私が本を著した最初の頃、普通の書籍では2色刷りができませんでした。私が著した市販された英語・英会話本はちょうど10冊に上りましたが、最初の頃の数冊の本は復活を断念しています。原因は2色刷をしてないことです。
当時、私は英文のフレーズを表現するために、Are you / ready?といった「スラッシュ」を使っていました。
このコマーシャルの意図はわかりませんが、懐かしく思いました。
話すための英会話学習法「九九のように覚える英会話.」 音声解説付きプロモーション
ここで私が指摘したいのは、英語を「そのまま理解する」ということです。
私か大学のTOEICの講師をしていたとき、アメリカで市販されているTOEIC試験用のテキストを使いましたが、その本には明確に英文には弱く発音される語と強く発音される語があることについて述べていました。
つまり、上の表現ではready?のフレーズです。
私が指摘したいのは、Are you ready?と無機的な単語の羅列として教えられることです。さらにどうして英文として教えられのか私には理解できません。
OK?
Fine? 元気
All right?
Afraid of dogs? 犬が恐いの?
これらのフレーズにAre you? Is she? Are they?といったファンクションフレーズをつけて表現してください。
前回の「6つの英会話のテーブル」のbe動詞現在形のテーブルをご覧いたたげましたか?
このテーブルによって、以下のbe動詞系列の英文を生産できます。
(1) Are you well.
あなたは元気なの?
(2) Are you an office worker.
あなたは会社員をしてるの?
(3) Are you at work.
あなたは仕事中なの?
(4) Are you doing the work.
あなたは、今皿を洗ってるの?
(5) Are you liked by everyone.
あなたは、みんなに好かれての?
(1) I am well.
私は元気だよ
(2) I am an office worker.
私は会社員をしてるよ
(3) I am at work.
私は仕事中よ
(4) I am doing the work.
私は、今皿を洗ってるよ
(5) I am liked by everyone.
私は、みんなに好かれてるよ
英語は一般動詞系列とbe動詞系列の2つで成立します。
つまり(1) ~(5) はすべてbe動詞系列の表現なのです。
なぜ、I am, We are, You are, She is, He is, They are.といったファンクションフレーズを丸暗記が必要かわかると思います、
■悪魔の英文法 これが英語の骨組だ No.21 ■
☆[1-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
The people are here.
その人たちはここにいます
The woman is in a red dress.
その女性は赤いドレスを着ている
☆[1-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I found the woman here.
私はその女性がここにいるのがわかった
I found the woman in a red dress.
私はその女性が赤いドレスを着ているのがわかった
第1節 方位語フレーズを用いた表現
~方位語は英語の心~
--------------------------------------------------------------------- [チャート] [1] 方位語(フレーズ)を形容詞のように使って [1-1] 限定表現として使う
The people here are speaking English.
ここにいる人たちは英語を話している
The woman in a red dress is speaking English.
赤いドレスを着ている女性は英語を話している
☆[1-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
The people are here.
その人たちはここにいます
The woman is in a red dress.
その女性は赤いドレスを着ている
☆[1-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I found the woman here.
私はその女性がここにいるのがわかった
I found the woman in a red dress.
私はその女性が赤いドレスを着ているのがわかった [2] 方位語(フレーズ)を副詞のように使って
In general, they were speaking English.
大まかに言って、彼らは英語を話していた
--------------------------------------------------------------------- [1-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
(疑) Over there? (肯) Yes. Over there. (否) No. not over there.
(疑) Out of coffee? (肯) Yes. Out of coffee. (否) No. not out of coffee.
(疑) Against the law? (肯) Yes. Against the law. (否) No. not against the law.
(疑) At my service? (肯) Yes. At your service. (否) No. not at your service.
すでに登場したP.232の左の具体表現が、叙述表現(補語・VC感覚)としての表現です。
(具体表現)
The woman is here.
その女性はここにいる
The woman is over there.
その女性はあそこにいる
The woman is in a red dress.
その女性は赤いドレスを着ている
■文法を生かして英語表現を■
(1) She is away from the office on vacation.
彼女は休暇で出社していません、不在です
(2) The rain is over.
雨はもうやんでいます
(3) We are out of coffee now.
今ちょうどコーヒーを切らしています
略
[1-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
まず基本の補語が形容詞の文をごらんください。
I found the house empty.
V O C
The house was empty. その家は空き家だった
V C
私はその家が空き家だとわかった
I found the woman in.
V O C
The woman was in. その女性は家にいた
V C
私は彼女が家にいるのがわかった
I found the woman out.
V O C
The woman was out. その女性は外出していた
V C
私は彼女が外出しているのがわかった
■文法を生かして英語表現を■
(1) Bring your wife in. *「範囲内」
奥さんを中にお連れしなさい
(2) Please take your coat off. *「急速離脱」
どうかコートを脱いでください
(3) The policeman ordered the man on. *「密着・継続」
警察官はその男に進むように命令した
略
(8) Pull your socks up. *「上方」
ソックスをあげなさい
(9) Please take the dishes away. *「離脱状態」
食卓の食器を下げてください
ただし、これらのフレーズの中には、以下のような語順となる場合があります。これは方位語の意味を強調した使い方です。
Take off!
