「品格」とは

今、ベストセラー新書は「女性の品格」だそうですね。

まだ、この本を読んでいませんが、
私はきっとここに書かれている理想像とは真逆なんだろうな～と
容易に想像できます。

品格って、いったい何なんでしょうね？
手元の電子辞書によると
①物のよしあしの程度。しながら。
②品位。気品。「－のある女性」
でした。
また、この本の新聞広告によると
礼状が書ける、花の名前を知っている、思い出の品を大事にする・・などが
女性の品格だそうですが、最近、品格を述べる以前の人が多い気がするのは
私だけでしょうか・・？

新幹線の中、私は通路側に座って本を読んでいた。
停車駅で、人が入れ替わりたちかわり通路を行きかっている。
私の横でしばらく動かない人がいた。
その瞬間、「この人、隣の席なのかな？」とも思ったけど、
もしかしたら、すれ違う人が行過ぎるのを待っていたかもしれない。。。
どっちかな？と思った次の瞬間、
無言でその人、私の足を乗り越えようとした。
「すみません」とか
「そこ私の席です」とか言えばいいじゃん！・・・と思うんですよね～。
ま、私もすぐに気を遣ってあげればいいんだけど。。。イジワル！？

昨日も込んでいるバスの中、
私鉄バスに乗る時にピックアップする乗車券を取り忘れた人が、
走行中に　立っている私のそばの乗車券口に
とーっても無理っぽい位置から
急に無言で手をぐぐぐーっと伸ばしてきた人がいました。
私は、本を読んでいたし、
しかも、私が一番最後にバスに乗ったから、
乗車券を取る人はもういないと思ってますからねー。
最初はなにがしたいのか、ワケがわかりませんでした。
一言、あればな～と思います。

近ごろいちばん驚いたのは
「女性の品格」を手に、乗ってきた女性。
冷房の効いた　がらがらのバスの席に腰掛け、
「寒い」という身振りをしたあと、天井の小さな冷房の吹き出し溝に向け
持っていた傘を天井に突き上げて
座ったまま、吹き出しの向きを傘の先で変えていた・・・・。
呆れるというか、笑えるというか・・・。
女性の品格を読み終わった頃までに治るといいですよねー。

人の振り見て我が振り直せ。
女性の品格には遠い私だけど、このようにならないようにしよう。