Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

人気が高い訳は...@Deutschland

2017-03-28 05:01:18 | チーム(Mannschaft)
ホームの試合はいつも1000人以上が集まって満席のBuxtehuder SV。
北部ドイツ・ハンブルグの南西にある人口約4万人の小さな町ですが、人気の秘密は93/94シーズンにヨーロッパカップでノルウェーのBækkelagets SKを破ってタイトル獲得があるものの、国内タイトルは15年のPokal Siegerでの1回にも関わらず、常にリーグで上位にランクされ、昨シーズンまでの通算勝利数はElfen(Leverkusen)、HCLに次ぐ3位の364勝。
そういった安定した成績だけでなく、伝統的に北部ドイツ出身の選手を中心に構成されていることも大きいかもしれません。
今シーズンはドイツ人以外では隣国のデンマークとオランダのAnnika、Yara、Lynn、Michelleは別として、JuliaのHelmarshausen(Hessen州)、LenaのBad Kreuznach(Rheinland-Pfalz州)を除いた全員が、地元Buxtehude(Niedersachsen州)はEmily,Isabell、Lisaの3人、更にSchleswig-Holstein州とMecklenburg-Vorpommern州出身というのも大きいかもしれません。
なので、時には"Hallo!"ではなく"moin!"(北部ドイツでの挨拶言葉)と挨拶してくれる選手もいます。
こちらも気取って北部ドイツの人間ではないにも関わらず"moin!"と挨拶を交わすのが嬉しいひと時でもあります。
初めてここを訪れたのはおよそ20年前、ホールの場所がわからずに駅前からタクシーに乗ったところ、2~3分程で目的地に着いた思い出があります(タクシー料金は6DMでした)。
そんなBuxtehuder SV、リーグは18試合を終えて4位(ホームは残り4試合)、Pokalもファイナル4に進出、さらにパートナー協定を行っているRosengartenも現在2位と、大変熾烈な争いの2部ですが、今シーズンも好調です。
ここで食べるアイスクリームはいつも冷たくない(それでも何故か溶けていないのが面白いです)のが不思議です。(ひょっとするとファンの熱い気持ちがそうさせているのでしょうか...?)
先日はアイスではなく、ケーキを食べましたが...。

次はA代表@Deutschland

2017-03-27 04:47:53 | 選手(Spieler(in))
現在のJuniorinnenチーム(C代表)の中で、真っ先にフル代表(A代表)に選ばれるのはMia Zschockeではないかな、と思いました。
Miaは4ヶ国トーナメントでの合計得点は全員がコンスタントに挙げていた中で唯一二桁(13点)で、EM予選では9点(リトアニア戦は3点、ポーランド戦は6点)だったものの、昨年の秋に観戦したjugend Bundesligaでは10点を挙げる活躍でした。
98年5月28日生まれのMiaは、98年4月26日生まれで既にA代表として活躍している次世代のホープEmily Bölkがいますから、決して遠い将来に...。
ではないとも思います。
まだ試合によって波はありますが、コンスタントにゴールすることができるようになればEmilyの次はMiaといえるかもしれません。
とにかく期待したいものです。
そして左利きのFranziskaが次に、かもしれません。

ナショナルチームは初めての観戦@Portugal

2017-03-25 05:26:12 | チーム(Mannschaft)
NiedersachsenでのVier Länder Turnierに参加したチームの中で、ポルトガルはこれまで男子のヨーロッパカップでFC Portoがやって来たのを観戦したのみで、ナショナルチームとしては初めてです。
今回の中ではチーム力がもっとも劣勢でした。
予想通り3試合とも全敗に終わってしまいましたが、次週のEM予選では見事にグループ1位に輝き、夏の本選出場権を獲得したのは本当に嬉しいことです。
このところ国際試合では(ドイツの)ユニフォームを着て観戦していますが、今回は着用しないでの観戦。
最終日の試合後にはゴール横の国旗に集まってくれてスタッフを含めての全員の写真を撮らせてもらっただけでなく、サインも全員からもらうことができました。
今トーナメントは思いがけないことに表彰式があり、メダルが授与されました。
ポルトガルにとってもヨーロッパ系とは異なる外国人からの写真撮影(もちろんポルトガル協会に送りました)も参加した思い出の一つになってくれれば嬉しいなと思っています。
自分は?、もちろん最高に楽しめた週末のトーナメントだったのはいうまでもありません。

