【どうして日本人は英語を話せないのか?】
今回から[STEP2]の「オウム返し英会話学習法」へと進みます。
当オンライン講座で採用している拙書「イメトレ英会話学習法」と「オウム返し英会話学習法」はそれぞれ韓国・台湾で翻訳出版された。
歴史的に、韓国と台湾は日本の統治によりそのまま当時の教育文法、すなわち読解のための英語教育がなされた。戦前の一時期、英語は敵性語であり英語教育は停止されたが、戦後には日本と同様、韓国、台湾は「読解のための英語教育」が生き続けてきた。もちろんこれは西洋の技術を学ぶために英文読解が不可欠であり、それが明治維新を成し遂げたことは言うまでもない。しかし今や読解だけの時代ではなく、「話せる・使える英会話メソッド」ということで、拙書が注目されたということだ。
この3つの書籍は単なる「英作本」や例文丸暗記を勧めるものではない。「英語を生産する作業」について述べている。日本語の発想からではなく、英語の発想に従ってそのまま英作するということだ。
難易度としては、[九九]のように覚える英会話」→「オウム返し英会話学習法」→「イメトレ英会話学習法」の順となっている。それぞれの切り口、コンセプト は異なっているが、「補語フレーズ」や「動詞フレーズ」を元にして英文を生産することは共通している。
英語発想に身を置き、自分で作りあげた英文であるからこそ、定着・蓄積することになるのだ。
【今日の学習】
今回の【オウム返し No.1】~【 No.2】のドリルは以下のようになっています。しかし[STEP1]の[九九]のように覚える英会話」と大きくことなるのは、日常の会話文を元にして表現展開を身につけることになっています。
【オウム返し No.1】 「これは、何(の花)なの?」「バラだよ」
【オウム返し No.2】 「これらは、何(の花)なの?」「ユリだよ」
Chapter 1 「現在のこと」を表現する
Section 1 be動詞でこれだけ表現できる (その1)
●「~は、ナニだ文」と「~は、ドンナだ文」は
●主体(主語)を「こそあど」ことばを使って指し示す場合
●am, are isが支配するbe動詞現在形の文
be動詞の本質的な意味は、「存在」です。多くの人がam, are, isを「です、いる、ある」などの訳語で覚えていると思います。確かに以下のような英文ではその訳語がぴたりと当てはまりますが、それはとても限定的なものに過ぎません。
英語発想を身につけるためには、be動詞を「存在する」といった漠然としたイメージでとらえておくことが大切です。なせなら英会話というものは、英文を日本語に翻訳することではないからです。
たとえば以下の例文のThis is、This cake is, The cake isは、「これ」「このケーキ」、「例のケーキ」が「存在する」という意味ですが、これらに共通しているのは「それらが現在存在している」ということです。だからこれらのフレーズがなくても、赤文字部分だけで、つまりワンフレーズ表現で通じてしまうということになります。これが英語表現の基礎です。
●be動詞に結びつく補語、その3つの基本パターン
be動詞のフレーズを、パターンに分類すると以下のようになります。そのいずれもが主体(主語)を補って、その状態などを説明することば(補語)となります。私は理解しやすいようにこれらを以下のように名づけています。
(1) 「~は、ナニだ文」 be動詞+(形容詞)+名詞
This is a good cake.
これはおいしいケーキです
(2) 「~は、ドンナだ文」 be動詞+形容詞
This cake is good.
このケーキはおいしいです
(3) 「~は、ある・いる文」 be動詞+方位副詞[前置詞+名詞]
The cake is over there.
例のケーキはあそこにある
The cake is on the table.
例のケーキはテーブルの上にあります
●主体(主語)を「こそあど」ことばを使って指し示す場合
日本語には、「これ、それ、あれ、どれ」といった「こそあど言葉」というものがあります。もちろん英語にもこのような「もの」などを指し示すことばがありますが、日本語とは少し異なっています。
そこで、P.252のTABLE NO.1をごらんください。
ここには「もの」などを指し示す表現の、肯定形、否定形、疑問形があげられています。くわしい説明は後に個別にしますが、英語は名詞の単数と複数(2つ以上のもの)をはっきり区別して表現する言葉であることがわかります。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル
This is /These are
それでは個別に学習を進めていただきますが、進める上でとにかく忘れてならないことは、「会話というものは相手が前にいることで成立する」ということです。つまり同じ場面、状況にあることを前提にして成り立っているということを肝に銘じておいてください。
「これって」=This is、「このケーキって」=This cake isとわざわざ口に出さなくても対話者間では「おいしいね」=Good.、「おいしいケーキだね」=(A) good cake.など赤文字のフレーズだけでも意味が通じ、むしろそのようなフレーズが自然に口から出るようになることが英語発想に身をおく前提となります。そしてTABLEにあげたフレーズは、「きちんとした表現」へと展開するためのフレーズだということになります。
しかし、これらの表現は私たち日本語の発想で育ったものにとってそんな簡単なものではない。例えば、靴や靴下、あるいはストッキングなど、一対となっているものはshoesやsocks、stockingsなのです。とっさにAre these your shoes?などと表現できるか、ということです。
受講者の方は、副教材の「話すためのたったこれだけ英文法」の以下の記事をお読みください。
〜冠詞次第でこれだけ意味が変わる〜
[1] a, anは「とあるひとつの個性」を表す
●WORD BUILDING [1] 動詞から名詞を作る
[2] 無冠詞は人格・本質・物の効用を表す
[3] 名詞の複数の表現
[4] 定冠詞theと不定冠詞a,anはまったく別物
【オウム返し No.1】~【オウム返し No.8】
このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP2 「オウム返し英会話学習法」に準拠しています。
オンライン講座専用ページはご覧のソネットブログを使っての配信となります.
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受講者の方は今までお伝えしたシーサーブログのIDとpasswordを使って使用してください。但し、シーサーブログの記事はそのまま使用していただけます.
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○新副教材「基本16動詞語彙力増強英会話実況中継 動画」について
オンライン講座をさらに充実させるために3つ目の副教材(音声付き解説全15時間動画)
すべの動画はU-Tubeの限定公開にて閲覧できます。
オンライン受講の方にはすべての動画を公開としています。
https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=97715971
教材「基本16動詞語彙力増強英会話実況中継 動画」は以下の教材を購入された方に閲覧していただけます。
◉ ファンクションメソッド英語脳構築オンライン講座(登録料)
◉ 日常英会話必須基本16動詞&ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版)
◉ 日常英会話必須基本16動詞(HTML版)
◉ ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版)
◉ コミニカ中学英語 Aセット
◉ コミニカ中学英語団体使用
◉ コミニカ中学英語Bセット
◉ ENGLISH-TREKKING教材」Vol.1~Vol.5
◉ 英語の九九 英会話発想トレーニング HTML版
◉ ファンクションメソッド英語・英会話独習テキストHTML版
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