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TOEIC100点アップの勉強法 <4/5>公式問題集から始める

2020-02-03 08:18:07 | TOEIC
TOEICの学習では「TOEIC公式問題集」が大切であることは、いろんなTOEIC攻略本で紹介されています。TOEICの学習を始めた人は、1冊は公式問題集を持っているのではないでしょうか?

このブログを読んでいる人で、公式問題集を持っている人にお聞きします。

質問1)あなたは、TOEIC公式問題集のTEST1,TEST2(問題集1冊に2回分のテストがおさめられている)の両方を解きましたか?

質問2)答え合わせをして、間違えた箇所の復習をしましたか?

質問3)2回以上、公式問題集を解きましたか?

質問1~3、すべてに「YES」と答えられた人は、意外に少ないのではないでしょうか。

3つ全部に「YES」と答えられなかった人、
あなたは、TOEIC公式問題集をTOEICの勉強に活用できていません。

「TOEIC公式問題集」は1冊3,080円もする、なかなか高価な教材です。
いろんな指導者(TOEIC講師、高得点者)が、公式問題集の学習が最重要と言っています。
それなのに勉強に活用できていないのはなぜか?

公式問題集を活用できない大きな理由は3つあります。

理由1)勉強してから、公式問題集を解きたい。今は受けたくない。

理由2)TOEIC試験の直前に、公式問題集を解きたい。実力判定に使いたい。

理由3)難しすぎて、公式問題集を解き進めることができない。


この3つの理由は、TOEIC試験および公式問題集を「誤解」しているから、生じると思います。

TOEIC90日で100点アップするために、必ず解消しなければならない「誤解」なので、あえてこの誤解を1つ1つ解いていきたいと思います。

TOEIC90日100点アップの勉強において、非常に重要な、前提となる考えです。必ず、読んでください。

理由1)勉強してから、公式問題集を解きたい。今は受けたくない。
勉強してからTOEIC公式問題集のテストを解きたい。今の点数は見たくない。

では、ここで、「勉強する」とはどういうことでしょうか?

リスニング用の参考書で勉強する。
リーディング用の参考書で勉強する。
単語を覚える。
英文法を勉強する。

といったところでしょうか。
それぞれ、効果のある勉強法ではありますが、

TOEICの学習でテストに一番直結しているのは、TOEIC公式問題集。
他の資格試験における過去問にあたるもの。

TOEIC公式問題集は、「勉強してから」解くものではなく、勉強する教材、勉強する対象そのものなのです。

[公式問題集の使い方 その1]:公式問題集は、勉強する教材そのもの。勉強してから解くものでは、ありません。

理由2)TOEIC試験の直前に、公式問題集を解きたい。実力判定に使いたい。

力試しに公式問題集を解きたいのは、わかります。テスト前に実力判定をするのに一番適したテストが、公式問題集のテストだからです。

今の実力を判定したいだけなら、それでも良いと思います。公式問題集のテストを解く。時間の使い方や問題難易度を確認する。本番前の実力判定として、テストの採点をする。

でも、この本の読者の方は、実力判定をしたいのではないですよね?

TOEICの点数を上げたいのですよね?

TOEICの点数を100点あげて、夢をかなえたい、目的を達成したいのですよね?

夢をかなえたいのであれば、公式問題集を活用してください。使い倒してください。そのためには、勉強を開始したときから、公式問題集を解く必要があります。

[公式問題集の使い方 その2]:公式問題集は、使い倒す。

理由3)難しすぎて、公式問題集を解き進めることができない。
TOEICのスコアが600点くらいまでの人にとって、公式問題集は、難しいでしょう。

正解率6割の問題を解いていくのは、たいへんだと思います。

なぜそんなに大変か?
あなたは、2時間で200問解こうと思っていませんか?

テスト本番では、2時間で200問を解く必要があります。

でも、勉強の段階では、
1時間で30問解いて、復習する。
30分で5問解いて、復習する。

自分が勉強できる時間、自分が解けるスピードにあわせて200問を分けます。たとえば、30問ずつとか、10問ずつとか。そして、テストを解き、復習するのです。

時間内で解こうとか、まとめてたくさん問題を解こうと思うから、難しいのです。

最初のうちは、少しずつで良いと思います。1日10問づつでもいいでしょう。

少しずつでもいいから、はじめから公式問題集を使って勉強する、これが大事なのです。

[公式問題集の使い方 その3]:最初にテスト1回分を全部解こうとしない。



TOEIC100点アップの勉強法 <3/5>2020年2月現在で発売されている公式問題集

2020-02-03 08:07:27 | TOEIC
TOEICテストの形式変更などの少し細かい話をします。次にお話する「公式問題集から始める」と関係するので、少しだけお付き合いください。

この本で「TOEICスコア」と言っているのは、正確には、「TOEIC L&Rスコア」のことです。
TOEIC L&Rは、リスニング100問(約45分)、リーディング100問(75問)を合計 約120分で解くテストです。1980年に開始したこのテストは、「TOEICテスト」と言っていました。

この「TOEICテスト」が、TOEIC L&Rと名称を変えたのは、2016年です。この際に、問題の構成(パート別の問題数)が変更になり、これまでには出題されなかったような形式の問題が出題されるようになりました。

2016年の変更で、出題形式や問題構成が大幅に変更になったのです。

この変更が大きかったので、2016年以降の新しい形式のTOEIC試験を「新形式」と呼びます。これに対して、2016年の変更以前のTOEIC試験は「旧形式」と呼ばれます。

これからTOEICを受ける人は、2016年以降の「新形式」のTOEICの問題で演習する必要があります。

2016年以降の形式のTOEIC公式問題集は、2020年2月時点で、以下の6冊しかありません。

発行年度の遅い順から、すなわち、発行された順番でならべると、

『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 1』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 2』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 4』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』

の6冊です。

書店に行けば、たくさんのTOEIC関連の本を見つけることができます。たくさんのTOEICの本・教材の中で、TOEICの運営主体が作った、現在行われているTOEIC L&Rテストの過去問(のような)教材として使える教材は、6つしかないのです。

上記の6冊は、いずれも、テスト2回分の問題が収録されています。

解答及び解説もETSが作成しており、2色刷りで、解説がとてもわかりやすいです。正解の説明だけでなく、なぜ、他の選択肢は不正解無いのかも解説されています。

いずれもETSが作成していますが、最近出版された、新しい問題集であるほど、問題が難しくなっている、と言われています。
そして、直近のTOEIC公開試験の難易度は、最も新しい公式問題集と一番近い、と言われています。

ですから、これから公式問題集を買って勉強する場合は、
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』
がおすすめです。(2020年2月現在)

1日の勉強時間によりますが、この『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』の1冊、あるいは『5』の次に最新の『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 4』の2冊が90日TOEIC勉強の教材の柱になります。

公式問題集をお持ちでない方は、まず、この『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』を購入しましょう。