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使用済み燃料保管

2014年02月22日 | 原子力

核廃棄物管理が重大な問題というのは金儲けの方便です。
ウランやプルトニュウムの核爆弾保管に大した問題は無い。
世界には超高濃度の軍事用核物質爆弾が数10万発は在る。

原発燃料の数10倍濃度のプルトニュウムなので漏れたら
影響は重大。こちらは漏れて広がるどころか下手すれば爆発。
核物質を問題にするなら核爆弾の方が危険はけた違いに大きい。

なにしろ半減期の長いプルトニュウムが大半なのだから。
それを昔は手作業で削って成形し爆弾部品にしていた・・・・
原子炉燃料の放射線強度が高いのは崩壊半減期の短い核種による。

半減期が短いという意味は核の安定性が低いので分裂が多いから。
そして放射線は分裂の際に放出されるんです。分裂により核種は
変わり崩壊系列にそって分裂を繰り返しより安定な核種に変化する。

核燃料は2年ほどたつと半減期の短い核種が分裂によりかなり消滅し
放射線束が大きく減少する。放射線が変化する熱エネルギーも減少。
冷却がしやすくなります。

核燃料保管が難しい時期とは1万年後では無くて最初の50年ほど。
この期間だけは何が起きても冷却を停止しては駄目なのだ。だから
私は海中での50年保管を提案するし先人の案が在るなら賛成する。

技術的にも原子力空母や原子力潜水艦で50年ぐらいの耐性は在る。
しかも軍事用ではない低レベルな核物質である原発使用済み燃料の
保管潜水船なら日本の技術力で建造し50年運用は出来るのだ。

放射線束が数10分の1になった燃料を地上付近の専用施設で500年
保管。利用できる核種を工業的に再利用しながら管理を持続する。
この冷却は空気冷却が可能な設備とする事で設備破壊時の対処は可能。

500年過ぎて安定核種が大部分となった物質を大深度に長期保管する。
核廃棄物処理は3段階が適切。
(1)放射線強度が高く冷却が重要な時期を50年潜水船で保管。
   建造はすぐに出来るし大反対の地上保管場所選定も不要。
(2)500年保管場所を50年かけて選択し建設する。
   放射線束が大きく減少しているので近隣住民の了承は得やすい。
(3)500年間に1万年保管場所を選定し準備する。
   技術力を失っても安全な保管方法が実現出来ると考える。

◎ 使用済み燃料保管が重大問題と言えば関係者に莫大な税金が
渡される。原発作業を考えてごらん・・・暴力団から政治家まで
大勢が群がって税金を盗む。保管場所が決まらないのはね。

ほぼ永久に莫大な税金が転がり込む巨大な利権だから取り合って
いてらちが明かないのが真相だ。原発周辺の住民で数1千万が入る
なら保管場所なら数億円は堅い。住民でさえこれほどの金額。

地元暴力団や政治家にいくら入るか想像してごらんよ。
反対運動は利権争奪戦の一こまなのだ。
利権を離れれば3段階保管で技術的に解決するのが適切なんだよ。