Please take off your coat
Pull up your socks.
Please take away the dishes.
これらの動詞フレーズの中の目的語が、it, themなど代名詞となる場合はこの語順にはならないことに注意してください。
×Please take off it. ○ Please take it off.
×Pull up them. ○ Pull them up.
×Please take away them. ○ Please take them away.
(b) 方位語(前置詞+名詞)が目的格補語になる場合
「牛乳を入れる」、そしてその牛乳が「どんな状態」か、「位置関係」かを一つの文て表すと次のようになります。
Please put the milk in the refrigerator.
V O C
The milk is in the refrigerator. そのミルクは冷蔵庫の中にある
V C
どうかミルクを冷蔵庫に入れてください
次の文もまったく同じです。
I found her in bed with flu.
V O C
She was in bed with flu. 彼女はインフルエンザで寝ていた
V C
私は彼女がインフルエンザで寝ているのがわかった
■文法を生かして英語表現を■
(1) He read the letter to his parents. *「到達点」
彼は両親にその手紙を読みました
(2) Will this road take me to the station? *「到達点」
この道を行けば駅に行けますか?
(3) You put your work before your family, don't you? *「前」
あなたは家族より仕事の方が大事なんですね
略
---以上-----
■悪魔の英文法 これが英語の骨組だ No.20 ■ [1] 方位語(フレーズ)を形容詞のように使って
☆[1-1] 限定表現として使う
The people here are speaking English.
ここにいる人たちは英語を話している
The woman in a red dress is speaking English.
赤いドレスを着ている女性は英語を話している
第1節 方位語フレーズを用いた表現
~方位語は英語の心~ [チャート]
--------------------------------------------------------------------- [1] 方位語(フレーズ)を形容詞のように使って
☆[1-1] 限定表現として使う
The people here are speaking English.
ここにいる人たちは英語を話している
The woman in a red dress is speaking English.
赤いドレスを着ている女性は英語を話している [1-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
The people are here.
その人たちはここにいます
The woman is in a red dress.
その女性は赤いドレスを着ている [1-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I found the woman here.
私はその女性がここにいるのがわかった
I found the woman in a red dress.
私はその女性が赤いドレスを着ているのがわかった [2] 方位語(フレーズ)を副詞のように使って
In general, they were speaking English.
大まかに言って、彼らは英語を話していた
--------------------------------------------------------------------- [1] 方位語(フレーズ)を形容詞のように使って
形容詞には限定表現と、叙述表現があることはすでに述べました。
cf. 形容詞その2つの用法
She is a sleepy girl.
彼女は眠たい(女の子です)
She is sleepy.
彼女は眠たい
She is a sleeping girl.
彼女は眠っている(女の子です)
She is sleeping.
彼女は眠っている
She is an injured girl.
彼女は怪我をしている(女の子です)
She is injured.
彼女は怪我をしている
一方、この方位語フレーズも同じ2つの用法があります。
[1-1] 限定表現として使う
方位語とは、方位副詞と前置詞のことですが、方位語フレーズ(単独の場合もある)にも限定表現と叙述表現(VC感覚)があります。
まず、左と右の文を比べてください。左は具体的な位置関係を表す方位語フレーズの叙述的な表現であり、右はそれを抽象化した表現あり限定表現ということになります。 (具体表現) (抽象化表現)
The woman is here. → the woman here
その女性はここにいる ここにいる女性
The woman is over there. → the woman over there
その女性はあそこにいる あそにいる女性
The woman is from Canada. → the woman from Canada
その女性はカナダから来ている カナダから来た女性
The woman is in the car. → the woman in the car
その女性は車に乗っている 車に乗っている女性
The woman is on the right. → the woman on the right
その女性は右にいる 右にいる女性
The woman is behind the car. → the woman behind the car
その女性は車の後ろにいる 車の後ろにいる女性
■文法を生かして英語表現を■
(1) The women over there are my colleagues.
あそこにいる女性たちは私の同僚です
(2) Do you know the women over there?
あなたはあそこにいる女性たちを知っていますか?
略
○前置詞withを使った限定表現の例
a man with long hair 長い髪の毛をした男性
a man with a strong will 強い意志を持った男性
a man with a round face 丸顔の男性
a man with good sense 常識を持った男性
a man with no good sense 非常識な男性
a man with glasses メガネをかけている男性
略
May I have coffee with cream and sugar?
ミルクと砂糖入りのコーヒーをください
○前置詞inを使った限定表現の例
a woman in black 喪服を着ている女性
a woman in her best 盛装をした女性
a woman in slippers スリッパーをはいている女性
a woman in rags ボロをまとった女性
略
---以上-----
第3節 ed形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ed形動詞フレーズは「頭に描いた過去の映像世界/受動世界」~
--------------------------------------------------------------------- [チャート] [1] ed形動詞フレーズを名詞のように使って
[1-1] 目的語(VO感覚)として使う
I have never spoken English here.
私はここでは一度も英語を話したことがない [2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
She is an invited guest.
彼女は招待客です
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
She is sometimes invited to the party.
彼女は時々パーティーに招待される
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard English spoken.
