脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

友の肺がん・・脱毛・・魂の修行期間?

2014年09月20日 10時53分34秒 | 日記
先日、癌で入院中の友へメール送信しました。『9月26日に行くけど・・』9月上旬に友より一旦、退院して9月下旬に再入院と連絡があったので私が見舞いに行く予定日を知らせたのです。私自身が公共交通機関を一人で利用できないので妻の予定に合わせないといけません。体力面もそうですが階段の上り下りなど健常者の人にとっては何気ない設備でも私にとっては結構、大変なのです。杖だけでは無理な場合、階段の手摺につかまらなければなりません。『俺、一人で行ってみようかな?』そう言ってみたのですが『Kさん伊丹の病院なんやろ?阪急に乗り換えやで?JR大阪駅通って・・もう!!心配!!あんな人混みで階段から落ちたらどうすんの?』確かに大阪駅は半端ではありません。そこから阪急電車乗り場へ行き神戸線に乗る・・最寄り駅からタクシーとなるので妻は心配なのでしょう・・左半身麻痺で杖をつきながらは確かに不安ですが私自身も妻に面倒をかけたくなかったのもありましたが『もし・・駅で倒れたらどうするん!!もう倒れられたら・・そやから私も絶対に行く!!』とっても恐い形相で押し切られ26日に予定したのです。昨日、友より返信メールがあり26日は入院してるので午後からならOKのようでした。抗がん剤治療の副作用が出たらしく『突然、毛が抜けてアルシンド状態になったので全部、剃った!!』とありました。アルシンド?あ、昔のサッカー選手で鹿島アントラーズに居た外人選手ですが頭のトップの部分の毛がなくて確かアデランス?アートネイチャー?のCMに出ていた人です。『アルシンド状態になったって・・』妻に言うと『アルシンド?あ~・・昔のJリーガー?知ってる人って、たいがいエエ年齢の人しか、おれへんでしょ?また古い・・』抗がん剤治療は負担が大きいと聞いてますし脱毛は絶対みたいですが、これまで他人事のように思っていたことが身近な人に降りかかってくると切実な思いになります。更に『身体の調子が良くなければええから。無理せんとってや。それ絶対やで』と追記されてました。自分自身が大変な時に私の身体のことまで気遣ってくれてるのです。とにかく良くなってもらいたい!!ただ」・・ただ・・それだけです。見舞いに行って、どう声をかけていいのかは・・わかりません。少しでも私の元気を分けられれば・・『行って昔話・・かなぁ。』独り言をつぶやくと、それを聞いていた妻が『そんでええのんちゃう?』しんみりとした空気がリビングに漂いました。『俺も脳出血して人生振り返ると反省ばっかりしてた。時々、過去に人の心を傷つけた言葉・行動・・親不幸・・いろんな事、振り返ったら自然と涙が出たよ・・つまらない事、些細なことで怒ったりしたけど恥ずかしくなった・・入院中、反省ばっかりしたら周囲の人への感謝する気持ち・・出てきた。当たり前なことやけど感謝できるねん。ありがとうって照れずに普通に言えるようになった。』私は、ふと思ったのです。K君も人生振り返ってるんちゃうかな?そして楽しかったことだけでなく後悔や反省・・多分、してると・・余命宣告を受けて、これからの人生を、どう有意義に過ごすか。勿論、家族とどう過ごすかが一番と思います。会いたい人・食べたいもの・行きたいとこ・・大切です。心をピュアにしていくこと・・これも大切なことかも知れません。家族・友人・・多くの人達への感謝の心を、たぶん・・怒涛のごとく心の中がいっぱいになるのではないかと思うのです。K君は、とても誠実で真面目。部下からも慕われ暖かい情のある人間です。人生、魂の修行であるのなら不謹慎かもしれませんが私よりピュアな心を持っているK君は他の人より修行期間が短い・・のかも知れません。私は半身麻痺を残し、まだ暫くの修行が必要な魂なのかも知れません。もちろんK君には長生きして欲しい。また一緒に飲めれば嬉しい限りですが神様がK君の修行期間を延長してくれるか否か・・とにかく祈るばかりです。
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