【今日の学習】
主教材「イメトレ英語学習法」より記事の抜粋
PART1 ワンフレーズ表現こそが言葉の基本
●これが英語の発想だ!
日本語と英語の発想の違いを汽車にたとえて説明しよう。
英語の発想では、主体(主語)と情緒的な意思は機関車であり、行為や状 態を表す部分は客車だ。つまり、英語では、機関車だけでその主体と情緒 的な意思を宣言してしまい、客観的な行為や状態を表す客車部分は機関車 と切り離されている。これが英語の発想だ。
一方日本語の発想では、機関車そのものが分離されていて、先頭の機関 車は主体(主語)で、情緒や意思を表す部分は最後部におかれる。いわば 二重連の機関車が引っ張っているようなものだ。したがって日本語では、 最後まで聞かなければ、「~しなければならない」とか「~はしてはいけ ない」といったことはわからないことになる。また、動詞と目的語の語順 も異なる。
[英語の発想]
[機関車] [客車]
主体+情緒的な意思 + 行為
You must /wash your hands
(あなたは~しなればならない) (手を洗う)
[日本語の発想]
[機関車] [客車]
[機関車] 主体 + 行為 + 情緒的な意思
あなたは 手を洗わ ねばならない
(You ) (your hands wash) must英語の発想では、機関車の部分に主語と意思、情緒、時などを表すフ レーズがきて、これによって次に連結される客車。つまり動詞フレーズを 意味的に限定してしまう。
この機関車の部分(日本語における主語と情緒的な意思を宣言する意味 ある単位)を「ファンクションフレーズ」、それに続く客車の部分を「動 詞フレーズ」と私は呼んでいる。
(今までに登場したファンクションフレーズの例)
(肯定形) You should ~ あなた、~するべきだよ You had better ~ あなた、~した方がいい You must ~ あなた、~しなければならない
(否定形) You should not ~ あなた、~すべきじゃない You had better not ~ あなた、~しない方がいい You must not ~ あなた、~してはいけない
(疑問形) Should I ~? 私、~するべきですか? Had I better ~? 私、~した方がいいですか? Must I ~ ? 私、~しなければなりませんか?
英語では機関車の部分、つまりファンクションフレーズによって列車の 行き先まで決定してしまう。この発想を身につけないと、英語は話せな い。逆にこの発想さえ身につけたら、英語は簡単に話せることになる。
●ファンクションフレーズという言葉の由来
「ファンクションフレーズ」という言葉は、コンピュータのファンク ションキーの名に由来している。ファンクション(function)とは「機 能」の意味だが、このキーを押すように、ファンクションフレーズを宣言 することで場面や状況に応じた英語表現が即時にできることになる。
CoffeeRoom 4.
wearは「着る」「かぶる」「はめる」???
Kenny: 命令文が言葉の基礎となっているという中嶋さんの指摘はとても刺激的だね。
中嶋: そう。これは日本語でも英語でも同じなんだけど、このことに誰も気づかなかった。ただ、この指摘は日本人が英語を身につけるためにはとても重要なポイントだと思う。
Kenny: あなたがいつも言っている日本語と英語の語順の違いということだね。
中嶋: 例えば日本語では「風呂に入る」と表現するが、英語は have a bath か take a bath だ。ここから、日本語はOV言語、英語はVO言語と言われている。このVO言語は、インド=ヨーロッパ語族に属する人たち、インド人、中国人、あるいはドイツなどヨー ロッパの人たちの言語に基本的に共通している。
一方、日本語、韓国語、モンゴル語などはそれらとは異なり、アルタイ語族系の言語と言われている。いわばTOEIC試験では、前者の人たちが高得点をとり、後者はあまり点が取れないということだ。実際日本人と韓国人がアジア諸国中最下位を争っている。(当時のこと)
Kenny: ぼくたちネイティブが日本人に英語を教える場合、そんなことを気にする人はほとんどいないと思うよ。
中嶋: そうなんだ。多くの日本人はネイティブに教えてもらったらすぐに英語が話せるようになると思い込んでいる。しかし現実にはなかなか結果が出ない。やはり私が以前から指摘しているように、「日本人のための独自な英語教授法」と、「それを支える教材」が必要なんだ。
ちょっと余談になるが、私の研究会からさまざまな教材を販売してるが、これに海外の駐在員や留学生から予想以上の注文がある。そろそろ日本人もそんなことに気づき始めたんじゃないかと思うね。 Kenny: 私たちも、日本人を教えていて「どうしてこんな簡単なことが言えないの?」と考え込むことがあるよ。
中嶋: もう一つ、語順以外にとても重要なことがあるんだ。それは日本語と英語はまったく異なった言語だということだ。
Kenny: 当たり前だよ。 中嶋:当たり前だが、英語を教えている人もほとんど気づいていない。そのことは、名詞や形容詞のとらえ方もそうだが、動詞においてもとても顕著だといえる
Kenny: 私たちネイティブにはよくわからないが、日本語は動詞表現が豊かで動詞の種類が多すぎる感じがする。そんなことを言ってるの?
