【今日の学習】
主教材「イメトレ英語学習法」より記事の抜粋
CoffeeRoom 6. 「方位語」で表現がぐっと広がる
中嶋:ぼくは方位語や前置詞をまとめて「方位語」と呼んでいるんだ。なぜなら方位副詞や前置詞といっても、具体的な用法では素人には判定できない場合が多いし、そのほとんどが重なっているからだ。ところで方位語は英語の心だと言えるね。
Kenny:そうだね。確かに日常会話で、方位語は60%以上を占めていると言われてるよ。
中嶋: おもしろいことに、日本語にも方位語の発想があるんだ。「駆け上がる」「盛り下げる」「掛け下る」「読み上げる」「書き上げる」「盛り上げる」「立ち上げる」「蹴り返す」などの言葉がすぐ思い 浮かぶよ。
Kenny: なるほど、「蹴り返す」はkick backだ。
中嶋: ところで日本語の「蹴る」は、英語の kick だとは誰もが知っている。人や犬を蹴ったり、あるいはドアやボールを蹴ったり、それだけで kick を使いこなせると思い込んでいる。確かに kick は日本語の「蹴る」と一対一に意味が当てはまる。
Kenny: しかし英語の発想には、一概に「蹴る」だけですませることができない問題があるよ。 ボールを目の前にしている人に「蹴れ!」という場合、 Kick!だ けでも意味が通じるけど、ボールが「急速離脱する」という状態を表すには、方位副詞 off をつけなければならないよ。これが英語の発想だよ。
Kick! Kick off! Kick the ball off! Kick off the ball!
略 次回に続くCHAPTER 0 CHパターンで知る動詞フレーズのしくみ
●VC感覚からVOC感覚へ
補語が方位副詞のもの
ネイティブの幼い子どもは、「抱っこ!」と言うのに、Up! Up!と訴え る。
Kathy:Mom, up! up!
彼らの関心事は、まずは自分が Up、つまり「上方」に位置することな のだ。
Kathy:Mom, me up! me up!
それでどんな動作をして、me up の状態になるかということで、pickと いう動詞が加わることになる。
Kathy:Mom, pick me up! pick me up!
つまり、上の文にはme up、つまりI am up.という状態が隠されている ことになる。
Pick me up! I am up.
拾って、自分が「上方の状態に」→ 「私を抱き上げて!」
逆に、「降ろして!」は、次のようになる。
Kathy:Mom, Down ! → Me down! → Put me down!
次の文では、一般動詞wakeを使っているが、しくみはまったく同じ だ。目覚めさせて、私がupの状態にということだ。
Wake me up! 私を起こしてよ(目覚めさせてよ)
(I am up.)
あるいは次のようなものはどうか。
makeは本質的に「現実化する、現 実化させる」という意味だ。」
Don't make me down! 私を落胆させないでよ
(I am down.)
His talk always gets me down.
(I am down.)
(彼の話を聞くといつも気が滅入ってしまうよ)
You had better get your wife away to the country.
(Your wife is away to the country.)
(あなたは、奥さんを田舎に連れて行った方がいいよ)
つまり、あなたの奥さんが田舎に「離脱状態」なのだ。
Get your hands off!手を離しなさいよ!
(Your hands are off.)
これは、あなたの手が「急速離脱」ということだ。
【イメトレNo.19】 (方位副詞を使って)
一般動詞との結びつき VOC感覚の動詞フレーズ
(1) Will you back me up? 「上方」
私を支持してくれますか?
(2) Call me up!
私を呼んで起こして! / 私に電話して!
(3) Will you pick me up at my home at five?
5時に(車で)私の家に迎えにきてくれませんか?
(4) Keep your chin up!
気落ちしないで! /元気を出しなさい!
(5) Let me out at Oxford Circus, please. 「下方」
どうかオックスフォードサーカスで私を降ろしてください!
(6) Don't let me down.
