Schnick, Schnack, Schnuck!

40年
改めて...

波が大きい...@Deutschland

2015-08-29 03:30:42 | 試合(Spiel)
昨シーズンは16勝2分18敗で9位に終わったHSV Hamburg。
11/12シーズンには初のDeutscher Meister。
03/04シーズンにそれまでのVfL Bad Schwartauからハンブルグにホームを移転して現在の体制に移行した歴史の浅いチームで、徐々にチーム力がアップ。
07/08シーズン以降、常に5位以内と上位に安定していただけに、10位に終わった06/07シーズン以来のこの成績はファンも含めて誰しも納得がいかないことでしょう。
昨シーズンは開幕して2戦連続して引き分けの後4連敗。
初勝利は実に7戦目でした。
その後は6連勝して勢いに乗るかと思われましたが、今シーズン2部に降格してしまったMinden、Friesenheim、Erlangenに負けるなど、結局最後まで本調子とは程遠い内容でした。
そういったことも影響し、昨シーズンの1試合平均の入場者は6692人と、前シーズンと比べて2000人も減少。
2シーズン前のチャンピオンズリーグ優勝がすっかり色褪せてしまったように感じます。
自分自身、ここ2試合の観戦は共にゲストでしたが、敗戦でした。
何か勝利に対する執念が見られなかったのは残念で、それと同時に寂しくもありました。
試合後、ドイツ代表経験のあるJohannes BitterやPascal Hensなどに写真とサインをお願いしたところ、彼らはとてもフレンドリーに接してくれました。
ハンドボールの選手には試合に負けた悔しさとファンに対する態度は別という意識があるようで、それはドイツには昔から長く根付いている良き伝統と思っています。

今シーズンは初戦で初昇格のDHfK Leipzigに27-31と勝利を献上し、昨シーズンの脆さはまだ引き続いている感がしました。
今これを書き込みしている段階で行っているホームでの初戦、TBV Lemgoとの2戦目は37-28と快勝。
昨シーズン終盤に怪我をして欠場したデンマーク代表のウイングHans Lindbergは相変わらずの12点。
初戦の7点と併せて、今シーズンはフルに期待したいものです。
次は来月4日、ゲストでLeipzig同様、今シーズン初の1部昇格を果たしたStuttgart、次いでFlensburgと今シーズンの真価が問われるところです。

HSVといえば、かつてこのホールColor Line Arena(今シーズンよりbarclaycard arenaと名称変更)を訪れた時、チケット売り場の人が「サッカーは隣のスタジアムだよ」と話してくれました。
当時サッカーブンデスリガのHamburgに日本人選手が所属していたので、そちらに行くはずが(間違ってこちらに)来てしまったと勘違いしたようです。
「サッカーではなく、ハンドボールを見に来たんですよ」
そう話しました。
そして当時のGKはGoran Stojanovic(カタール代表に帰化したGKと同姓同名ですが)。
「オゲンキデスカ?」
97年熊本での世界選手権に出場し、彼の覚えた日本語です。
試合前のGoranはサンダル履きで、彼は自分を見かけると必ずこの日本語で挨拶してくれました。
他にも12/13から3シーズントレーナーを務めたMartin Schwalbさんとはかつて飛行機で前後の座席に座ったことがあります。
そんな楽しい思い出があるHSV Hamburg、潜在能力は決して低くないだけに昨シーズンの雪辱を期待しています。

勝ったものの...@Deutschland

2015-08-28 03:29:18 | 試合(Spiel)
Deutscher MeisterとPokal Siegerとで争うSuper Cup。
今年はKielとFlensburgとの対戦で、StuttgartのPorsche Arenaで争われました。
結果は27-26と、Kielの勝利に終わりましたが、試合内容は終始Flensburgがリードを奪い、残り3分で25-25。
先にFlensburg、次いでKielがAuszeitを請求し、残り2分で2点を奪ったKielに勝利の女神が微笑んでくれました。
Kielは勝ったとはいえ、今シーズン直前に主力のチェコ代表Filip Jichaがバルセロナに移籍。
更にウイングのドイツ代表Dominik Kleinも負傷が完治せずベンチを外れるなど、一時期から比べるとチーム力は50%もないかもしれません。
既に今シーズンのリーグが開幕し、Rhein Neckarがタイトル獲得に一番近いのではと思っています。