私は英語が話はなされているのを耳にしました
☆[3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
Invited to the party, she was pleased.
パーティーに招待されたので、彼女は喜んだ
--------------------------------------------------------------------- [3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
to+原形動詞フレーズにも、ing形動詞フレーズにも副詞的に使われる表現がありました。
She came here to drink beer.
彼女はビールを飲むためにここに来ました。
※to不定詞の目的を表す副詞的用法
She ate breakfast, drinking beer.
彼女はビールを飲みながら、朝食をとった
※現在分詞の分詞構文、主格補語
(a) 様態を表すもの
She entered, (As he was) accompanied by her parents.
彼女は両親に付き添われて入ってきた
(疑) Accompanied by her parents? (肯) Yes. Accompanied by her parents. (否) No. Not accompanied by her parents.
(b) 理由を表すもの
Wounded in the leg , he could hardly walk.
(=As he was wounded in the leg)
脚を怪我したので、彼はほとんど歩けなかった
Scolded by the teacher, she began to cry.
(=As he was scolded by the teacher)
先生に叱られたので、彼女は泣き出した
Written in haste, the book has many errors.
(=As it was written in haste)
急いで書かれたので、その本にはミスが多い
【be動詞フレーズ5段活用】 be wounded in the leg 「脚に怪我をしている」
=============================
(1) (am, are, is) wounded in the leg 現在受身形
(2) (was, were) wounded in the leg 過去受身形
(3) be wounded in the leg 未来受身形
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being wounded in the leg 現在[過去]受身進行形
※進行形や動名詞で使われる。
(5) been wounded in the leg 現在完了形受身形
=============================
【be動詞フレーズ5段活用】 be scolded by the teacher 「先生に叱られる」
=============================
(1) (am, are, is) scolded by the teacher 現在受身形
(2) (was, were) scolded by the teacher 過去受身形
(3) be scolded by the teacher 未来受身形
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being scolded by the teacher 現在[過去]受身進行形
※進行形や動名詞で使われる。分詞構文
(5) been scolded by the teacher 現在完了形受身形
=============================
I don't want to be scolded by the teacher.
私は、先生に叱られたくない
I don't like being scolded by the teacher.
私は、先生に叱られるのは嫌だ
I have never been scolded by the teacher many times.
私は、今まで一度も先生に叱られたことがない
How many times have you been scolded by the teacher?
あなたは、今まで何度先生に叱られたことがあるの?
(c) 付帯状況を表すもの
He was standing with his arms folded.
His arms (were) folded.
彼の腕は組まれていた
cf. He was standing folding his arms
彼は腕を組んで立っていました
[2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
☆ [2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
She is sometimes invited to the party.
彼女は時々パーティーに招待される
☆ [2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard English spoken.
私は英語が話はなされているのを耳にしました
第3節 ed形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ed形動詞フレーズは「頭に描いた過去の映像世界」「頭に描いた受動世界」~
--------------------------------------------------------------------- [チャート] [1] ed形動詞フレーズを名詞のように使って
[1-1] 目的語(VO感覚)として使う
I have never spoken English here.
私はここでは一度も英語を話したことがない [2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
She is an invited guest.
彼女は招待客です
☆ [2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
She is sometimes invited to the party.
彼女は時々パーティーに招待される
☆ [2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard English spoken.
私は英語が話はなされているのを耳にしました [3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
Invited to the party, she was pleased.
パーティーに招待されたので、彼女は喜んだ
--------------------------------------------------------------------- [2-2] 叙述表現(VC感覚)として使う
(疑) From China? → (肯) From China. → (否) Not from China.
(疑) Made in China? → (肯) Made in China. → (否) Not made in China.
(疑) Interested in TPP? → (肯) Interested in TPP. → (否) Not interested in TPP.
(疑) Trusted by him? → (肯) Trusted by him. → (否) Not trusted by him.
This (pork) is from China.
This (toy) is made in China.
I am not interested in TPP.
Was Mr.Hatoyama trusted by President Obama?
●教育文法での説明 受身形とは「be動詞+過去分詞」
This (toy) is made in China.
I am not interested in TPP.
Was Mr.Hatoyama trusted by President Obama?
【be動詞フレーズ5段活用】 be bitten by a dog 「犬に噛まれる」
=============================
(1) (am, are, is) bitten by a dog 現在受身形
(2) (was, were) bitten by a dog 過去受身形
(3) be bitten by a dog 未来受身形
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being bitten by a dog 現在[過去]受身進行形
※進行形や動名詞で使われる。
(5) been bitten by a dog 現在完了形受身形
=============================
(a) VO感覚の動詞フレーズの場合
Bill makes breakfast. (能)
ビルは朝食を作る
Breakfast is made by Bill. (受)
朝食はビルによって作られる
(b) VOO感覚の動詞フレーズの場合
略
(c) VOC感覚の動詞フレーズの場合
略
(d) Two Word Verbsの動詞フレーズの場合
ここでも目的語が主語となって表現されます。例えば、laugh at me(私をあざけり笑う)ということから、主体をIにしてI am laughed at(私はあざけり笑われる)ということになります。
Everyone laughs at me. (能)
みんなが私をあざけり笑います
I am laughed at by everyone. (受)
私はみんなにあざけり笑われます
Everyone makes fun of me. (能)
みんなが私をからいかいます
I am made fun of by everyone. (受)
私はみんなにからかわれます
(f) 命令文の受身形の場合
略
(g) 行為者が一般的なものの場合
(h) 情緒動詞(will, may, must, canなど)が受身形と結びつく場合
be+ed形動詞フレーズという原形動詞フレーズが結びつきます。
My wife will break this computer. (能)
妻はこのコンピュータは壊すだろう
This computer will be broken by my wife. (受)
このコンピュータは妻によって壊されるだろう
■文法を生かして英語表現を■
(1) She may be scolded by her mother.