中嶋:そこだよ。その指摘がとても重要なんだ。例えば、次ページにあげたwearの動詞フレーズを見てほしい。日本語ではコートは「着る」もの、ヘルメットは「かぶる」もの、指輪は「はめる」もの だ。そんな場合、wearの意味を辞書に載っているように「着る、かぶる、はめる、携行する」などといくら覚えても英文を訳すには便利だが、実際に言葉として口から出なまたこれらをまとめて、"wearは「身につける」"と覚える人たちもいる。そのように、網をかける」覚え方も必要だろう。しかし私は、もっと大切なのは、多くの用例を体験し、自分なりのイメージをとらえることなん だ。ネイティブの子どもたちは、日常生活の中で自然に言葉のイメージを身につけていく。しかし私たちにはそれは不可能だ。しかも短期間に身につけなければならない。
先に「日本人のための教材」と言ったが、私の研究会で出しているEnglish -Trekking教材があって、これはとてもユニークなもので、短期間に動詞フレーズを体験することが可能だ。学校でのIT業にこれが導入されたら、英語教育もかなり変わると思うよ。
日本人が英語を習得するには、なるべく多くの用例を体験し「自分なりのイメージを作る」、さらにそのことによって、語順の問題も解決することになる。
【イメトレNo.13】 wearの動詞フレーズ
※音声は省略
(1) You had better wear a coat.
あなた、コートを着た方がいいよ
(2) You must wear a crash helmet.
あなた、安全ヘルメットをかぶらなきゃダメだよ
(3) She is wearing a diamond ring.
彼女はダイアモンドの指輪をはめている
(4) The police officer always wears a gun.
その警察官はいつもピストルを携行している
(5) You had better wear a seat-belt.
あなた、シートベルトを締めた方がいいよ
(6) Had I better wear a tie?
私、ネクタイを締めた方がいいですか?
(7) She sometimes wears glasses.
彼女は時々メガネをかけてるよ
(8) I seldom wear high heels.
私はめったにハイヒールは履かないよ
(9) Does he sometimes wear turbans ?
彼は、時々ターパンを巻いてるの?
(10) You had better not wear a mustache.
あなたは、口ひげをはやさない方がいいよ
(11) He wears his hair long.
彼は、頭髪を長くのばしているよ
(12) She always wears too much makeup.
彼女はいつも厚化粧し過ぎてるよ
「EnglishTrekking教材」より抜粋
▲当オンライン講座の3つの主教材九九のように覚える英会話、オウム返し英会話学習法、イメトレ英語学習法」を動画にしたのは、書かれた記事とネイティブによる音声を関連させることにあった。これら3つの主教材はU-Tubeの「限定公開」で受講者の方には閲覧可能です。
スマートホンでも受講していただけます。
▲英会話学習の世界標準は、ワンフレーズから英文を生産することを学ぶことだ。
いわゆる「片言」でも言葉は通じるというのは、日本語でも共通することだ。
今回から始まるオンライン講座のSTEP3の「イメトレ英語学習法」は、このワンフレーズから英文を生産するプロセスに焦点をあたものだ。
この「イメトレ」という言葉は、出版界で使われたのは私のこの本が始めてだ。
▲私の著書である「イメトレ英語学習法」は、韓国の出版社に版権を買っていただいた。
言うまでもなく韓国は日本統治の時代に、日本の教育文法で学び、最近まで「ウリナラが英語が話せないのは日本の植民地政策」によるものだと言っていた。
しかし最近韓国人のトーフルの成績がアジア諸国第9位になったそうだ。
一方、私の著書であるオウム返し英会話学習法」も台湾の出版社に版権を買っていただいた。
彼らは、日本統治の時代に与えられ、それが台湾人が英語を話せないとは私は耳にしていない。
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私は以下の教材をいつでも閲覧できるように、私の使っているGooogle Chromeのブックマークに入れて使っている。もちろんこれはブログの記事を作るため、あるいは当オンライン講座を受講している方へのサポートするためだ。以下は、U-Tubeにあげている教材紹介動画だ。ぜひ参考にしていただきたい。
○当講座 主教材「九九のように覚える英会話」PDF
○当講座 主教材「オウム返し英会話学習法」PDF
○当講座 主教材「イメトレ英語学習法」PDF
○当講座 副教材「話すためのたったこれだけ英文法」PDF
○当講座 副教材「一週間で頭にしみ込むイディオム」PDF
○参考教材「日常英会話必須基本16動詞」HTML版
○参考教材「ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞」HTML版
ファンクションソッド「世界標準の英作法」講座以下の教材を購入いただいた方には、無料で講座の受講ができます。教材を鵜入頂いた方には、同時に「ユーザー名」「パスワード」をお送りします。ファンクションメソッド英語脳構築オンライン講座(登録料),日常英会話必須基本16動詞(HTML版・音声つき),,ファンクションメソッド英語・英会話独習テキストHTML版.ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版・音声つき),日常英会話必須基本16動詞&ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版・音声つき) ,英語の九九 英会話発想トレーニング HTMLコミニカ中学英語<基礎編>Bセット,版,コミニカ中学英語<基礎編>団体使用,,コミニカ中学英語<基礎編> Aセット,ENGLISH-TREKKING教材」Vol.1~Vol.5現在以下の教材を購入された方に「電子出版本「話すためのたったこれだけ英文法」を無料進呈しています。
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