このブログを始めてからお世話になってる方々からの情報で、ようやく聴き始めたアーティストが結構沢山います。
本日はそんな一人、Scott Henderson(スコット・ヘンダーソン)です。
スコット・ヘンダーソン(略してスコヘン・・呼び捨てかい!笑)は'54年8月26日アメリカはフロリダ州ウエスト・パーム・ビーチ出身の52歳・・メセニーと同学年!?(驚)
フロリダ南部で生まれ育ち、アトランティック大学を卒業後ロスに移り、比較的速い時期からプロ・ギタリストとしてのキャリアをスタートさせてます。
初期の活動で有名なのは、ジェフ・バーリンらとの‘Players(プレイヤーズ)’や、ジャン・リュック・ポンティのバンド、あるいはチック・コリア・エレクトリック・バンド等への参加でしょうか。
面白い事に、ポンティのバンドへは、あのAllan Holdsworth(アラン・ホールズワース)先生の推薦で入ったという事実!・・未だに関係がよく分かってなかったりしますが。(汗)
ま、そんな経験を積みながら'84年に盟友Gary Willis(ゲイリー・ウィリス)らと結成したTribal Tech(トライバル・テック)としてのデヴュー作が、この‘Spears(スピアーズ)’です。
冒頭のフォトでお分かりかと思いますが、今回の音源はオーディオ・カセットなんです。
CD化されてることは間違いなく、探してもなかなか見つからず諦めてたんですが、ひょんなところでデッド・ストック状態のカセットを発見し、とりあえず激安で音源を確保できた訳です・・音は最悪ですが。(涙)
なお、2nd作‘Dr.Hee’は、海外通販の中古で結構出回ってます・・意外と適正価格だったりします。
という訳で、この作品はスコヘン自身のプロデュースで、'85年の6月に録られたもののようです・・彼が32歳になる直前の音源となりますね。
面子は、Scott Henderson(g) Gary Willis(b) Brad Dutz(per) Steve Houghton(d) Pat Coil(kb) Bob Sheppard(sax,flute) の6名です。
・・聴いてビックリ、すごい作品でした。
1.Caribbean
タイトルとは違いちょっとオリエンタルでメロディアスな曲です。
多分ギターとシンセをシンクロさせてるんでしょうね・・カッコいいユニゾンプレイです。
しょっぱなからフュージョン好きの諸氏はニンマリしそうですな。
スコヘンのギターもびっくりするくらいストレート・・アウトなんて言葉が全く出てきません。
2.Punkin Head
ピアノ中心かなと思えば、ベースオリエンテッドでゲイリーがいきなりソロまで演ってます・・カッコいい!
ちょっとホールズワース先生が好きそうなタイプの曲ですな・・スコヘンのソロにもその辺の嗜好がよく出てます。
ピアノもゴードン・ベックに聞こえてきましたよ。(笑)
【Gary Willis:b】
3.Ivy Towers
バシバシキメだらけの複雑ながら妙に爽やかな曲ですが・・リズムが読めない!(汗)
フルートとベースのユニゾンやシークエンシャルなバッキングリフなどに、チック・コリアの影響が感じられますネ。
マジでカッコいい曲です。
4.Tribal
広大な原野を駆け抜けるような壮大なイメージの曲ですネ。
ヴォリュームコントロールされたギターとシンセのバッキングのコンビネーションが秀逸です。
ホートンのドラムがまるでティンパニーのように表情豊かです。
【Steve Houghton:d】
5.Spears
テナーとギターの掛け合いにハモンドが絡む、スポンティニアスな展開のアルバム・タイトル曲。
タイミング良くユニゾンでテーマを挿入しつつ、4ビートでダンサブルにまとめたブルージーで渋い曲ですネ。
スコヘンもアーミングを多用しつつ徐々に本領発揮といったところでしょうか・・十八番のブルースでかなりヒートアップしてます。
シェパードが入れた3~4管のサックス・オーケストレーションがカッチョよく決まっており、ホントジャジーです。
【Bob Sheppard:sax&flute】
6.Island City Shuttle
ちょい微妙に変態チックな曲です・・しかしこの異常な爽やかさは何なんでしょう?
ダッツによる中間部のアフロなパーカッション・ソロが光ってます・・何でも出来るんだぜェ~って感じですネ。
【Brad Dutz:per】
7.Big Fun
ウエザー風のブルージーでハードな曲です・・これも凄い!