全チーム出場権獲得!@Deutschland

2017-03-21 05:31:20 | チーム(Mannschaft)
7月27日~8月8日にスロヴェニアで行われるU19 EMの予選が行われ、観戦に行った4ケ国トーナメントに出場した主催のドイツ、さらにフランス・スペイン、ポルトガルの参加全チームが出場権を獲得しました。
しかも4チーム計11試合で、10勝1分の好成績です。
Group 2
 1. Spanien 6 +17 74:57 3-0-0
 2. Rumänien 3 +4 77:73 1-1-1
 3. Island 3 -2 61:63 1-1-1
 4. Litauen 0 -19 64:83 0-0-3
GROUP 3
 1. Frankreich 6 +40 94:54 3-0-0
 2. Montenegro 4 +12 67:55 2-0-1
 3. Slowakei 2 -4 61:65 1-0-2
 4. Belgien 0 -48 41:89 0-0-3
GROUP 6
 1. Portugal 5 +36 99:63 2-1-0
 2. Schweiz 5 +26 94:68 2-1-0
 3. Weißrussland 2 -15 81:96 1-0-2
 4. Georgia 0 -47 58:105 0-0-3
GROUP 8
 1. Deutschland 4 +48 85:37 2-0-0
 2. Polen 2 +9 59:50 1-1-0
 3. Litauen 0 -57 30:87 0-0-2

実際に観戦したこともあって、ドイツだけでなく全チームが出場権獲得というのは本当に嬉しいことです。

嬉しい復帰@Deutschland

2017-03-19 04:13:19 | 選手(Spieler(in))
昨年秋、スウェーデン戦の後TusSiesのGKだったBineことSabine Stockhorstがフロアにいました。
かつてのチームメイトだったJulia Behnkeと談笑していたところ、Juliaには数人の少女がサインを求めていました。
その子たちに
「こちらもブンデスリガの選手だったんだよ」
そう話すと(私は違うといわんばかりに)ビーネは2~3歩後ずさりしてしまいました。
そうしながらもJuliaとBineとでzusammenでの写真をお願いすると、気軽に応じてくれました。
TusSiesでキャリアを終えた後、ビーチ代表としてプレーしていたので、ひょっとしたら再びブンデスでプレーする機会はあるかな...?
そんな思いで聞いてみたところ、笑いながらはっきりとは答えてはくれませんでした。
しかし年が明けた1月、南部Baden-Württembergの2部Kurpfalz-Bären Ketschと契約を結び、再びブンデスリガのコートに立ちました。
Rödertal戦では2点、双子の妹Christinaが所属しているNürtingen戦では1点と、新ルールの適用もある今シーズン、7試合でGKながら3点を挙げ、攻守に活躍しています。
どうやら久しぶりに再会したこのスウェーデン戦の会場、Trierでキャリアを終えてからもトレーニングを積んでいたようで、復帰の機会をうかがっていたようです。
172cmととても小柄なGKで、一昨年頃ショートにカットしたボーイッシュな雰囲気のBine。
自分にとっても嬉しい復帰です。

