeldまで乗って帰ったのです。

ちなみにこのホールは最寄駅のLübbecke(Westfalen)から徒歩で7~8分程度の便利な場所にあります。
Eurobahnになっても駅舎はDBのロゴマークなどがついた当時のままに懐かしさを感じましたが、かつて試合のない日に一度訪れたときは地図を見ながら歩いてもう少し遠い記憶がありましたが、改めて歩いてみたらそんな近さでした。

一つの国に@Deutschland

2012-10-03 06:24:25 | 風景・町の様子(Stadt)
22年前の10月3日、東西ドイツが統一されました。
BRD(Bundesrepublik Deutschland)とDDR(Deutschen Demokratischen Republik)が一つの国となり、ドイツ統一の日(Tag der Deutschen Einheit)として祝日です。
前年(1989年)の11月9日、ベルリンの壁が崩壊したその光景をテレビで見ていましたが、今でも鮮明に残っています。
当時はこのベルリンだけでなく、アルバニアのデモにチェコとスロヴァキアの分裂、ソ連崩壊など、2~3年の間に社会主義国の民主化が起こった頃でもありました。
1961年に建設以来、壁を乗り越えて自由を求めた多くの市民が尊い命を落としていますが、今では国内の歴史的観光名所ともなってたくさんの観光客が訪れています。
ライプツィヒにあるVölkerschlachtdenkmal、トリーアのPorta Nigra、そしてケルンのKölner Domなどの歴史的建造物とは全く異なる背景だけに、ここに来ると他とは違う過去の負の部分を感じずにはいられません。
ただ、ブランデンブルグ門は誰でも何度も自由に往来ができ、DDRのVISAを模した土産や壁のレプリカなどを扱うBerlinならではのたくさんの土産物屋さんがあり、中央駅も近代化され、表面では新しいドイツの風が吹いているのもまた事実です。