るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

2人目の卒業

2006-12-12 | ピアノ
意を決して渡した先月末のお手紙。

今日は二人目の退会者が出た。
でもその子はもう卒業といっていい。9年半レッスンにきてくれた。
来春は高3で忙しくなる。
とても練習は真面目に頑張ってくれたし、
自閉症のハンデを音楽の力で乗り越えられたと思う。
最初はおもちゃで遊んでいるのをピアノの前に座らせるのが一苦労、という所からはじまったけど。


一緒に歌い、ピアノを弾き、コミュニケーションをとる事でめきめき知能が発達していった。
とくに近年はピアノを弾ける事を養護学校の中でも認めてもらい、
授業で歌の伴奏をしたり、自分でも自信になっているようだった。
発表会でも器楽合奏のピアノパートを正確に弾いてくれるので、
とても頼りになった。
月刊ピアノの曲くらいなら勝手に自分で弾ける。
ピアノを習ってなかったらそういう楽しみの世界は広がらなかっただろう。


本音を言えば次の発表会まで頑張ってほしかったけど。
こればっかりは仕方がない。
今回のお知らせがおる意味きっかけになったのだろう。
ある程度予想されていた事。


今日はクリスマスレッスンで弾く曲をビデオ同期で録画。
3回撮ってみたけど、ちょこちょこミスがあるので、本人は不本意な様子。
来週も再挑戦してもらうことにした。


淋しいけど、生徒はいつかは去っていくものだから、
習いにきているうちに精一杯いいレッスンをして力をつけてあげねばと思う。

「やめてからもステップ聴きに行っていいですか?
るんるんぴあの、もらえますか?」
と訊いてくれたのが嬉しかった。

Yちゃん、今までいい想い出をたくさんありがとう。
自分のやりたいことを見つけて、さらに羽ばたいてね。
家でも楽しくピアノを弾いてね。たまには遊びにおいでよね。

セミナー

2006-12-12 | ピアノランド
今日は樹原先生が大阪に来られました。たくさんのランド仲間が集まりました。
開成館で勉強会が発足してからほんとに頻繁に大阪に来られています。
新しく住道でも連続セミナーをされてるし、今までと違うレスナーの方が
どんどん聞いて、良さを解ってくれたらいいですね。

今日のお題は「ピアノランドでおさえておきたい5つのポイント」
2時間という限られた中でコンパクトに、
でも特徴をしっかり話されていました。
何回も聞きなれた話かもしれないけど、チラッチラッと
「ああそうか」ということがある。
手の形を矯正するのは、短期決戦でピアノを外して集中して徹底的にやる方が
効果的というのは、私も経験しているのでやはり・・と思ったり。

自分の音を聴ける耳を育てる
美意識を持って自分の演奏を聞き分けられる
自分の演奏のどこがダメかわかって言える
    
など耳を育てるイヤートレーニングのこと。

解らないときは先生に訊けるようなオープンなコミュニケーション
「わかった?」ときいて生徒が「ウン」というのはほとんど条件反射で
わかってないから「じゃぁやってみて」とか「どういうことかな」と言わせてみる。

このあたりからカウンセリングレッスンの実践例がたくさんでてきた。
コーチングもカウンセリングレッスンも答えを本人に気付かせる質問をしていく
という点では同じ。
お話の中では自分の例に照らし合わせて、多くの気付きがありました。

私はデータを使うことが多いけど、
今日弾いているのを聴いて連弾でレッスンというのはピアノランドの基本で
改めて魅力的だなと感じた。
わが娘とピアノランドを弾いていた時はデータがなかったから
ひたすら連弾していたのだけど、今はデータがあるしそこまで弾いていない。
ちょっと反省。

そこですかさず樹原先生のおことば。

「練習も仕事のうち、レッスン時間だけが仕事ではない」

はい!そうです!
マスターコースでしぼられる事だし頑張らねば
最後に残した子どもへの思いを歌った「どんなときも」を弾き語りしてくださった。
涙 涙でした。



次の予定

2月23日   テクニック中巻とランド2 3
4月16日   テクニック下巻とランド4 5

のセミナーにまた来てくださるそうです。
今日は駆け足だったところをじっくりと詳しく話して弾いて下さる。
なんといっても講師が先生ご本人なので、
勉強会に入リそびれたかたは聞き逃せないですね。

今日行かれたみなさん  お疲れ様でした。