中国で独自の進化をしているトラジ。
もともと農耕用トラクターなのですが(農業機械に属し、それ以外の運用は一応禁止らしい)そんなのおかまいなし。
田舎の農村はもちろん、都会だって走ってます。(農業目的以外で)
うちのマンションの前を爆走(といっても時速40キロが限界なんだが)するトラジ君。
田舎ほどではないですが、沢山走ってます。
お値段は新車で3万元(45万くらい)らしいですが、新車って見た事ないです。
ど田舎ではりっぱな交通機関として活躍します。
庶民の足がわり。
農村をコンボイで走るトラジ達。
田舎では大活躍のマシーンなのです。(笑)
なんでも山積みで運びます。
農民がトラジを所有するのはまれで、ほとんどがトラジ運送を専門にやってる人なのです。
農民は必要な時に料金を払って雇うのです。
今の時期は小麦の刈り取りが盛んです。
農民はけっこう広い圃場を持ってますので、人力での刈り取りは無理。
でも、とても農業機械を買う余裕はありません。
こういうトラジにコンバインを乗せて移動する、農業機械軍団がやってきて刈り取りをするのです。
この連中はこれで賃金を稼ぎます。
省をまたいで刈り取りして移動しているようです。
農業だけでなく建築に使うレンガも良く運んでます。
なんたって田舎ではビルだってレンガで作ってるんでw需要が多いレンガ。
トラジ大活躍なのです。
むき出しのエンジン部。
カウルはありません。すべて剥き出し。
メンテナンスがとっても便利。(笑)
エンジンの回転をベルトでミッションに伝えてます。
近寄ると巻き込まれます。危ないです。
ダイナモ(発電機)ぶっ壊れてますが心配要りません。
なんたってエンジンスターターなんてありませんから。(笑)
この穴にクランク棒を突っ込んでクランクシャフトを回してエンジンスタートさせるのです。
とってもシンプルな構造。(笑)
おそらくスロットルだと思われるワイヤー。
メンテナンスはとってもし易いのです。
これが中国では基本。
壊れてもすぐ直せる構造にしてあるのです。(だから進歩しねえんだがw)
ナンバーはついてます。(公道を走るんで)
車検もあるようですな。(農業機械としてだけど)
ヘッドランプは似てるけどシビエオスカーではありません。(笑)
コックピット(笑)
スピードメーターはありません。オーディオもエアコンも、もちろんありません。
ついでにウインカーもありません。
ミッションの構造も面白いです。
おそらく何十年もこのスタイルを維持していると思われます。
そして、あと十年はこのままだよね、きっと。(笑)
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