旧東ドイツの名門が、1部初戦で勝利@Deutschland

2015-08-25 03:19:34 | チーム(Mannschaft)
15/16シーズン1部に初昇格したDHfK Leipzig。
54年に創設されたさほど歴史が古くないクラブで、旧東ドイツ時代は58年から75年までは最高峰のオーバーリガに所属し、6度の優勝(59、60、61、62、65、66)を飾った古豪です。
しかし残念ながら東西ドイツ統一後はこれまで一度も1部に昇格することもなく、2部が4シーズン3部と4部が2シーズンずつと、それ以下のシーズンが長く、苦難の連続でした。
しかし昨シーズンは2部で待望の1位を果たし、晴れて念願の1部初昇格を飾ることができました。
ホールは女子のHCLと同じくアレナ・ライプツィヒ。
23日に行われた初戦はここアレナ・ライプツィヒで、ハンブルグ相手に出だしの3連取が効いて、それ以降は10分までに2度、1点のアヘッドがあったものの、それ以降は一度もリードを許すことなく、31-27で見事な勝利を飾ることができました。
次もホームで、ベルリンを破ったメルズンゲンが相手ですが、序盤戦を面白くする一因になれる可能性を秘めています。

注目チームが参加@Deutschland

2015-08-24 03:53:05 | 試合(Spiel)
99年に始まったWittlicher Handball Cup(13年まではStelioplast Cup)。
今回はライプツィヒ(HCL)、レヴァークーゼン(Leverkusen)、ブックテゥーダー(Buxtehuder)、ドルトムント(Dortmund)の1部勢、フランスからメッツ(Metz)、デンマークからラナス(Randers)と6チームが参加しました。
ホストチームのヴィットリッヒ(Wittlich)はケルン(Köln)と対戦
優勝はブロムベルグから今シーズンより移籍したドイツ代表の若手、ズィーニア・スミッツ(Xenia Smits)が所属しているメッツがブックテゥーダーを24-20(12-10)で破って初の優勝を飾りました。
今シーズン期待のライプツィヒはラナスに23-24、ドルトムントに22-23、レヴァークーゼンに27-33と、まさかの最下位。
更に悪いことに、今シーズンTHCより移籍してきたフランツィスカ・ミーッツナー(Franziska Mietzner)はこのカップを行う前、膝の手術を受けシーズンスタートの欠場を余儀なくされました。
また、注目のドルトムントはラナスに19-22、ライプツィヒに23-22、メッツとのセミファイナルは20-30、そしてラナスとの3/4位戦は21-24で4位でした。

この話題とは異なりますが、今シーズンは主力数名が移籍してやや戦力が落ちると思われるTHCは、ドイツ代表GKのヤナ・クラウゼ(Jana Krause)がウイルス性のPfeiffersches Drüsenfieberで長期離脱、他にも病気と怪我で6人の離脱と、幸先の悪いスタートになってしまいました。

ターゲットは、2024ハンブルグ@Deutschland

2015-08-22 03:46:49 | チーム(Mannschaft)
98/99年生まれの代表メンバーです。
現在マケドニアでU17EMを行っています(予選ラウンドはロシアに20-26、ルーマニアに30-27、スペインに26-20の3位、9~16位のプレースマッチはチェコに42-23、マケドニアに38-13、これを書いている最中にノルウェーとの9-12位戦は26-25で勝ちました! 最後の9/10位戦は明日22日にスペインと対戦)が、このメンバーから選ばれています。
この世代のターゲットは、2024年に立候補を表明しているハンブルグでのオリンピックメンバーになることでしょう。
現在DHBでは2024年に向けてキャンペーンを行っています。
このメンバーで知っているのはHCLのフランツィスカとアンナ・レナ、そしてローデ三姉妹の末っ娘エライネの3人だけ。
フランツィスカは今年のU19EM予選には"地元のヒロイン"としてレーゲンスブルグから選ばれましたが、15/16シーズンはHCLと4年契約を結びました。
てっきり3部に所属しているジュニアチームでの登録と思っていたのですが、ユニフォーム番号8を与えられてのファーストチームでの登録。
昨シーズンまでAnne Müller、かつてはNicola Pietzchといったドイツ代表がつけていた8番はまさに期待の大きさを示しています。
まだあどけなさの残る表情のフランツィスカですが、未来の主力に向けて期待したいものです。
アンナ・レナは現在のところ、15/16シーズンもジュニアチームでの登録ですが、昨シーズンは1部の試合にも出場しただけに、チーム事情によっては再びの昇格もあり得ます。
昨シーズン、ホームに観戦に行った時の試合後、ネレ・ライマーに写真を撮らせてもらったのですが、その時にイェニファーとアンナ・レナが一緒にいました。
将来のHCLを、そしてドイツを担う3人です。
最後にエライネはお姉さんのヨアンナ、イェニファーとそれぞれジュニア代表で主力として活躍し、イェニファーは現在レヴァークーゼンの得点源の一人。
ヨアンナはHCLで昨シーズンまでは主にジュニアチームでの登録でしたが、1部の試合にも出場したことがあります。
15/16シーズンは正式にファーストチームに昇格。
3姉妹とも皆いかにも素直そうな顔立ちで、イェニファーとヨアンナには話したことがありますが、いずれはシニア代表にといった願いが叶うのも決して夢ではないかもしれません。