熱いパーカッションに負けじと、コイルがピアノで火を噴くようなソロを聴かせてくれます。
バオ~ン!ってスコヘンのギターも唸ってますよ・・カッコいいです。
【Pat Coil:kb】
スコヘン師匠は最近ではShur Guitars(サー・ギターズ)のギターを使ってますが、この作品の頃はIbanez(アイバニーズ)を使ってるようです。
サーといえば、マイク・ランドウさんやレヴ・ビーチなんて方々もエンドーサーとして有名ですが、オールドストラトのテイストを上手く再現し、かつノイズを極力抑え、道具としてのプレイヤビリティを高めることに主眼をおいた工房です。
James Tyler(ジェームス・タイラー)など、プロショップ出身のルシアーが興した工房は今では百花繚乱状態ですが、このサーは日本のスタジオ関係者にも評判いいようです。
ウチのPRSもそうなんですが、最近のギターってほんとノイズ対策がよくできてます。
道具としてみた場合は、オールド偏重の考え方もコレクターレヴェルの自己満足にすぎないかもしれません・・数百万もして買っても使い物にならないもんね、実際。
・・買えない馬鹿の遠吠えと笑ってやってください(涙)でも、工房製品も結構な値段がするんですよ。
それから、この作品のオリジナルのリリース元は、なんとRelativity Records・・初期のヴァイ師やサトちゃん、スチュ・ハムなんかと同じだったんですよね。
・・曲者揃いの要注意レーベルです!
しかし、これだけの好盤が入手困難なのは、実に勿体無いと思います。
紙ジャケ化流行りの昨今ですから、どこかで再発お願いしたいものです。
出た暁には(出るんかい!?笑)、皆さんぜひ聴いてやってください!
・・ほんとに凄い作品なんですから。(笑)
本日はそんな一人、Scott Henderson(スコット・ヘンダーソン)です。
スコット・ヘンダーソン(略してスコヘン・・呼び捨てかい!笑)は'54年8月26日アメリカはフロリダ州ウエスト・パーム・ビーチ出身の52歳・・メセニーと同学年!?(驚)
フロリダ南部で生まれ育ち、アトランティック大学を卒業後ロスに移り、比較的速い時期からプロ・ギタリストとしてのキャリアをスタートさせてます。
初期の活動で有名なのは、ジェフ・バーリンらとの‘Players(プレイヤーズ)’や、ジャン・リュック・ポンティのバンド、あるいはチック・コリア・エレクトリック・バンド等への参加でしょうか。
面白い事に、ポンティのバンドへは、あのAllan Holdsworth(アラン・ホールズワース)先生の推薦で入ったという事実!・・未だに関係がよく分かってなかったりしますが。(汗)
ま、そんな経験を積みながら'84年に盟友Gary Willis(ゲイリー・ウィリス)らと結成したTribal Tech(トライバル・テック)としてのデヴュー作が、この‘Spears(スピアーズ)’です。
冒頭のフォトでお分かりかと思いますが、今回の音源はオーディオ・カセットなんです。
CD化されてることは間違いなく、探してもなかなか見つからず諦めてたんですが、ひょんなところでデッド・ストック状態のカセットを発見し、とりあえず激安で音源を確保できた訳です・・音は最悪ですが。(涙)
なお、2nd作‘Dr.Hee’は、海外通販の中古で結構出回ってます・・意外と適正価格だったりします。
という訳で、この作品はスコヘン自身のプロデュースで、'85年の6月に録られたもののようです・・彼が32歳になる直前の音源となりますね。
面子は、Scott Henderson(g) Gary Willis(b) Brad Dutz(per) Steve Houghton(d) Pat Coil(kb) Bob Sheppard(sax,flute) の6名です。
・・聴いてビックリ、すごい作品でした。
1.Caribbean
タイトルとは違いちょっとオリエンタルでメロディアスな曲です。
多分ギターとシンセをシンクロさせてるんでしょうね・・カッコいいユニゾンプレイです。
しょっぱなからフュージョン好きの諸氏はニンマリしそうですな。
スコヘンのギターもびっくりするくらいストレート・・アウトなんて言葉が全く出てきません。
2.Punkin Head
ピアノ中心かなと思えば、ベースオリエンテッドでゲイリーがいきなりソロまで演ってます・・カッコいい!
ちょっとホールズワース先生が好きそうなタイプの曲ですな・・スコヘンのソロにもその辺の嗜好がよく出てます。
ピアノもゴードン・ベックに聞こえてきましたよ。(笑)
【Gary Willis:b】
3.Ivy Towers
バシバシキメだらけの複雑ながら妙に爽やかな曲ですが・・リズムが読めない!(汗)
フルートとベースのユニゾンやシークエンシャルなバッキングリフなどに、チック・コリアの影響が感じられますネ。
マジでカッコいい曲です。
4.Tribal
広大な原野を駆け抜けるような壮大なイメージの曲ですネ。
ヴォリュームコントロールされたギターとシンセのバッキングのコンビネーションが秀逸です。
ホートンのドラムがまるでティンパニーのように表情豊かです。
【Steve Houghton:d】
5.Spears
テナーとギターの掛け合いにハモンドが絡む、スポンティニアスな展開のアルバム・タイトル曲。
タイミング良くユニゾンでテーマを挿入しつつ、4ビートでダンサブルにまとめたブルージーで渋い曲ですネ。
スコヘンもアーミングを多用しつつ徐々に本領発揮といったところでしょうか・・十八番のブルースでかなりヒートアップしてます。
シェパードが入れた3~4管のサックス・オーケストレーションがカッチョよく決まっており、ホントジャジーです。
【Bob Sheppard:sax&flute】
6.Island City Shuttle
ちょい微妙に変態チックな曲です・・しかしこの異常な爽やかさは何なんでしょう?