まるで、年齢の離れた...@Deutschland

2017-03-18 05:56:40 | チーム(Mannschaft)
先週末、NiedersachsenのHannover、Emmerthal、Celleで隣国のフランス、スペイン、ポルトガルを招いての女子ジュニア4か国トーナメントが行われました。
このところは3年前のNeckarsulm、2年前のRegensburgと2回にわたってEM及びWM予選が国内で行われ、今年も一昨年同様Regensburg(ホールは違いますが)でEM予選が行われています。
ただ今回はこれまでと違って予選直前に実戦を行えるのは参加4か国にとって大きな経験です。
自分自身にとってもこれからどんな選手がシニア代表に選ばれるかな?
といったことを想像するのも面白いだけでなく、更に長年にわたってドイツ代表と自分との親しい関係をさらに強くさせてくれる絶好の機会でもあります。
今回は観戦した過去2回に比べるとやや小粒な印象があり、自分自身知っている選手が3選手しかいません。
ただトレーナーのMarielleさんはすでに顔馴染みで、今回も初戦の試合後にちょっと話をしました。
個人個人だけでなく、ゴール前に集まってもらって集合写真も撮らせてもらいました。
その途中にMarielleさんも持っていたSmartphoneで選手の写真を撮っているなど、なかなか楽しそうな関係が伺えました。
この関係はただ単にトレーナーと選手というよりも、まるで年齢の離れたお姉さんと妹たちいった感じで試合中も選手を温かく見守っているように思えました。
なのでこのトーナメントも「誰が使えて、誰が使えないのか?」のを見極めていたというよりも、「皆には最高のパフォーマンスで予選につなげられる」ように温かく見守っているようでした。
実際にコートに出ていた選手たちは、皆が要所要所で活躍していました。 

結局3戦全勝で終えたチームは予選初日の今日、48-17と予想以上の出来でラトヴィアに大勝しました。
以下はトーナメントの個人得点です。
Tor
 1 Katharina Filter(Buxtehuder SV)
 12 Sarah Wachter(TV Nellingen/SC Korb)
KM
 6 Louisa De Bellis(SG BBM Bietigheim/5)
 19 Nina Reißberg(HC Leipzig/4)
RA
 3 Amelie Berger(TSV Bayer 04 Leverkusen/7)
 7 Nina Fischer(SG BBM Bietigheim/5)
 8 Julia Maidhof(Bensheim Auerbach/3)
RM
 9 Elisa Stuttfeld(TV Nellingen/6)
 11 Mia Zschocke(TSV Bayer 04 Leverkusen/13)
 13 Amelie Bayerl(TSV Ismaning/HCD Gröbenzell/5)
RR
 17 Isabelle Dölle(HSG Hannover-Badenstedt/6)
 18 Franziska Peter(ESV 1927 Regensburg/9)
RL
 10 Annika Lott(TSV Bayer 04 Leverkusen/6)
 14 Alicia Soffel(FSG Mainz 05/Buddenheim/6)
 15 Lena Degenhardt(SG H2Ku Herrenberg/8)
LA
 2 Selina Kalmbach(Neckarsulmer SU/7)

大会後には表彰式が行われ、メダルを受け取ったどの選手もとても楽しそうでした。
スペインはスタッフの一人がセルフィーで撮っていた様子をスタンドから撮り、改めてとても楽しそうな様子が見えました。
ドイツはもちろんのこと、このトーナメントに参加した全チームが本大会の出場権を獲得することを願っています。

親友に誘われて...@Deutschland

2017-03-06 06:09:21 | 試合(Spiel)
この日は最初観戦予定をしていなかったのですが、親友から見に行こうよと連絡をもらって女子1部を観に行ってきました。
なので急遽チームのサイトでチケットを予約しようとしたところ、既にSitzplatzは売り切れのようです。
(チケットが取れなかったらどうしよう...、でもホールに行って何とかお願いしたら大丈夫かな...?)
とも一瞬よぎりました。
このチームは以前から毎試合1000人以上のファンが集まるなかなかの人気チームで、流石に試合間際ではチケット売り切れもやむを得ないことかもしれません。
けれども万が一入ることができなかったらまずいのでオフィスにメールを入れたところ、1枚チケットを確保してくれました。
写真はホールに向かう途中のAutobahnを走行中で、到着まで約1時間、ゲストチームの到着時頃とほぼ同じ頃の到着になりそうです。

