縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

今日はまぐろ ~ ♪

2006-04-12 21:12:40 | おいしいもの食べ隊
 「今日はまぐろ」と言うと、晩ご飯のおかずのような感じだが、そうではない。まぐろの旨い店の話だ。もともとまぐろが特に好きなわけではない。大トロとかおいしいとは思うが、高いお金を出してまで食べたいとは思わない。今日はお手頃で、しかもおいしいまぐろを出す店を紹介したい。

 1軒目は銀座8丁目の『なかね』。昭和通りから築地寄りの道を1本入ったところにある。ちょうど『竹葉亭』のはす向いだ。
 この店は何と言ってもランチの“まぐろ茶漬け”。本当に旨い。まず、まぐろ自体がとてもおいしい。さすが築地に近いだけあり、冷凍物など使わず、生のまぐろである。夜使う残りの赤身の部分だというが、その辺で食べる中トロなんかより、きれいだし、ずっとおいしい。

 まぐろとご飯(玄米ご飯)は別に盛られて出て来る。ランチはこれ1品だけなので、席に座れば黙っていても出て来る。小鉢のまぐろには胡麻だれ、それにのりとわさびが添えられている。出会いのものというか、まぐろと胡麻だれは以外に合う。ご主人の試行錯誤の成果、大発見である。
 最初からお茶漬けにしても良いが、お勧めは、まずまぐろをおかずにご飯を食べる、あるいはまぐろをご飯にのせてまぐろ丼にして食べること。そして、頃合を見計らって、残ったまぐろを全部ご飯にのせ、お茶を注ぐ。一粒で二度おいしいではないが、違った味わいが楽しめる。つまり、食べ方としては名古屋の櫃まぶしや浜松のうなぎ茶漬けと同じだ。

 値段は900円と安い。ランチに900円は高いと思うかもしれないが、この内容でこの値段は絶対お値打ち物だ。この店の唯一の欠点は混むこと。12時前に行っても座れないことがある。逆に遅く行くと品切れで食べられないこともある。しかし、並んででも行く価値のある店だと思う。今度は一度夜に行ってみたい。

 次は知る人ぞ知る店。八丁堀の、とんかつ 割烹『笠』という店である。普通はこんな店にわざわざ行く人はいないと思うのだが、近くにある新日鉄ソリューションズの人に旨いと教えてもらい、行くようになった。“とんかつ 割烹”と少し怪しい感じがするが、実は、とんかつなどの揚げ物もあれば刺身や煮魚などもあるという、早い話、オールマイティな定食屋である。
 ここの“まぐろのづけ丼”が旨い。まぐろは勿論生のまぐろ。場所が銀座と八丁堀と違うせいか、こちらのまぐろは一切れが大きい。店構えや内装もそうだが、全体に『なかね』の方が上品であり、『笠』は実質本位である。割烹と言いながら、店の雰囲気は大衆食堂だ。だが味は良い。

 あと、ここの“ジャンボとんかつ”も旨いらしい。ただ、本当にジャンボなので、一人で行ったときに頼むのは止めた方がいい。
 もう一つ、ここは決してデートで行く店ではない。あなたのセンスが問われる。行くにしても、二人の間で信頼関係を築いてからにしよう。しかし、信頼を築くのに時間は掛かるが、失うのは一瞬とも言う。あとは幸運を祈るしかない。

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