今日のお昼、
ワイドショーで、
麻生さん、小泉さんなどの話を各人が分析しているのを聞いていて、
先日から不調の胃がよけい痛くなってきた。
仕事に無責任な人々に同情するのはダメだが、
失敗しようとしてワザとしているワケではないと思うと心が痛む。
その後、おちゃらけた内容を放送する番組を続けて観ていて、
アホラシ・・・
と思いつつも、
この人たちも一生懸命働いているんだ、
視聴者を笑わせる為と自分の為に・・・
という想いが突然ドタマをかすめた。
そう思うと何だか、「有り難う」と言いたくなった。
「『有り難う』は魔法の言葉で、何度も言うと幸せになれる」と、
あるカウンセラーが書いていたが、
確かにそんな気がする。(少し前に私も「有り難う」の話を書いたが)
さて、今日、書きたかったのは、介護の話。
昨夜、神戸の友達から電話があった。
実母と暮らしている彼女は普段から、そのお母様の我が儘ぶりに手を焼いていたが、
この度、癌で入院することになったという話だった。
彼女の話で思い出したのが、近くに住む親友A子の事。
A子は夫が開業医で、仕事は私と同様、医院の経理をしている。
家族は義父母と夫と子供ふたりの6人だった。
だった、と言うのは、
少し前に義母を家で看取ったので、今は5人家族だからだ。
綺麗で明るくて元気で、
アカンタレの私はいつも彼女から元気の素をもらっている。
一昨年の秋から約半年、彼女は痴呆の義母の介護に明け暮れた。
70才の初め頃から痴呆になりかけていた義母は
徐々に症状が重くなり、家族の判別もつかなくなってきていた。
ついに、一昨年の秋、
家の中を徘徊し(旧家なので広い)、
糞尿を垂れ流し始めたのだ。
おむつはイヤガッテ引きちぎってしまい履いてくれなかったようだ。
いつもお腹を壊していたので、
家中に下痢便がまき散らされているという状態だったらしい。
朝5時に起きて、7時まで家中の拭き掃除をし、
それから家族を起こす。
義母の洋服を一日何度も取り替える。
夜は毎晩、みんなが入浴した後、義母を1時間以上かかって入浴させていた。
「洋服代がかさむのよ。安い洋服でもいいかな、と思うのだけど、
綺麗好きだったお義母さんに安物を着せるのは可哀想だしねぇ。
義父や夫は、何もねぎらいの言葉をかけてくれないけど、
これは長男の嫁の私の仕事だと割り切っているわ。
お義母さんが入浴時に『有り難う』と言ってくれるのが唯一の救い。」と
私に語ったA子。
少々、気が強くて、彼女の言動にたまに気後れすることもあった私だが、
あの時は彼女が神々しく見えた。
今年はA子の義父が近くの病院に入院した。
A子は実家も近い。その両親もA子を頼りにしている。
A子の子供達、ふたりともが登校拒否になった時期もあった。
幾多の苦難にもめげず、
私に伝えてくるのは、少しの過程と結果のみ。
今、子宮筋腫を患っているのに、
少し前には、今度観るミュージカルについての話を楽しそうにメールに書いてきた。
私はちょっと胃が痛いだけで、ここ数日、真っ暗な気分になっている・・・。
いよいよ彼女の爪のアカを本当にもらいたくなってきた。
(数年前、A子は「胃にポリープが出来たが治った」と事後報告してきたこともあった)
ワイドショーで、
麻生さん、小泉さんなどの話を各人が分析しているのを聞いていて、
先日から不調の胃がよけい痛くなってきた。
仕事に無責任な人々に同情するのはダメだが、
失敗しようとしてワザとしているワケではないと思うと心が痛む。
その後、おちゃらけた内容を放送する番組を続けて観ていて、
アホラシ・・・
と思いつつも、
この人たちも一生懸命働いているんだ、
視聴者を笑わせる為と自分の為に・・・
という想いが突然ドタマをかすめた。
そう思うと何だか、「有り難う」と言いたくなった。
「『有り難う』は魔法の言葉で、何度も言うと幸せになれる」と、
あるカウンセラーが書いていたが、
確かにそんな気がする。(少し前に私も「有り難う」の話を書いたが)
さて、今日、書きたかったのは、介護の話。
昨夜、神戸の友達から電話があった。
実母と暮らしている彼女は普段から、そのお母様の我が儘ぶりに手を焼いていたが、
この度、癌で入院することになったという話だった。
彼女の話で思い出したのが、近くに住む親友A子の事。
A子は夫が開業医で、仕事は私と同様、医院の経理をしている。
家族は義父母と夫と子供ふたりの6人だった。
だった、と言うのは、
少し前に義母を家で看取ったので、今は5人家族だからだ。
綺麗で明るくて元気で、
アカンタレの私はいつも彼女から元気の素をもらっている。
一昨年の秋から約半年、彼女は痴呆の義母の介護に明け暮れた。
70才の初め頃から痴呆になりかけていた義母は
徐々に症状が重くなり、家族の判別もつかなくなってきていた。
ついに、一昨年の秋、
家の中を徘徊し(旧家なので広い)、
糞尿を垂れ流し始めたのだ。
おむつはイヤガッテ引きちぎってしまい履いてくれなかったようだ。
いつもお腹を壊していたので、
家中に下痢便がまき散らされているという状態だったらしい。
朝5時に起きて、7時まで家中の拭き掃除をし、
それから家族を起こす。
義母の洋服を一日何度も取り替える。
夜は毎晩、みんなが入浴した後、義母を1時間以上かかって入浴させていた。
「洋服代がかさむのよ。安い洋服でもいいかな、と思うのだけど、
綺麗好きだったお義母さんに安物を着せるのは可哀想だしねぇ。
義父や夫は、何もねぎらいの言葉をかけてくれないけど、
これは長男の嫁の私の仕事だと割り切っているわ。
お義母さんが入浴時に『有り難う』と言ってくれるのが唯一の救い。」と
私に語ったA子。
少々、気が強くて、彼女の言動にたまに気後れすることもあった私だが、
あの時は彼女が神々しく見えた。
今年はA子の義父が近くの病院に入院した。
A子は実家も近い。その両親もA子を頼りにしている。
A子の子供達、ふたりともが登校拒否になった時期もあった。
幾多の苦難にもめげず、
私に伝えてくるのは、少しの過程と結果のみ。
今、子宮筋腫を患っているのに、
少し前には、今度観るミュージカルについての話を楽しそうにメールに書いてきた。
私はちょっと胃が痛いだけで、ここ数日、真っ暗な気分になっている・・・。
いよいよ彼女の爪のアカを本当にもらいたくなってきた。
(数年前、A子は「胃にポリープが出来たが治った」と事後報告してきたこともあった)