TW
 Lea Rühter 12.02.1998 Buxtehuder SV 9 -
 Celina Meißner 19.08.1998 VfL Bad Schwartau/SV Henstedt-Ulzburg 14 -
 Sarah Wachter 16.12.1999 SV Remshalden 7 -
 Jana Brausch 07.07.1999 JSG Neckar-Kocher 3 -
LA
 Rebecca Brecht 19.03.98 TuS Heiligenstein/TSV Kandel - -
 Jennifer Souza 29.09.1999 TSV Bayer 04 Leverkusen 12 21
 Anna Widmaier 05.05.1998 TSG Ketsch 8 12
 Pia Magnago 27.02.1999 HSG Bensheim/Auerbach 6 5
 Pia Dalinger 22.01.1999 VfL Bad Schwartau - -
RL
 Vildana Halilovic 09.07.1998 SV Remshalden/SC Korb 11 22
 Maxie Bech 31.07.1998 SV Henstedt-Ulzburg - -
 Amelie Bayerl 13.01.1998 HCD Gröbenzell 15 45
 Anna Lena Plate 20.11.1998 HC Leipzig 6 8
 Annika Lott 07.12.1999 SV Henstedt-Ulzburg - -(RRも)
RM
 Emely Theilig 26.03.2000 HC Leipzig 5 14
 Lena Smolik 28.05.1999 HC Leipzig 7 9
 Mia Zschocke 28.05.1998 TSV Bayer 04 Leverkusen 10 26
 Nele Franz 21.10.1999 HSG Blomberg-Lippe 11 19
RR
 Franziska Peter 27.10.1998 HC Leipzig 15 43
 Nina Fischer 14.10.1999 TSV Heiningen/TV Holzheim 11 20
 Jana Scheib 10.10.2000 TV Metterzimmern - -
 Julia Herbst 12.08.1998 Buxtehuder SV 13 36
RA
 Amelie Berger 22.07.1999 TSV Bayer 04 Leverkusen 10 23
 Leonie Kockel 01.01.2000 Borussia Dortmund 12 16
 Saskia Probst 13.02.1998 TS Herzogenaurach 2 5
 Julia Maidhof 13.03.1998 HSG Bensheim/Auerbach 2 0
 Elaine Rode 08.04.1999 HC Leipzig - -
KM
 Isabell Hurst 17.10.1999 HC Leipzig 13 36
 Louisa de Bellis 22.01.1998 SV Remshalden 5 13
 Jennifer Kämpf 07.05.1999 Füchse Berlin/Berliner TSC 12 16
 Sara Mustafic 05.12.1999 TS Coburg

今から1年後、果たして何人の選手を知っているか、が楽しみです。

"パンダ"は15/16シーズン初日に@Deutschland

2015-08-16 03:52:30 | チーム(Mannschaft)
21日に開幕する男子1部。
この日は1試合のみで、その試合をホームで迎えるのは、初の1部昇格を果たしたTVB 1898 Stuttgart。
昨シーズンまではTV Bittenfeld と名乗っていましたが、1部昇格を機にホームアリーナをStuttgartのSCHARRenaに移しました。
スポンサーマークが可愛らしく、パンダが特徴のユニフォームを着ています(スポンサーは第2ランクなので、胸部分ではなくお腹に)。
まだホームの試合を観戦したことがないので、アクセスも便利になったこともありますし、一度観戦に行こうと思っています。
最寄駅にはトルコのファストフード店があるので、試合前には再びここに寄るのも楽しみです(このホールは他のチームを観戦に行ったことがあります)。
正直なところEisenachとLeipzig共々、1部昇格3チームは厳しい戦いが続くことは避けられません。
しかしStuttgartは次のHSV Hamburgもホームといった"地の利"を生かして(Leipzigも同様に2戦連続してホーム)、幸先のいいスタートを期待したいものです。
19時15分、相手はHSG Wetzlarが初戦です。

伝統の...@Deutschland

2015-08-15 03:47:07 | チーム(Mannschaft)
15/16シーズンを控えた現在、各地でプレシーズントーナメントが行われています。
その中でも29・30日に行われるオルデンブルグでのWunderhorn(Robert-Schumann-Turnier)は今回で30回を誇る、伝統ある大会です。
ホストを務めるオルデンブルグがこれまで6回の優勝を誇っていますが、国外ではスパルタク・キエフやスラヴィア・プラハ、モーター・ザポロシェなど、ヨーロッパでも屈指の強豪チームが優勝に輝くなど、大会の充実度が伺えます。