ダッツによる中間部のアフロなパーカッション・ソロが光ってます・・何でも出来るんだぜェ~って感じですネ。
【Brad Dutz:per】
7.Big Fun
ウエザー風のブルージーでハードな曲です・・これも凄い!
熱いパーカッションに負けじと、コイルがピアノで火を噴くようなソロを聴かせてくれます。
バオ~ン!ってスコヘンのギターも唸ってますよ・・カッコいいです。
【Pat Coil:kb】
スコヘン師匠は最近ではShur Guitars(サー・ギターズ)のギターを使ってますが、この作品の頃はIbanez(アイバニーズ)を使ってるようです。
サーといえば、マイク・ランドウさんやレヴ・ビーチなんて方々もエンドーサーとして有名ですが、オールドストラトのテイストを上手く再現し、かつノイズを極力抑え、道具としてのプレイヤビリティを高めることに主眼をおいた工房です。
James Tyler(ジェームス・タイラー)など、プロショップ出身のルシアーが興した工房は今では百花繚乱状態ですが、このサーは日本のスタジオ関係者にも評判いいようです。
ウチのPRSもそうなんですが、最近のギターってほんとノイズ対策がよくできてます。
道具としてみた場合は、オールド偏重の考え方もコレクターレヴェルの自己満足にすぎないかもしれません・・数百万もして買っても使い物にならないもんね、実際。
・・買えない馬鹿の遠吠えと笑ってやってください(涙)でも、工房製品も結構な値段がするんですよ。
それから、この作品のオリジナルのリリース元は、なんとRelativity Records・・初期のヴァイ師やサトちゃん、スチュ・ハムなんかと同じだったんですよね。
・・曲者揃いの要注意レーベルです!
しかし、これだけの好盤が入手困難なのは、実に勿体無いと思います。
紙ジャケ化流行りの昨今ですから、どこかで再発お願いしたいものです。
出た暁には(出るんかい!?笑)、皆さんぜひ聴いてやってください!
・・ほんとに凄い作品なんですから。(笑)
ホールズワース先生とのイメージ対比、言えてます。
ヒネクレ具合(笑)はどっこいどっこいですが、スコヘンの方が明らかに分り易いですよネ。
以前ヤンギのDVDで演奏を見ましたが、アーミングは確かにノーマルでした・・しかし激しい。
あのタイプはスコヘンみたいにアップしまくると切れ易いんですが、さすがギターのメンテ具合が違うんでしょうかネ。
先生は、かなりゆったり操作してましたよ。
これを入手されたのですか!凄いですね。過去に一度だけ中古CDショップ(ブック・オフではありません)で見かけたのですが・・・何と6000円と言う値段でビックリ。当然買えませんでした(汗)
逆にカセットテープが発売されていたのですね。是にもビックリです(笑)
兎に角これは聴いてみたいです。
余談ですが、今「VITAL TECH TONES」にはまっています。
今、資料を確認しましたところ・・・
番号PASSPORT/VDJ-1056
この「Spears」のデモテープを自らチック・コリアに渡したのを切欠にエレクトリック・バンドに参加する事が出来た・・・そうです。
そうなると、やはり強烈に聴きたいです。
・・ちょっと反則気味ですが(笑)まあ、怪我の功名ということで!
CDも、あるとこにはあるんですね・・やっぱり。
チックのバンドのお話、面白い情報ありがとうございます・・あんまり突っ込まないで正解でした。(汗)
実はVTTをまだ聴いてません・・勉強しときます!(汗)
でも、ちょっと変なのも持ってます・・また後日!
へえ~そんなにプレミアもんやったんですねこれ…。なにげにCD持ってますよ私。国内盤。ちょっとした遺産になるかなあ(笑)
そんな盤ですが実はあんましちゃんと聴いてなかったり(あかんやん)。
ちょっとCD引っ張り出してちゃんと今の耳で聴き直してみよっと。
・・メチャメチャプレミアもんでんがな!(笑)
さすが、先見の明というやつですね・・しかも邦盤ですか、出てたんですね。
内容はご覧の通りでかなり直球勝負なんで、ナゴヤさん的にはもしかしてら物足りないかもしれません、が、プレミア気分でお楽しみ下さいネ。(笑)
このCDに関して・・・凄い事になっています(驚)
↓
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h49404211
入手・・・絶望でしょうか(苦笑)
・・絶句!
お知らせ感謝します。(涙)
Gary Willisはホールズワースのバンドにいた
>この作品の頃はIbanez(アイバニーズ)を使ってるようです
シャーベルだっちゅーのw
>この作品のオリジナルのリリース元は、なんとRelativity Records・・初期のヴァイ師やサトちゃん、スチュ・ハムなんかと同じだったんですよね
"Spears" はパスポ-トレーベルから出してる
スコヘンが Relativity から CD を出したのは "Nomad" と "Tribal Tech"
追伸:スコヘンさいこー