朝勉強すること - これは、私の勉強においては、常に絶対的な成功要因でした。私は朝勉強するときは少なくとも1時間は勉強するのですが、朝30分の勉強を続けることを勧める本を見つけたので、手に取りました。
著者は古市幸雄さん。『「1日30分」を続けなさい』という40万部のベストセラーを書いた作家であり、英会話学習塾の経営者です。自称、「日本の能力開発の第一人者」。「中卒、高卒、三流大卒のハンディは継続的に勉強すれば必ず克服できる」というモットーを持っています。このモットー、ミッション、すばらしいな、って強く同感します。
この本のメイン・メッセージ:勉強の成果は勉強量で決まる
「朝30分」をタイトルに強く出していますが、メイン・メッセージはベストセラーの『「1日30分」を続けなさい』とほぼ同じです。
この本のメインのメッセージ
勉強の成果を出す最大の要因は勉強量 → コツコツ毎日勉強したものが勝つ
要するに、勉強、仕事、スポーツ、いずれも結果を決めるのは勉強量(仕事量、練習量)。勉強法や自己啓発の勉強、人脈作りなんてしている暇があったら、勉強しなさい。
ということです。
私は、この点には一理ある。でも、私の考えは少し違います。
勉強量は大切です。しかし、それだけで結果が決まるわけではない。やはり、勉強には戦略、すなわり、何を何回、どのように勉強するかが重要だと思います。
それでもこの本の素晴らしいことは、「ラクな道ばかりを探すのではなく、コツコツ毎日勉強することを勧めている点です。合格戦略は大切、でも、一定の勉強量の勉強をこなさないと、絶対に合格できないのです。
朝型になるのに重要なこと:強い動機を持つことと、少しずつ早起きにすること
朝型を進める本には、寝る時間を早くする、朝明かりをつける、朝シャワーを浴びる、などの具体的な方法が書かれていることが多いです。この本で勧めるのは、大きく2点:強い動機を持つことと、少しづつ早く起きること
朝早く起きるのはつらい、それを続けるには、強い動機が必要です。「どうして自分が早く起きて勉強することが必要なのか?」を考えるのです。
著者は、自分のためにとだけ考えたら、必ず失敗すると言っています。「自分以外の大切な人のため」と思えるから頑張れるのです。
この考えは、とても同感できますし、私も実際に考えていることです。
次に、少しづつ早く起きることです。いきなり1時間早く起きることにチャレンジしたら、失敗してしまう。30分から始めて、少しづつ、勉強時間を延ばしましょう、という考えです。
あ!だから、「朝30分」なのか!!
古市さんの本と拙著との共通点は、勉強で成果を出すには反復学習(繰り返し学習)は絶対に必要だ、という考えです。力強いミッションと信念のもと書かれており、著者やご家族、スポーツ選手や経営者のエピソードがたくさん入っており、とても説得力があります。やはりベストセラーになるだけのことはあるな、と思いました。
資格試験を目指す人にとっては、①毎日コツコツ勉強すること ②勉強の絶対量も必要 であることをリマインドしてもらえる作品です。スランプの時に読むには、最適な本だと思います。お薦めです。
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