以前にJeff Beck Modelのアッセンブリの再生について書きましたが、今日は、その折に手に入れたFender Japan製の古いストラトのその後談です。
くだんのギターは、シリアルナンバーから'95~'96年製のST-62という機種らしく、ネックの付け根の両サイドでボディ側にクラックがあり、打跡も無数あります。
ウチのチビと同じ位の経年品の割には結構綺麗でダメージも少なく、可動部や電気系にも全く問題は無いので、この際手を入れて戦力にしちまおう、と相成りました。
ギターはやっぱ生音が良くないとどんなに弄っても改善できません。
自分で、ブリッジのトレモロブロックのみスチール製のパーツに交換しましたが、これだけでもボディ鳴りがかなり改善されます。
で、前からお世話になってたショップに相談し、ナット交換とブリッジ調整の対応をしてもらいましたが、指板調整は問題ないとの一点張りで叶わず。
しかし、音の詰まり感にどうしても納得できず、偶然twitterで知った“Josh Parkin Guitars”で観てもらうことにしました。
Josh Parkin氏はエゲレス人で、この春から梅田のすぐ北にある中津でショップを開いたばかりとのこと。
相棒の環さん他と頑張っておられる新鋭のルシアーで、日本語はほとんど無理ですが、環さん他スタッフがバッチリ通訳してくれます。
2週間程前に相談に乗って頂き、音のビリ付き原因にもすぐ気付かれ、この程度ならフレット打替不要で、擦り合わせで充分OKとの見立てでした。
前のショップとここまで対応が違うもんやな・・と、一人納得。
その場でついでにピックアップの相談もしてみました。
個人的にはLindy FralinのReal'54てモデルの音が気に入ってて、持ち込み時のセッティングのコストなんぞを聞いてみました。
ところがJoshから“Bare Knuckle”って凄いピックアップメーカーがあって、Lindyなんかに絶対負けない良い音がする、と強烈にプッシュ。
エゲレスのメーカーで、すべてハンド・ワイアリングで造っており、故Gary Moore他、意外に多くのプロ・ミュージシャン御用達のメーカーだよ、と。
値段も、Lindyを音屋さんで仕入れた場合より少し安めかな。モデル名は“Apache”・・中々ワイルドなネーミング。
そんなに云うなら試してみても良いかな・・と、パワープッシュに敢え無く白旗。(笑)
50年代のリアルな音を追及するならポールピースはフラットが良いが、バランスがとり難いらしいので一般的なスタッガードタイプ(段有)にしました。
カバーも選べるらしいのですが、お任せしたところパーチメント(羊皮紙色)を選んでくれました。(ホワイトやクリームに加えエイジドなどもあります)
また、ワイアリングの話もしてたら、良いピックアップにはCTS等それなりのパーツが必須と、これもまた熱く語る訳で。
コストも意外と安価なんで、ポット、セレクターSWに加え、コンデンサもVitamin-Qとして、配線ごと交換してもらいました。
で、昨日完成の旨連絡があり、現地で試奏してぶったまげました。
・・ひ~、音が全然ちゃう、ノイズが全く無く超クリアトーンやんか・・。
前のPUでは若干のヒスノイズが乗っており、少し歪みもあったのに、この激変ぶりには感激です。
ポッティング(蝋漬)もサービスしといたよ、とJoshがニコニコ顔・・儲ける気ないんか?アンタ。(笑)
Joshにはほんと感謝です。これからもよろしくね!