私をがっかりさせないで/頼りにしてるよ
(7) Let us see Mr.Smith off. 「急速離脱」
スミスさんを見送りにいきましょう
(8) Let me through. 「貫通」
私を通してください
(9) She would not let the dog out. 「範囲外」
彼女は、その犬を外に出そうとはしなかった
(10) Don't let the cat in. 「範囲内」
そのネコを中に入れてはダメよ ※
(4)のchinは「あご」のこと。「あごを上向きにする」ということは「元気を出す」 ということ。 動詞 let は、「~に~をすることを許す」という意味だ。========================
PART 2 表現の屋台骨となる 動詞フレーズのしくみ
CHAPTER0 パターンで知る動詞フレーズのしくみ
CHAPTER1 V感覚の動詞フレーズについて
イメトレ14 rainの動詞フレーズ
イメトレ15 V感覚の動詞フレーズ (1)
イメトレ16 V感覚の動詞フレーズ (2)
CHAPTER2 VC,VOC感覚の動詞フレーズについて
(1)方位副詞を使って
イメトレ17 VC感覚の動詞フレーズ(1)
イメトレ18 VC感覚の動詞フレーズ (2)
イメトレ19 VOC感覚の動詞フレーズ
(2)前置詞+名詞を使って
イメトレ20 VC感覚の動詞フレーズ(1)
イメトレ21 VC感覚の動詞フレーズ (2)
イメトレ22 VOC感覚の動詞フレーズ
(3)形容詞を使って
イメトレ23 VC感覚の動詞フレーズ(1)
イメトレ24 VC感覚の動詞フレーズ (2)
イメトレ25 VC感覚の動詞フレーズ (3)
イメトレ26 VC感覚の動詞フレーズ (4)
イメトレ27 VOC感覚の動詞フレーズ
(4)形容詞を使って
イメトレ28
VC感覚の動詞フレーズ
イメトレ29 come out の動詞フレーズ
イメトレ30 VOC感覚の動詞フレーズ
CHAPTER3 VO,VOO感覚の動詞フレーズについて
イメトレ31 get の動詞フレーズ(1)
イメトレ32 get の動詞フレーズ(2)
イメトレ33 do の動詞フレーズ
イメトレ34 have の動詞フレーズ
イメトレ35 take の動詞フレーズ
イメトレ36 make の動詞フレーズ
イメトレ37 give の動詞フレーズ
イメトレ38 keep の動詞フレーズ
イメトレ39 その他の動詞フレーズ
イメトレ40 VOO感覚の動詞フレーズ
▲当オンライン講座の3つの主教材九九のように覚える英会話、オウム返し英会話学習法、イメトレ英語学習法」を動画にしたのは、書かれた記事とネイティブによる音声を関連させることにあった。これら3つの主教材はU-Tubeの「限定公開」で受講者の方には閲覧可能です。
スマートホンでも受講していただけます。
▲英会話学習の世界標準は、ワンフレーズから英文を生産することを学ぶことだ。
いわゆる「片言」でも言葉は通じるというのは、日本語でも共通することだ。
今回から始まるオンライン講座のSTEP3の「イメトレ英語学習法」は、このワンフレーズから英文を生産するプロセスに焦点をあたものだ。
この「イメトレ」という言葉は、出版界で使われたのは私のこの本が始めてだ。
▲私の著書である「イメトレ英語学習法」は、韓国の出版社に版権を買っていただいた。
言うまでもなく韓国は日本統治の時代に、日本の教育文法で学び、最近まで「ウリナラが英語が話せないのは日本の植民地政策」によるものだと言っていた。
しかし最近韓国人のトーフルの成績がアジア諸国第9位になったそうだ。
一方、私の著書であるオウム返し英会話学習法」も台湾の出版社に版権を買っていただいた。
彼らは、日本統治の時代に与えられ、それが台湾人が英語を話せないとは私は耳にしていない。
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私は以下の教材をいつでも閲覧できるように、私の使っているGooogle Chromeのブックマークに入れて使っている。もちろんこれはブログの記事を作るため、あるいは当オンライン講座を受講している方へのサポートするためだ。以下は、U-Tubeにあげている教材紹介動画だ。ぜひ参考にしていただきたい。
○当講座 主教材「九九のように覚える英会話」PDF
○当講座 主教材「オウム返し英会話学習法」PDF
○当講座 主教材「イメトレ英語学習法」PDF
○当講座 副教材「話すためのたったこれだけ英文法」PDF
○当講座 副教材「一週間で頭にしみ込むイディオム」PDF
○参考教材「日常英会話必須基本16動詞」HTML版
○参考教材「ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞」HTML版
ファンクションソッド「世界標準の英作法」講座以下の教材を購入いただいた方には、無料で講座の受講ができます。教材を鵜入頂いた方には、同時に「ユーザー名」「パスワード」をお送りします。ファンクションメソッド英語脳構築オンライン講座(登録料),日常英会話必須基本16動詞(HTML版・音声つき),,ファンクションメソッド英語・英会話独習テキストHTML版.ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版・音声つき),日常英会話必須基本16動詞&ネイティブが選んだ日常会話必須基本62動詞(HTML版・音声つき) ,英語の九九 英会話発想トレーニング HTMLコミニカ中学英語<基礎編>Bセット,版,コミニカ中学英語<基礎編>団体使用,,コミニカ中学英語<基礎編> Aセット,ENGLISH-TREKKING教材」Vol.1~Vol.5現在以下の教材を購入された方に「電子出版本「話すためのたったこれだけ英文法」を無料進呈しています。
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