今回の参加チーム
 Buxtehuder SV
 HSG Blomberg-Lippe
 SERCODAK Dalfsen(NED)
 HC Lada Togliatti(RUS)
 Füchse Berlin
 MKS Lubin(POL)
 Byåsen Trondheim(NOR)
 VfL Oldenburg
 ラダやダルフセン、ルビンはそれぞれ国内屈指の強豪で、ビョーセンは中堅どころです。
 国内は14/15シーズンのDHB Pokal Final4に進出したブックテゥーダー、ベルリン、オルデンブルグと3チームが集結、ブロムベルグは13/14シーズンのFinal4進出と、中々の豪華なチームとなりました。

これまでの優勝チーム
 2014 Buxtehuder SV
 2013 VfL Oldenburg
 2012 HC Frankfurt/Oder
 2011 VfL Oldenburg
 2010 VfL Oldenburg
 2009 VfL Oldenburg
 2008 ProVital Blomberg-Lippe
 2007 "Motor" Zaporozhye(UKR)
 2006 VfL Oldenburg
 2005 Nata AZS AWFiS Gdansk(PL)
 2004 Buxtehuder SV
 2003 Rapid C.F.R. Bukarest(ROM)
 2002 Montex Lublin(PL)
 2001 Montex Lublin(PL)
 2000 Spartak Kiew(UKR)
 1999 Spartak Kiew(UKR)
 1998 BVB Lichtenberg 49
 1997 Montex Lublin(PL)
 1996 Montex Lublin(PL)
 1995 Start Elblag(PL)
 1994 Automobilist Brovary(UKR)
 1993 Slavia Prag(CZ)
 1992 Tramp St. Petersburg(RUS)
 1991 TuS Walle Bremen
 1990 Pozitron Leningrad(UdSSR)
 1989 AZS/AWF Wroclaw(PL)
 1988 AZS/AWF Wroclaw(PL)
 1987 Pogon Szczecin(PL)
 1986 VfL Oldenburg

最年長は...@Deutschland

2015-08-08 05:02:49 | 選手(Spieler(in))
21日に開幕する男子1・2部。
それぞれの最年長選手はFüchse BerlinのPetr Stochl(76年4月生)とAueのRadak Musil(73年11月生)。
2部のErlangenにはPetrの兄Jan(75年2月生)が所属し、ともにチェコ人のGK。
他のチームにもGKには年長の選手が多くいます。
10年程前に2部のGelnhausenには50代のGKが所属していたこともあるなど、動きの激しいハンドボールの中で、GKは息の長いポジションともいえます。
当時Gelnhausenに観戦に行ったことがありますが、残念ながら試合会場には来ていませんでした。
Petrは現在、今シーズンまでの契約となっていますが、3人とも1年後に再びブンデスリガでの更新を期待したいものです。

今はスペインに...@Deutschland

2015-08-02 04:28:57 | ユニフォーム(Trikot)
HCLのジュニアチームに所属しているNele Reimerが13/14(Nr.3)と14/15シーズン(Nr.11)に着ていたユニフォームです。
2着とも松脂の付着がもの凄く、1シーズン通して戦ったいわば"証し"ともいえます。
Neleは現在、U19EM代表メンバーとしてスペインにいます。
残念ながらベスト4には残れなかったものの、ノルウェーとの5/6戦に勝って大会を終えました。
試合後の記念品授与の際には勝って終わったことで、皆素敵な笑顔を見せてくれました。
Neleは英語でのインタビュー(インタビュアーはスペイン人)に途中理解できないところが何とも可愛らしく、ロシアやデンマーク戦等悪かったと答えていましたが、それでも5位に終わることができてよかったとのことでした。
Neleはまるで選手兼"広報担当"みたいで、先日もらったチームのDVDにもNeleが話している場面があり、とっても嬉しいです。

英語...?
改めて考えてみたら、自分自身これまでドイツの選手たちと"わざわざ"英語で話したことはなかったので、Neleが英語で答えていたのは何かちょっと不思議な感じがしました。

ユニフォームスポンサーになっている"SACHSEN OBST"は、Dürrweitzschen(=デュルヴァイツシェン...ライプツィヒの南東25Km程)に本社のあるドリンクメーカーです。
ファーストチームに対してはスポンサーになっていないので、共に違うデザインのユニフォームです。

見ていて面白い@Deutschland

2015-08-01 04:22:31 | チーム(Mannschaft)
男子1部Bergischer HCのマスコット"Bergi"です。
男女問わず多くのチームにマスコットがいますが、これまで見たマスコットの中で一番動きが大きく、遠くから見ていても面白いのが"彼"です。
しかし残念ながら、近くから写真を撮ることができず、これが精いっぱいでした。
しかも座っています。