彼女は母親に叱られるかもしれない
(2) The order must be canceled.
その注文はキャンセルされるに違いない
略
【be動詞フレーズ5段活用】 be scolded by her mother 「母親に叱られる」
=============================
(1) (am, are, is) scolded by her mother 現在受身形
(2) (was, were) scolded by her mother 過去受身形
(3) be scolded by her mother 未来受身形
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being scolded by her mother 現在[過去]受身進行形
※進行形や動名詞で使われる。
(5) been scolded by her mother 現在完了形受身形
=============================
(i) by ~以外の前置詞を用いる受身形の場合
受身形では、基本的に「by~」で行為者を表しますが、by以外の前置詞を使う場合があります。
■文法を生かして英語表現を■
(1) I was surprised at the news.
私は、その知らせに驚きました
(2) You are known to everyone.
あなたは、みんなに知られています
(3) What is made of?
これは何でできていますか?
略
[2-3] 叙述表現(VOC感覚)として使う
ここで登場するのは、目的語の状態を~ed形動詞フレーズによって補って説明する表現です。つまり「私はあなたを見た」ということですが、「あなたは彼女から電話をもらう」という受身状態を表しています。この文にはbe+ ed形動詞フレーズ(受身形)の文が発想の基本となっています。
I found a woman dead. ※ 目的格補語が形容詞
V O C
私はある女性が死んでいるのを見つけた
A woman (was) dead.
V C
ある女性が死んでいた
I found a woman dying. ※ 目的格補語がing形動詞フレーズ
V O C
私はある女性が死にそうなのを見つけた
A woman (was) dying.
V C
ある女性が死につつあった
I found a woman injured. ※ 目的格補語がed形動詞フレーズ
V O C
私はある女性が怪我をしていたのを見つけた
A woman (was) injured.
V C
ある女性が怪我をしていた
I saw you scolded by Mom.
V O C
私はあなたがお母さんに叱られているのを見たよ
You were scolded by Mom.
V C
あなたがお母さんに叱られていた
目的語の主体は人ばかりではなく、物の場合もあります。
I had my tooth pulled.
My tooth (was) pulled. 歯が抜かれた
私は歯を抜いてもらいました
I had my purse stolen.
My purse (was) stolen. 財布が盗まれたよ
私は財布を盗まれました
I got my leg broken.
My leg (was) broken. 脚が折られたよ、折れた
私は脚が折れました
■文法を生かして英語表現を■
(1) I had my car badly damaged.
私は、車をひどく傷つけられました
(2) He asked me to have his picture taken.
彼は私に、写真を撮ってもらいたいと頼みました
(3) Have you got your arm broken?
あなたは、腕を折ったのですか?
略
第3節 ed形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ed形動詞フレーズは「頭に描いた過去の映像世界」~
--------------------------------------------------------------------- [チャート] [1] ed形動詞フレーズを名詞のように使って
[1-1] 目的語(VO感覚)として使う
I have never spoken English here.
私はここでは一度も英語を話したことがない [2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
☆ [2-1] 限定表現として使う
She is an invited guest.
彼女は招待客です
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
She is sometimes invited to the party.
彼女は時々パーティーに招待される
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard English spoken.
私は英語が話はなされているのを耳にしました [3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
Invited to the party, she was pleased.
パーティーに招待されたので、彼女は喜んだ
--------------------------------------------------------------------- [2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
形容詞には限定表現と、叙述表現があることはすでに述べました。
cf. 形容詞その2つの用法
She is a pretty girl.
彼女は可愛い(女の子です)
She is pretty.
彼女は可愛い
一方、このed形動詞フレーズも同じ2つの用法があります。
She is a invited girl.
彼女は招待された(女の子です)
但し、教育文法では「過去分詞の形容詞的用法)
She is invited. ※受身形
彼女は招待されています
但し、教育文法では「受身形とはbe動詞+過去分詞)
[2-1] 限定表現として使う
まずここでも基本の形容詞から始めましょう。すでに登場したように形容詞には叙述表現と限定表現があります。これはある意味で、具体的に「彼女は可愛い」という叙述表現であり、一方「可愛い女の子」は限定表現です。 (具体的表現) (抽象化した表現)
She is pretty. → She is a pretty girl.
