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戦艦大和を考える 5

2018年02月12日 | 国家防衛

戦艦大和を考える 5

大和級戦艦建造は10年の準備期間を要したと伝えられている。
ドッグ拡張工事、主砲製造設備・・砲身切削旋盤、垂直熱処理炉、
垂直焼バメ炉、大型部品工場。莫大な資金と10年が消えた・・・
戦後はドッグでのタンカー建造、砲身旋盤での産業設備製造、これは
昭和35年ぐらいでも続いていた、しかし敗戦による計画外使用である。
大和級3隻の計画を採用せず対空水雷艇1000~2000隻建造の場合を
考える。動力にディーゼルエンジンを採用し起動性向上を実現。
プロペラ動力源に用いる為、出力850馬力エンジンを開発製造する。

2000隻建造しても大和級の資材は大量に残る計算なのだ。
大量に作るので量産設備を要するが鉄道輸送可能な重量なので日本
国内のどこでも作れる。長野県の頑丈な山のトンネル内でも可能。
新潟や富山県の水系を開発し水力電力を作り出しトンネルつまり
地下工場建設を実現し生産設備を稼働させる。
松代大本営を作る労力が在るなら地下工場を作る方が増し。
たとえ爆撃されてもエンジン生産は続けられる・・・
8年あれば水力発電は実現し地下工場も完成する。専用生産ライン
も完成。850馬力エンジンの大量生産に問題は無い。

同時に地下工場にプロペラ稼働部の生産ラインも設置する。
プロペラは専用のならい切削工作機で大量生産、消耗品なのだから。
設計開発と余力を使い400馬力ディーゼルエンジンを試作し量産開始。
このエンジンを使い大型軍用トラックや装甲車を量産。
対空水雷艇のエンジン生産の余力を使い850馬力エンジンを在庫。
これはパンターやタイガー以上の新型戦車に使う為。
輸送トラック、重戦車により機甲部隊の強化を実現。
燃料は軽油だからドイツ軍の様なガソリン不足により機甲部隊停止
は避けられる。当時のどの戦車より馬力に余裕が在るので機動性で
も有利、余る電力で砲塔を稼働し指向速度を上げ側面攻撃を退ける。

大戦艦を止める事で強力な機甲部隊を作れる事に成る。
トラックの大量生産は軍の機動性を高め戦術の優位をもたらす。
400馬力エンジンを使う上陸強襲艇や戦車揚陸艦も作れるだろう・・
陸軍と海軍が同一エンジンを使う事で補給と整備の無駄を回避。
400馬力の無限軌道車体を使い2連2段4門の対空機関砲車両を生産する
もちろん対空水雷艇の機関砲と同形式であり弾薬の共通化を実現。
これは敵歩兵部隊に対しても有効な戦闘力となる・・・
車体本体は別として全部を地下工場で製造可能と成るように拡張を
続ける。大量生産には大きな注意と警戒を要するので爆撃や破壊工作
は計画を害する。最初から長野の山奥の地下工場で生産体制を作れば
戦局に左右されず生産は可能なのだ。
樺太や新潟や秋田県から石油を輸送し地下工場で精製する、少量でも。

これだけの計画を実行しても資金と資材はまだ余る・・・


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