戦車について考える 1
弟二次世界大戦頃の戦車について考えてみる。
基本は鉄資源と戦力構成時の効果から・・・有名なドイツ戦車。
2号戦車、約9トン、時速40キロ、行動距離200キロ、140馬力。
20ミリ機関砲、乗員3名・・・1000両以上生産された。
装甲の薄さと攻撃力不足から戦車の主力とはされず偵察などに使用。
まあ・・・あまり戦力には成らなかったんだろう。
ここで戦力の基本は攻撃力である事を忘れてはいけない。
2合戦車の装甲を6ミリに変更し、砲塔の代わりにバックホーユニット
を搭載する、前方に廃土板を付けてブルドーザーを兼ねる。
油圧専用小型エンジンを搭載し土木作業車を実現。燃料タンクを増量。
強力な牽引力を利用し攻撃ユニットを多数牽引し移動攻撃力を実現する。
たとえば。
土木作業車・指揮通信車・箱型荷室・食堂車・シャワー室・野戦病院・
箱型荷室・箱型荷室・箱型荷室・伸縮塔式偵察車4台。
土木作業車・対空機関砲・88高射砲・88高射砲・88高射砲・
対空機関砲・迫撃砲30門・PaK36対戦車砲10門・弾薬車。
土木作業車・箱型荷室・箱型荷室・箱型荷室・箱型荷室・装甲燃料タンク・弾薬車・弾薬車・弾薬車・作業車。
土木作業車・対空機関砲・88高射砲・88高射砲・88高射砲・
対空機関砲・迫撃砲30門・PaK36対戦車砲10門・弾薬車。
バックホー専用車40台・箱型荷室20・装甲タンクローリー2台。
シャワー室4個。飲料水タンク車20・40トンクレーン2・ハーフトラック6台。
歩兵隊120名を入れて530名。工兵隊主体の機動兵力・・・
対戦車戦闘と対空戦闘を任務とする部隊。
言いたいのは2号戦車1000台より土木車両の方が戦力を高く出来る事。
120度対戦車壕を作り88高射砲を広く配置し幅17キロを防衛。
多数の土木車両で陣地と対戦車壕を極短時日で作り上げる能力こそ戦力。
単純に5300名で170キロを防衛。53000名なら1700キロ。
つまり2号戦車の資材で5200で台作れば1700キロ防衛が可能・・・
鉄の重量で検討だから約46800トン・・・まあ、50000トンだよね。
80センチ列車砲、1350トンを2門と言われているけれど線路や輸送など
を計算すると10000トンを超えるんで無いのか?2号戦車1000台6000トン。
80センチ砲で1100台、2100台分の鉄は在ったんだよね・・・
不足は3100台分・・・
戦車はまだ在る、3号戦車は4000両以上で22.7トンだから90800トン。
不足の鉄は3100台分18600トンだ。3号戦車の3ぶんの1で充足する。
88ミリ高射砲の鉄量は、48トンの100倍で5000トン・・・
他の使用鉄は合計5000トンとしても10000トンであり3号分で調達可能。
鉄資材と平原対戦車戦を考慮して出る戦略は機動工兵陣地戦、と想う。
戦車と戦車で戦えば資源量で勝敗が決まる、独ソ戦が実例だよね・・・
防御は大規模有効な対戦車壕で行い、攻撃は長射程の88ミリ高射砲。
敵の爆撃機に対する戦力として使えるから高射砲が最適。
装甲が無くても陣地を急速に作れれば砲身ぐらいしか敵には見えない。
対戦車壕に落ちたら37ミリ対戦車砲と迫撃砲で上部を砲撃し撃破。
クルスク戦車戦では現実にソ連軍が対戦車壕と地雷で防衛し対戦車砲
を多数使ってドイツ軍を阻止、作戦を混乱させ戦車と戦車の消耗戦に
導いて勝利した。
機動工兵陣地戦。
機械化工兵と迅速な移動と対戦車対空攻撃力を組み合わせ陣地で阻止。
戦車の大群、怒涛の侵攻を1週間でも阻止すれば次の防衛線を作れる。
クルスクで現実に1週間阻止している、人が作った壕と陣地でね・・・
土木機械で作った壕と強力な88ミリ砲なら数週間の阻止または突破不能。
実際の戦闘なら航空機と戦車が使われ複雑ではあるが・・・
歩兵に対戦車兵器を装備すれば戦力は強化され敵の突破はより困難だ。
鉄はこういう事だが燃料だって節約出来る。
多数の戦車を走り回らせては燃料の無駄・・・
戦車を破壊されれば兵士、弾薬、燃料、鉄、生産労力が大量に無駄。
燃料を土木機械に集中するだけで無駄は消滅、戦車の機動力に使える。
ドイツはソ連に大量の戦車で侵攻され敗れた・・・
と言う事は、戦車の大群を阻止破壊すればソ連を止められた。
その間に、空軍を再建すれば制空権は戻った、と想う・・・
ドイツに必要だったのは優秀な戦車で無くて多数の土木車両。
6000台の土木車両を製造すればドイツは勝てた、かも知れないね?