ここで登場するのはed形動詞フレーズですが、左の具体的な表現を受身形と言われていますが、それを抽象化すると以下のように限定表現となります。 (具体的表現) (抽象化した表現)
She is invited. → an invited guest
彼女は(いつも)招待されます 招待客
Language is spoken. → spoken language
ことばは話される 口語
Money is stolen. → stolen money
お金が盗まれる 盗まれたお金
限定表現の例をあげておきましょう。
an injured man 怪我をした男性
a used car 中古車
a tired driver 疲れた運転手
boiled rice 炊かれた米(ご飯)
dyed hair 染められた髪の毛
略
ただ、形容詞的に使ったed形動詞フレーズの意味は原則として「~されて、~された」ですが、「~した」と意味になる場合があります。これらに使われる動詞は自動詞(目的語をとらないもの)であることに注意してください。 (具体的表現) (抽象化した表現)
Trees have fallen. → fallen trees
木が倒れた 倒れた木々 倒木
A leaf has fallen. → a fallen leaf
葉が落ちた 落ちた葉、落ち葉
他の例をあげておきます。
a grown-up son 成長した息子 a rotten egg 腐った卵
a kindhearted man 心優しい男 a decayed tooth 虫歯
■文法を生かして英語表現を■
(1) I found the stolen money.
私は盗まれたお金を見つけました
(2) A used car is good enough for me.
私には中古車でけっこうです
略
●主題をポンと提示しそれを飾る英語発想
同じ限定用法ですが、以上のように単語一つではなく、フレーズとなる場合は主題をポンと提示し、それをフレーズで飾ることになります。これが形容詞と異なるところです。例えば、a houseと提示し、それをbuilt of woodというフレーズが飾るといった具合です。このような英語発想を私は「ことばの抽象化」と呼んでいます。ここではing形動詞フレーズのものもあげておきます。
(具体的表現) (抽象化した表現)
A girl is dancing over there. a girl dancing over there
女の子が一人あそこで踊っている あそこで踊っている女の子
A house is built of wood. a house built of wood
家は木で造られている 木で造られた家(木製の家)
若干の例をあげておきます。
a car made in Japan 日本製の車
water bottled in France フランスで瓶詰めされた水
a man injured in the traffic accident 交通事故で怪我をした男性
a boy called Taro 太郎と呼ばれる男の子
■文法を生かして英語表現を■
略
(4) Do you know a girl called Hanako.
あなたは花子と呼ばれる女の子を知っていますか?
(5) I'd like some water bottled in France.
私はフランスで瓶詰めされた水がほしいです
(6) There is a man injured in the traffic accident over there.
あそこに交通事故で負傷した男性がいます
第3節 ed形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ed形動詞フレーズは「頭に描いた過去の映像世界」~ [チャート]
--------------------------------------------------------------------- [1] ed形動詞フレーズを名詞のように使って
☆ [1-1] 目的語(VO感覚)として使う
I have never spoken English here.
私はここでは一度も英語を話したことがない [2] ed形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
She is an invited guest.
彼女は招待客です
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
She is sometimes invited to the party.
彼女は時々パーティーに招待される
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard English spoken.
私は英語が話はなされているのを耳にしました [3] ed形動詞フレーズを副詞のように使って
Invited to the party, she was pleased.
パーティーに招待されたので、彼女は喜んだ
--------------------------------------------------------------------- [1] ed形動詞フレーズを名詞として使って
●教育文法での現在完了形の説明
(1) I will take a walk.
助動詞+動詞の原形
(2) I have to take a walk.
助動詞扱いのhave to+動詞の原形
(3) I want to take a walk.
wantがto+動詞の原形をとっている to不定詞
(4) I am taking a walk.
be動詞+現在分詞 進行形
(5) I have taken a walk.
have[has]+過去分詞 現在完了形
【一般動詞フレーズ5段活用】 take a walk 「散歩をする」
=============================
(1) take(s) a walk 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) took a walk 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) take a walk 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) taking a walk ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) taken a walk ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
I have to be here. 「未来志向」
V O
私はユウする (これから)ここにいることを
私はここにいなければならない
I like being here. 「継続状態」
V O
私は好む ここにいることを
私はここにいるのが好きです
I have been here. 「過去を背負った現在の付帯状況」
V O
私はユウする (過去に)ここにいたことを
私は、(ずっと)ここにいます、(今まで)ここに来たことがあります
【be動詞フレーズ5段活用】 be here 「ここにいる」
=============================
(1) (am, are, is) here 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) here 過去形動詞フレーズ
(3) be here 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being here ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been here ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
過去のひとまとまりの行為や状態 過去との関わり そのパターン
(A) be動詞系列
(疑) Been happy? → (肯) Been happy. → (否) Not been happy.
(疑) Been to Japan? → (肯) Been to Japan. → (否) Not been to Japan.
(1) be動詞+形容詞
be happy → been happy
(2) be動詞+名詞
be a police officer → been a police officer
(3) be動詞+方位副詞
be here → been here
(4) be動詞+前置詞+名詞
be to Japan → been to Japan
(5) be動詞+ing形動詞フレーズ ※ 現在完了進行形
be taking a walk → been taking a walk
I have been taking a walk.
