ピラミッド建設は大工事なのは間違いない。
近代の大工事と言えば鉄道や道路やダム工事。
これらの建設は分割し同時並行で建設を進める、
これを工区方式とか工区区分とよぶよね。
ピラミッドも工区方式で建設されたと判断するのは
妥当で自然な考えの流れと想う。
およそ下から3分の1までは周囲全部から石を積み上げるのが効率的。分担をするなら外周担当と内部担当の二つに分けるだけで良い。
高さの中央部分を建設する時は外周担当は内部螺旋
通路を作りながら外周部を建設。
同時に中央担当は王の間などの設計構造を作りながら中央部を高くしていく。
中間部建設担当は重量石材、王の間の天上石等を
積みあげて行く平面の上に持ち上げ使用する高さ
まで上げる。
重量軽減の間を作る頃に、螺旋通路出口は同じくらいの高さに達する。中間部建設担当により螺旋出口
と中央部を結ぶ場所は平面の作業空間を得られる。
たとえば幅20メートル通路が出口から中央部まで。
中間部建設担当が積みあげると同時に中央部担当と
外周部担当が共同して上部3ぶんの1を積みあげる。
上部に使う石材は螺旋通路で運び上げる。
つまり下から3ぶんの1ぐらいでは建設終了まで全周
から石を積み上げて設置場所まで移動させていく。
石を地上から持ちあげる場所で最後まで残るのが辺の中央部4カ所。ここは測定基準点を置かれた場所。
キャップストーンを最後に積んだという説は変だ。
頂上は重要な建設基準点であり測定の要。
中心部を10~20メートル積んだ頂上にキャップ石
を置き、地上から修正しながら正確な位置に固定。
以後は地上と頂上を基準に周囲に石を積んで行く。
そして上から3ぶんの1が完成する。
次に中間の部分が完成。
最後に下3ぶんの1を積み上げれば全体が完成する。
ピラミッドは上から順次作られたのだ。
下から仕上げたら上に石を運ぶのに苦労すだけ。
伝説に残る、石が空を移動したというのは螺旋出口
から中央まで高い場所を運んだ事の意味である。
空と言う訳が間違いで見上げる程高い場所の意味。
6階建の屋上を物が移動する様子を空を移動と表現。
積みあげ自体は、テコと材木とロープで充分だよ。
2トン長方形の石を自分で動かせば誰でも納得する。
私は安全から50センチ上げたら水平移動を選ぶ。
建設は平面において3工区、高度において3工区。
これに石切り場と現場への輸送という区分で管理。