すぐに自宅に戻り、狂ったように気持ちよく弾き捲くったのは、言うまでもございません。
この“Bare Knuckle Pickups”のシングルコイル“Apache”セットは凄い音がします。
センターのみ逆巻きで、結果上下のハーフトーンがハムキャンセルになり、其々のポジションでの音の輪郭が凄く明瞭で、特にフロントの甘酸っぱいサウンドはまさにストラトそのもの。
アンプで直に歪ませた場合の方が、歪み系ペダル経由より更にパワーアップし、特にリアが気持ちよく暴れてくれます。
多分Fenderの“Texas Special”並の暴れ具合じゃないかな・・そうそう、Lindy FralinのReal'54にも遜色なさそうです。(Ritto Music刊“ピックアップブック”付属音源との比較による)
また、オマケとして、ピックやRotoSoundの6弦セットなんかも付いてたりしますよ。
・・しかし、折角中古で安価に入手したのに、総額10万近くかけてここまで仕上げるんなら、最初から新品のアメスタ買っても良かったかもと、つくづく俺って馬鹿だなと改めて思います。(涙)
くだんのギターは、シリアルナンバーから'95~'96年製のST-62という機種らしく、ネックの付け根の両サイドでボディ側にクラックがあり、打跡も無数あります。
ウチのチビと同じ位の経年品の割には結構綺麗でダメージも少なく、可動部や電気系にも全く問題は無いので、この際手を入れて戦力にしちまおう、と相成りました。
ギターはやっぱ生音が良くないとどんなに弄っても改善できません。
自分で、ブリッジのトレモロブロックのみスチール製のパーツに交換しましたが、これだけでもボディ鳴りがかなり改善されます。
で、前からお世話になってたショップに相談し、ナット交換とブリッジ調整の対応をしてもらいましたが、指板調整は問題ないとの一点張りで叶わず。
しかし、音の詰まり感にどうしても納得できず、偶然twitterで知った“Josh Parkin Guitars”で観てもらうことにしました。
Josh Parkin氏はエゲレス人で、この春から梅田のすぐ北にある中津でショップを開いたばかりとのこと。
相棒の環さん他と頑張っておられる新鋭のルシアーで、日本語はほとんど無理ですが、環さん他スタッフがバッチリ通訳してくれます。
2週間程前に相談に乗って頂き、音のビリ付き原因にもすぐ気付かれ、この程度ならフレット打替不要で、擦り合わせで充分OKとの見立てでした。
前のショップとここまで対応が違うもんやな・・と、一人納得。
その場でついでにピックアップの相談もしてみました。
個人的にはLindy FralinのReal'54てモデルの音が気に入ってて、持ち込み時のセッティングのコストなんぞを聞いてみました。
ところがJoshから“Bare Knuckle”って凄いピックアップメーカーがあって、Lindyなんかに絶対負けない良い音がする、と強烈にプッシュ。
エゲレスのメーカーで、すべてハンド・ワイアリングで造っており、故Gary Moore他、意外に多くのプロ・ミュージシャン御用達のメーカーだよ、と。
値段も、Lindyを音屋さんで仕入れた場合より少し安めかな。モデル名は“Apache”・・中々ワイルドなネーミング。
そんなに云うなら試してみても良いかな・・と、パワープッシュに敢え無く白旗。(笑)
50年代のリアルな音を追及するならポールピースはフラットが良いが、バランスがとり難いらしいので一般的なスタッガードタイプ(段有)にしました。
カバーも選べるらしいのですが、お任せしたところパーチメント(羊皮紙色)を選んでくれました。(ホワイトやクリームに加えエイジドなどもあります)
また、ワイアリングの話もしてたら、良いピックアップにはCTS等それなりのパーツが必須と、これもまた熱く語る訳で。
コストも意外と安価なんで、ポット、セレクターSWに加え、コンデンサもVitamin-Qとして、配線ごと交換してもらいました。
で、昨日完成の旨連絡があり、現地で試奏してぶったまげました。
・・ひ~、音が全然ちゃう、ノイズが全く無く超クリアトーンやんか・・。
前のPUでは若干のヒスノイズが乗っており、少し歪みもあったのに、この激変ぶりには感激です。
ポッティング(蝋漬)もサービスしといたよ、とJoshがニコニコ顔・・儲ける気ないんか?アンタ。(笑)
Joshにはほんと感謝です。これからもよろしくね!
すぐに自宅に戻り、狂ったように気持ちよく弾き捲くったのは、言うまでもございません。
この“Bare Knuckle Pickups”のシングルコイル“Apache”セットは凄い音がします。
センターのみ逆巻きで、結果上下のハーフトーンがハムキャンセルになり、其々のポジションでの音の輪郭が凄く明瞭で、特にフロントの甘酸っぱいサウンドはまさにストラトそのもの。
アンプで直に歪ませた場合の方が、歪み系ペダル経由より更にパワーアップし、特にリアが気持ちよく暴れてくれます。
多分Fenderの“Texas Special”並の暴れ具合じゃないかな・・そうそう、Lindy FralinのReal'54にも遜色なさそうです。(Ritto Music刊“ピックアップブック”付属音源との比較による)
また、オマケとして、ピックやRotoSoundの6弦セットなんかも付いてたりしますよ。
・・しかし、折角中古で安価に入手したのに、総額10万近くかけてここまで仕上げるんなら、最初から新品のアメスタ買っても良かったかもと、つくづく俺って馬鹿だなと改めて思います。(涙)