D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Inner Secrets('78)/Santana

2011-08-12 21:51:10 | guitarist
邦題”太陽の秘宝”

・・いやはや、毎日めっさ暑いすね。
8月に入り、忙殺される毎日が続いておりました。
ようやく盆休みに突入し、今夜から避暑に逃げます。
その前に一発・・ちょっと地味なブツですが。(笑)

思えば、ウチではお初になるようですね。
Carlos Santana(カルロス・サンタナ)。
クレジット的には"バンド"としての"Santana"なのですが、そのまま個人と同一視されても何も問題なさそうですね。

正直言って、彼のギターは、個人的にほとんど琴線に触れなかったこともあり、昔から極たまにしか聴いてません。
あの”哀愁のヨーロッパ”でさえ”ん~”かもです。
・・あ、味は充分分りますよ。(汗)

しかし、どういう訳かこの作品を持っており、リリース時に即買った覚えがあるんですね、もちろんLP時代。
・・てことは、まだ中坊やんか、俺・・マジ!?
確かね、当時何かのTV番組でこれのPVらしきものを観たんですよね。
"サンタナがロック演ってるぜ!"てな感じで。
それに、あのNeal Schon以来に久々のツインギター体制になったとかで話題にもなってました。
でも、それまで番頭格だったTom Coster(kb)やMichael Shrieve(d)も既に居ません。

personnel:
Devadip Carlos Santana(g,cho)
Greg Walker(vo)
Graham Lear(d)
David Margen(b)
Chris Solberg(g,cho)
Chris Rhyne(kb)
Raul Rekow(per)
Armando Peraza(per)
Pete Escovedo(per)

こんな面子ですが、特にくだんのギタリスト、クリス・ソルバーグに関しては、どう聴いても到って地味な音です。
・・何がそんなに評価されてたのか未だに理解できません。
おそらくパーソナルな部分が多分にあったんだろうとは思いますがね。
ソルバーグ以外のほとんどの面子とは、この後1年も持たなかったみたいですしね。
ラウル・リコウ以下、なぜかパーカッション・チームの面々に関しては、初期からこの後もカルロスと寄り添うように活動を続けてましたがね。
ちなみに、そのパーカッション・チームのピート・エスコベートは、あのShiela Eのお父ちゃんで、悪童Nocole Richie(Lionel Richieの養女)の実の爺様です。


tracks:
1.Dealer/Spanish Rose
2.Move On
3.One Chain (Don't Make No Prison)
4.Stormy
5.Well All Right
6.Open Invitation
7.Life Is a Lady/Holiday
8.The Facts of Love ”禁断の性典”
9.Wham! ”秘宝”

私が聴いた数少ないサンタナの作品の中でも、キャッチーでヴァラエティに富んでるという点で、結構気に入ってるブツです。
この後”Hold On”って曲が大ブレークしたのですが、その辺の布石となる音が詰まってますね。
この作品では、当時のPops界を席巻していたプロデューサー・チーム(Dennis Lambert&Brian Potter)を起用し、スタイリッシュでソフィスティケイトされたサウンドを標榜したことがファンの反感を買った、という記述がネット上では多く見られます。
正直、私はこの辺の内情には通じていませんので、詳細は他のサイトにお任せし、逃げるとします。
・・サンタナ好きってコアな方が多いモンでネ、太刀打ち無理。

で、肝心のインプレッション。
くだんのPVは見つかりませんでしたが、めぼしい音源だけ貼っておきましょう。

まず、オープニングのメドレー。
このツボを押されるようなサビのコード進行に思わず"アヘ~"と来ますネ。
ちなみに前半"Dealer"は、あのTrafficのカヴァーです。

Santana - Inner Secrets - 01 - Dealer/Spanish Rose



LPではA面ラストにあたるこの曲。アレンジが渋くてカッチョエエと思うのです。
これもカヴァーで、オリジナルはDennis Yost & the Classics Ⅳ・・聴いたことないけど。

Santana - Inner Secrets - 04 - Stormy



そして、Buddy Hollyの作品で、あのBlind Faceもカヴァーしてたこの曲・・多分一押しかな。

Well All Right ~ Santana



セールス的には#2"Move On"や#3"One Chain (Don't Make No Prison)"などが、当時のチャートを賑わしたと聞きます。
まあ、サンタナらしくないとか、そんな評価は置いといて、気違い染みたこんな暑い季節にピッタリなサウンドではないかと。
昨年末紙ジャケで再発されてるようですので、機会があれば是非!(笑)


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2 コメント

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Unknown (deconbb)
2011-08-14 01:16:26
うわー! サンタナですか!! なつかしいなー! それにしてもこの人のギターの音はいつ聞いても独特ですねえー。やっぱり指の違いですかね? 昔から疑問でしたねあのビブラートは!
私が大学生の時に ライヴアンダーザスカイで ハービー・ハンコックとトニー・ウイリアムスと演奏した映画スパルタカスのテーマは名演でしたね!
随分後になって映画を見てあまりのつまらなさにズッコケましたが!!
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deconbb様 (elmar35)
2011-08-17 11:22:54
ども♪
多分、握力が異常に強いんでしょうね。
ノンビブラートであそこまで伸ばすなんて、普通じゃ無理でしょう。

>映画スパルタカスのテーマ・・
今度聴いてみます。ご教授感謝!(笑)
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