V O
私はユウする (過去に)ずっと散歩していたことを
私は、(朝早くから)ずっと散歩してきました
(6) be動詞+ed形動詞フレーズ ※ 現在完了受身形
be trusted by everone → been trusted by everone
I have been trusted by everone.
V O
私はユウする (過去に)みんなに信頼されていたことを
私は、みんなに信頼されてきました
(B) 一般動詞系列
(疑) Taken a walk yet? → (肯) Taken a walk already. → (否) Not taken a walk yet.
(1) 一般動詞+目的語
take a walk → taken a walk.
I have taken a walk.
V O
私は持っている (過去に)散歩したことを
私は(もう)散歩したところです
【一般動詞フレーズ5段活用】 take a walk 「散歩をする」
=============================
(1) take(s) a walk 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) took a walk 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) take a walk 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) taking a walk ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) taken a walk ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(a) 「継続用法} 現在までの行為や状態の継続
この用法で用いられる副詞句などの例
since yesterday(昨日から) since morning(今朝から)
since last night(昨夜から) since 6 o'clock(6時から)
since last Monday(この前の月曜日から) since last year(昨年から)
略
for a week(1週間) for two days(2日間)
for an hour(1時間) for half an hour(半時間)
How long? (どのくらい長く?)
略
■文法を生かして英語表現を■
(1) I have been in Kyoto since birth.
私は生まれてからずっと京都に住んでいます
(2) He has been dead for two years.
彼が死んで 2 年になるります
略
(b)「完了用法」現在の時点で今完了した動作や結果
この用法で用いられる副詞などの例
already, yet, just now; today, this week, recently, etc.
*yetは疑問文で「もう」、否定文では「まだ」の意味です。
■文法を生かして英語表現を■
(1) I have just made coffee.
私はちょうどコーヒーを入れたところです
(2) Have you washed your hands yet?
あなたはもう手を洗いましたか?
略
(c) 「経験用法」現在の時点で過去の経験を表現する
この用法で用いられる副詞などの例
often(しばしば) once(一度)
twice(二度、二回) three times(三回)
four times(四回) several times(数回)
many times(何回も) never(一度も~ない)
How many times? (何回も?)
略
■文法を生かして英語表現を■
(1) How many times have you been to Kyoto?
あなたは今まで何回京都に行ったことがありますか?
(2) I have been there many times.
私は何度もそこに行ったことがあります
略
can have+ed形動詞フレーズ ~したはずだ
cannot have+ed形動詞フレーズ ~したはずがない
may have+ed形動詞フレーズ ~したかもしれない
略
■文法を生かして英語表現を■
(1) She cannot have done such a thing.
彼女がそんなことをしたはずがない
(2) I may have seemed hard on you.
私はあなたにきつく当たったかもしれません
(3) She must have been beautiful once.
彼女は以前はさぞかし美人だったに違いない
略
【一般動詞フレーズ5段活用】 do such a thing 「そんなことをする」
=============================
(1) do(es) such a thing 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) did such a thing 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) do such a thing 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) doing such a thing ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) done such a thing ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
【be動詞フレーズ5段活用】 be beautiful 「美人だ」
=============================
(1) (am, are, is) beautiful 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) beautiful 過去形動詞フレーズ
(3) be beautiful 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being beautiful ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been beautiful ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
第2節 ing形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ing形動詞フレーズは「頭に描いた継続的な映像世界」~ [チャート]
--------------------------------------------------------------------- [1] ing形動詞フレーズを名詞のように使って
[1-1] 限定表現として使う
This is a sleeping bed.
これは眠るためのベッド(寝台)です
She is a dancing girl.
彼女は踊るための女の子(踊り子)です
[1-2] 主語として使う
Speaking English is easy.
英語を話すのは簡単です
It is fun speaking English.
英語を話すのは楽しいです
[1-3] 目的語(VO感覚)として使う
I enjoy speaking English.
私は(いつも)英語を話して楽しみます
[1-4] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
My hobby is speaking English.
私の趣味は英語を話すことです
[1-5] 前置詞の目的語に使う
She is proud of speaking English.
彼女は英語を話すのを自慢しています [2] ing形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
She is a dancing girl.
彼女は踊っています
Who is the girl speaking English?
英語を話している女の子は誰ですか?
The girl speaking English is my friend.
英語を話している女の子は私の友だちです
[2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
I am speaking English.
私は英語を話しています
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard her speaking English.
私は彼女が英語を話しているのを耳にしました
☆[3] ing形動詞フレーズを副詞のように使って
Speaking English, she had a troubled look.
英語を話していたとき、彼女は困った顔をした
Generally speaking, they speak English.
おおむね、彼らは英語を話す
--------------------------------------------------------------------- [3] ing形動詞フレーズを副詞のように使って
●分詞構文と呼ばれているものについて
I am sleeping. 進行形とはbe動詞+現在分詞
I am trusted by Mom. 受身形とはbe動詞+過去分詞
(a) 時を表すもの
when, while, as soon as, before, after, etc.
Check the oil before starting the car.
オイルを調べなさい 車をスタートさせる前に
After washing her face, she went out.
顔を洗った後、 彼女は出かけた
Opening the door, I found the man dead.
