D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Blizzard Of Ozz('80)/ Ozzy Ozbourne

2010-09-08 18:02:51 | vocalist
Rieさんの記事書いてたら、Randy Rhodesのギターが聴きたくなって、こんな懐かしいのを引っ張りだしてみました。
Ozzy Ozbourneの1stソロ作“Blizzard Of Ozz”。
当時は音源を持ってませんでしたが、大学の頃ダチが良く聴いてたので、製図室でのオールナイトの御供として常連だった作品でもあります。
私が持ってるのは、録り直しヴァージョン(リズム隊のみ差し替え盤)なんで、昔のとちょっとちゃうんですが、ギターだけ聴けたらいいんで、気にしない。(笑)

personnel:
Ozzy Ozbourne(vo)
Randy Rhodes(g)
Bob Daisley→Robert Trujillo(b)
Lee Cerslake→Mike Bordin(d)
Don Airey(kb)
and many others

オジー自体は特に好きなシンガーと言う訳ではなく、どっちかっつうと嫌いな部類かも。
しかし、この方が発掘する歴代ギタリストは、皆凄腕ばかりだもんで、仕方無しに聴いてたクチです。
といいつつ、真剣にチェイスしてはおりませぬ。
・・もっぱらZakk Wylde以降がメインでしょうか。

てな訳で、くだんのランディ・ローズのギターも、基本的にはこの辺でしか触れてません。
Quiet Riotの旧作なんぞも、聴く機会は幾らでもあったに関わらず、放置したままでここまで来てます。
なんかね、肌に合わないような気がしてたもんでね。
でも、一度もコピーしたことが無いにも関わらず、ある程度弾けちゃう曲がいくつかあったりします。
多分、睡眠学習効果じゃないのかな。(笑)

tracks:
1.I Don't Know
2.Crazy Train
3.Goodbye To Romance
4.Dee
5.Suicide Solution
6.Mr.Crowley
7.No Bone Movies
8.Revelation(Mother Earth)
9.Steal Away(The Night)
bonus track:
10.You Lookin' At Me Lookin' At You

ローズのギターって、いわゆる超絶系ではございません。
多分オールドスクール系なんでしょうね。
滅茶苦茶速い訳でもないけど、結構トリッキーな技を駆使してて、音に魅力がありますね。
ミストーンの多さも、なかなか親近感が沸いて来ますし。(笑)
リフの組み方などでも、アプローチノートやオブリをマメに入れたり、結構忙しいスタイルじゃないかな。
そして、コードの展開やヴォイシングなんかに、同時代のギターさんらとは違う部分をかなり感じますね。

今回のように、タマに聴きたくなるのが、#2“Crazy Train”。
・・昔、ほんと良く聴いてた曲です。
ライトハンドが出始めの頃に書かれたこともあってか、ローズもトライしてるってんで、当時話題になってたっけ。
なんと、ライヴ映像を発見・・バックはRudy&Tommyの模様・・ん、クチパクかも。

Ozzy Osbourne & Randy Rhoads Crazy Train Live After Hours


こいつと#6“Mr.Crowley”が、多分双璧だったかな。

Ozzy Osbourne & Randy Rhoads Mr. Crowley Perfect Quality


この曲も、昔かなり聴きましたね。


で、今聴いてて面白いなと思うのも幾つかあります。

まず、クラシカルな逸品。#4“Dee”。
なんでこんなの入れたのか分りませんが、彼の音源としての価値の高さは言わずもがなでしょう。

そして、コードアドヴァンスが美しい、#3“Goodbye To Romance”。
この美しさは、この歳になってようやく気付かされたかもです。
短調なバラードだけど、バッキングの秀逸さが全てを救ってる好例じゃないかと。

あと、唯一プログレ的展開を感じさせる、#8“Revelation(Mother Earth)”。
インストパートが沢山あって、面白い曲ですよね。
・・今は一押しかも。
ここから#9のイントロへの繋がりなんかも、凄くカッチョエエんですよね。


こんな感じで、作品としての纏まりはありませんが、面白い曲が詰まってて、やっぱ聴き応えがありますね。(笑)

しかし、まだまだ暑いっすね。
・・皆様、ご自愛下さい。


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4 コメント

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Unknown (240)
2010-09-09 21:52:11
こんばんは。
このアルバム、大好きなんですよね。
ランディの作品のなかでも一番好きかも。
特に①~③の流れは鳥肌モノです。
ランディ、一説には身長が155cmしかなかったとも言われてます。でもギターをプレイしている姿は大きく見えますね。
またランディのご家族も大いに彼を応援していたといいます。ランディはハードロッカーでも裏の姿は物静かな男だったようだし、すごく人間的にも興味が惹かれる人物でした。
これは外せないですねえ (ドイツ特派員)
2010-09-09 22:07:46
elmar35さん、

このアルバムとUFOライブ、買ったばかりのウォークマンで聴きながら、梅田の新阪急ホテルで大学受験3日前から居座っていた思い出のアルバムですね。高校時代に狂ったように聴いたアルバムの一つです。

ローズのギターって、神格化されているところもあるんですが、多分発展途上だったんじゃないか、と思います。バッキングのアイディアなんかは弾いてみると「へえ」と思うものも多くて、そんなに難しくないのに面白いというか。「Steal Away(the night)」とかですね。その辺のアイディアとソロのテクが更に上がろうとしたときに死んでしまった、残念といえば残念だし、だからこそ神格化され(てしまっ)たギタリストだと。いや、全然否定していなくて、「もっと凄いことになっていたはず」という叶わぬ期待からです。

多分ライブ映像はスタジオライブ。Gのバッキングは5弦開放を16分ではなく8分にする彼のライブ版でやってるので、かぶせではないと思います。Voも多分そのままでしょう。よんどころない筋からこのDVDは持っていますwww
240様 (elmar35)
2010-09-11 09:21:54
コメントありがとう御座います。
私は丁度高校生になった頃だったので、実際良く聴いていたのは大学に上ってからでした。
世の中が彼に気付くのが少し遅かったのが、少し残念に思います。
存命だったら、どんな凄いギタリストになってたんでしょうネ。
ドイツ特派員様 (elmar35)
2010-09-11 09:36:32
特派員さん的には、これは語ることが多そうですね。(笑)
高校時代はJeffBeckやVanHalen命だったのでOzzyまで手が回らずじまいでした。
大学時代に徹夜の供だったので、なぜかかなり刷り込まれていて、自分でもビックリしてます。
・・なるほど、生でしたか。
動くランディは、なかなか新鮮ですね。