いよいよホールに到着しました。
ゲストチームはまだ到着していないようです(スローオフ1時間半ほど前です)。
別の友人が相手チームのファンの人たちと談笑しています(彼にも連絡をしたところ、「見に行くよ」との返事をもらっていました)。
さて肝心のチケットですが、一番後ろでしたがSitzplatzのチケットを確保してくれました。
てっきりStehplatzだと思っていました。
間もなく2階から試合前のミーティングを行っていたホームチームの選手たちが下りてきました。
そしてコートに入ると20年来のお馴染みの元選手から声をかけられるなどの思いがけない再会も。

そしてほとんどサインには興味がない親友は試合後、珍しく相手チームのGKから2枚サインカードをもらっていました。
自分は?
もちろん写真とサイン、もはやこれは"お決まり"。
そしてこの選手に
「彼は自分の親友で、とてもいいやつなんだよ」
そう話すと
「natürlich!(もちろん!)」
と答えてくれました。
自分には持参したサインブックとは別にこのサインカードもくれました。
そういえばこのチームは以前、選手の一人からサインとは別にとても嬉しいメッセージ(自分の名前付きで、いつも応援をありがとう云々といった)も一緒に書いてくれました。
彼はこの日、自分のひいきチームのユニフォームに帽子をかぶっていました。
にも関わらず、ハンドボールってこんなものです。
例え、相手チームのファンでも選手は気軽に応じてくれます。
そしてファン同士でも。
改めてハンドボールの温かみを感じるひと時です。
自分はどこのチームでも大歓迎してくれます。
だから全てのチームが大好きです。
スローオフからおよそ2時間15分後、ゲストチームのトレーナーの人からリンゴを5個もらいました。
この二人のトレーナーには、次はホームの試合を観戦に行くねと話しました。
ちなみにリンゴはホームチームからの差し入れのようで、前にここに来た時にもホームの選手からもらったものと同じシールが貼ってありました。
親友と自分は車に乗って帰路に向かい始めました。
2台前にはゲストチームのバスが走っています。
Autobahnに入る前の一般道で、交差点を左折したバスと別れるまで20分近く前を走っています。

ゲストチームは試合開始1時間半頃バスでホールに到着して試合。
凡そ1時間半で終了し、1時間以内に再びバスに乗って岐路に。
ホームチームは徒歩やチームから支給されて乗用車、あるいは自転車に乗ってホールへ。
そして試合後はホール内で食事を採ったり(チームによってはファンも一緒に食べることができ、自分も何回かおいしい料理をご馳走になっています...もちろん無料で"Sehr lecker!")と。
そして流れ解散といった感じでハウスへ帰宅。
こんな日常風景に対してサッカー大ファンの人がうらやましいと話してくれました。
そう、これらはハンドボールではごく普通のことです。
自分にとっては毎回毎回、試合観戦と同様にサインをもらったり、写真を撮らせてもらったりも含めていつものことです。
最高の楽しみがここにあります。

こちらはなかなか...@Deutschland

2017-03-05 04:18:12 | チーム(Mannschaft)
以前、観戦したチームの中で首位の記事を書き込みましたが、それとは正反対の最下位あるいはそれに近い順位のチームも幾つかあります。
男子1部のBergischer HCは18チーム中17位、男子2部のNeuhausenは20チーム中19位、女子1部のNellingenは14チーム中の14位、女子2部のHerrenbergは16チーム中15位と、男女ともブンデスリガ1・2部の全てにランクされています。
いつものことですが、シーズンも終盤となって翌シーズンに降格が決まったチームの選手は試合後にうなだれてベンチに座る光景を目にします。
昇格に湧くチームがある一方で降格があるのは仕方がないことですが、それでもやはりこちらにとっても辛いシーンです。
特に初の昇格を果たしたチームにとって、僅か1シーズンで再び前シーズンの地位に戻ってしまうことは1年前の栄光に比べるとまさに"光と影"です。
例え降格しても『来シーズンも再びコートで会えることを楽しみにしているよ』
それが唯一の願いです。