(=When I opened the door),
ドアを開けたとき、その男が死んでいることわかった
【一般動詞フレーズ5段活用】 start the car 「車をスタートさせる」
=============================
(1) start(s) the car 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) started the car 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) start the car 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) starting the car ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。※分詞構文
(5) started the car ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(b) 条件を表すもの
Turning to the left, you will find the bank.
(=If you turn to the left)
左に曲がると、銀行がありますよ
【一般動詞フレーズ5段活用】 turn to the left 「左に曲がる」
=============================
(1) turn(s) to the left 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。※条件文
(2) turned to the left 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) turn to the left 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) turn to the left ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。※分詞構文
(5) turned to the left ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(c) 手段を表すもの
My son stayed awake by drinking black coffee.
息子は起きていた ブラックコーヒーを飲むことによって
(d) 付帯を表すもの
as, with, without, etc.
She rushed out with her hand waving.
彼女は急いで出かけた 手を振りながら
She goes to work without having breakfast.
彼女は仕事に行きます 朝食を食べないで
He ate breakfast, reading a magazine.
(= as he was reading a magazine)
彼は雑誌を読みながら、朝食をとった
(e) 連続動作を表すもの
She goes downstairs to the kitchen clutching her handkerchief
彼女は階段を降りて台所に行く ハンカチを握りしめ
quietly turning the backdoor key, stepping out
静かに裏口のドアを開け 外に踏み出し
She is free.
彼女は自由になる
(f) 譲歩を表すもの
although, though, even if, in spite of, etc.
In spite of starting late, she arrived in time
遅く出発したにもかかわらず 彼女は時間内に着きました
Being poor, he is generous.
(=Although he is poor)
貧乏だけれど、彼は気前がいい
【be動詞フレーズ5段活用】 be poor 「貧乏だ」
=============================
(1) (am, are, is) poor 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) poor 過去形動詞フレーズ
(3) be poor 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being poor ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。分詞構文
(5) been poor ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
ただし、分詞構文というものは会話表現ではあまり用いられないことに注意してください。したがって各文の下が会話で用いられるのです。
I take a bath before going to bed.
I take a bath before I go to bed.
私は、寝る前に風呂に入ります
After working all day, she felt tired.
After she had worked all day, she felt tired.
一日中働いた後、彼女は疲れを感じた
On hearing the news, she rushed out.
As soon as she heard the news, she rushed out.
その知らせを聞くとすぐに、彼女は急いで出かけました
Being honest, he is trusted by everyone.
As he is honest, he is trusted by everyone.
正直だから、彼はみんなに信頼されています
●ing形動詞フレーズの時制 (a) 主節の時制と同一の場合
Walking along the street, I met one of my friends.
When I was walking along the street, I met one of my friends.
道を歩いていると、友達の一人に会いました
(b) 主節の時制よりも先攻する場合 (Having +ed形動詞フレーズ)
Having taken a walk, I took a shower.
After I had taken a walk, I took a shower.
散歩をした後、シャワーを浴びました
●ing形動詞フレーズの独立的な用法
to+原形動詞フレーズがやはり独立した意味で副詞的に使われる表現があるように、ing形動詞フレーズにも同じような表現があります。
To tell the truth, I had a date with her.
本当のことを言えば、私は彼女とデートしたんだ
Generally speaking, the Japanese are industrious.
概して言えば、日本人は勤勉だ
[2] ing形動詞フレーズを形容詞のように使って
☆ [2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
I am speaking English.
私は英語を話しています
☆ [2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard her speaking English.
私は彼女が英語を話しているのを耳にしました
第2節 ing形の動詞で始まる動詞フレーズを使いこなす
~ing形動詞フレーズは「頭に描いた継続的な映像世界」~ [チャート]
--------------------------------------------------------------------- [1] ing形動詞フレーズを名詞のように使って
[1-1] 限定表現として使う
This is a sleeping bed.
これは眠るためのベッド(寝台)です
She is a dancing girl.
彼女は踊るための女の子(踊り子)です
[1-2] 主語として使う
Speaking English is easy.
英語を話すのは簡単です
It is fun speaking English.
英語を話すのは楽しいです
[1-3] 目的語(VO感覚)として使う
I enjoy speaking English.
私は(いつも)英語を話して楽しみます
[1-4] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
My hobby is speaking English.
私の趣味は英語を話すことです
[1-5] 前置詞の目的語に使う
She is proud of speaking English.
彼女は英語を話すのを自慢しています [2] ing形動詞フレーズを形容詞のように使って
[2-1] 限定表現として使う
She is a dancing girl.
彼女は踊っています
Who is the girl speaking English?
英語を話している女の子は誰ですか?
The girl speaking English is my friend.
英語を話している女の子は私の友だちです
☆ [2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
I am speaking English.
私は英語を話しています
☆ [2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
I heard her speaking English.
私は彼女が英語を話しているのを耳にしました
--------------------------------------------------------------------- [2-2] 叙述表現(補語・VC感覚)として使う
すでに第2章第5節で登場しましたが、形容詞の叙述表現と同じしくみで、ing形動詞フレーズが補語(VC感覚)となるのが進行形と言われるものです。
Stepping out Getting better Leaving home
踏み出し よくなること 家出
step out → (疑) Steppng out?、(肯) Steppng out. (否) Not steppng out.
get better → (疑) Getting better?、(肯) Getting better. (否) Not getting better.
leave home → (疑) Leaving home?、(肯) Leaving home. (否) Not leaving home.
Is she stepping out.
Is she getting better.
Is she leaving home.
She is stepping out.
She is getting better.
She is leaving home.
She is not stepping out.
She is not getting better.
She is not leaving home.
【一般動詞フレーズ5段活用】 have a meeting 「会議中だ」
=============================
(1) have[has] a meeting 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) had a meeting 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) have a meeting 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) having a meeting ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) had a meeting ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
(a) 基本的には動作の進行状態、動作の継続を表します。
They are having a meeting.
彼らは会議中です
She is dying.
彼女は死にそうだ
The train is leaving the station.
列車は駅をでようとしています
■文法を生かして英語表現を■
(1) We are leaving for Paris tomorrow.
私は明日パリに出発します
(2) Where are you going?
あなたはどちらへお出かけですか?
(3) I'm going back to California.
私はカリフォルニアに戻るつもりです
略
■文法を生かして英語表現を■
(1) She is always scolding his husband.
彼女は、いつも夫に小言を言ってばかりいる
(2) They're always talking.
彼らは、いつもおしゃべりばかりしている
略
(d) 動作を表す動詞以外は、原則的に進行形は使えません。
× I am knowing you. → I know you.
× She is having a baby. → She has a baby.
× You are resembling your father. → You resemble your father.
× What club are you belonging to? → What club do you belong to?
どのクラブに属していますか?
(e) mayやmustなど情緒動詞がing形動詞フレーズを導き、この場合beが含まれることに注意してください。
She may be driving a car.
彼女は車を運転しているかもしれない
She must be driving a car.
彼女は車を運転しているに違いない
She can't be driving a car.
彼女は車を運転しているはずはない
【be動詞フレーズ5段活用】 be driving a car 「車を運転している」
=============================
(1) (am, are, is) driving a car 現在進行形
(2) (was, were) driving a car 過去進行形
(3) be driving a car 未来進行形など/情緒表現
※助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being driving a car ing形動詞フレーズ
※進行形にはならず、動名詞になる。
(5) been driving a car 現在完了進行形
※完了形で使われる。
=============================
上の表現と以下の表現の意味の違いを確認してください。
She may drive a car.
彼女は車を運転するかもしれない
She must drive a car.
彼女は車を運転するに違いない
She can't drive a car.
彼女は車を運転できない
【一般動詞フレーズ5段活用】 drive a car 「車を運転する」
=============================
(1) drive(s) a car 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) drove a car 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) drive a car 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) driving a car ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) driven a car ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
●一般動詞と結びつき~ing形を叙述的に使う
下の2つの文の意味を比べてください。be動詞は「存在」を表すので、単に「そんな状態だった」ということ、一方一般動詞getを使うと、「そんな状態になった」と動的な表現となります。
She was crying.
彼女は泣いていました
She got crying.
彼女は泣きだしました
【一般動詞フレーズ5段活用】 get crying 「泣き出す」
=============================
(1) get(s) crying 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) got crying 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) get crying 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) getting crying ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) got crying ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
She is getting crying.
彼女は、泣き出そうとしています
■文法を生かして英語表現を■
(1) She came crying.
彼女は泣きながら来ました
(2) She lay smiling at me.
彼女は私に微笑みかけながら横たわっていました
(3) They got talking.
彼らは話しだした
略
[2-3] 叙述表現(補語・VOC感覚)として使う
次の文は具体的な表現です。
The woman is standing at the door.
その女性はドアのところに立っている
それをI found(私は見た)ということですから、抽象化してthe woman standing at the doorが続きます。ここでもbe動詞は省略されます。
I know the woman standing at the door.
V O C
The woman (is) standing at the door.
彼女はドアのところに立っている
私はドアのところに立っている女性を知っています
I heard her speaking English.
V O C
She (was) speaking English.
彼女は英語を話していた
私は彼女が英語を話しているのを耳にしました
There is a woman standing at the door.
ドアのところに女性が立っています
Who is the woman standing at the door?
ドアのところに立っている女性は誰なの?
Do you know that woman standing at the door?
ドアのところに立っている女性を知っていますか?
Look at that woman standing at the door.
ドアのところに立っている女性を見てごらん
このパターンとなる動詞の例
find, have, see, imagine, keep, etc.
■文法を生かして英語表現を■
(3) He had us all laughing.
彼は私たちみんなを笑わせました
(4) Can you imagine anyone being so silly?
あなたは誰がそんな馬鹿なことをするか想像できますか?
略
【be動詞フレーズ5段活用】 be so silly 「そんな馬鹿なことをする」
=============================
(1) (am, are, is) so silly 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) so silly 過去形動詞フレーズ
(3) be so silly 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being so silly ing形動詞フレーズ
※例外的に進行形になっている、動名詞になる。
(5) been so silly ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
Don't be so silly.
そんな馬鹿なことをしないでよ