月の下でのトマトジュースと鈴の音

6月25日 北東8m 波1m 小潮 月齢21.7 旧暦5/23








雨の時期、本来梅雨時期ですが九州北部は全く雨降らず。


田畑の水不足は深刻な状況。



今週中盤より雨が降る予報ですが。



梅雨時期、川の増水と濁り。



6月には上りウナギで昔は鈴の音が聞こえていました。







昔、まだ俺が小学生の頃にトラックでよく親父と一緒にウナギを釣りに伊万里川河口付近へと夕刻より出かけていました。



記憶では多分、三本くらい投げ竿と磯竿の太い竿に二本継ぎの万能竿だったような。


ナツメ中通しの鉛にストレート、一本針で牛舎から採ってきたミミズを餌に残業しても夜9時半位まで釣りをしていた記憶があります。




河口沿いに車一台通る長い堤防に僅かな駐車スペースにトラックを止め、通る車が来るとギリギリ交わせるほど。



堤防の高台下には石垣の短い波止が3本出てましたが夜、灯りを点けない事から上からの狙いで投げてました。


当時、小学生ながら釣りに没頭してた俺は釣り友の林君と高森君といました。


学校が終わると林君とはよく投げ釣りへメイタやカレイ釣りにチャリンコでゴカイを200円分買い、雨以外は殆ど行っていたような。


秀才な高森君とは普段、釣りには行ってなかったのですが夜にウナギ釣りに行っている事を聞いて釣りより好きなウナギの蒲焼に惹かれたようで是が非でも一緒に釣りに行きたい事から約束。





高森君は自前の釣り道具を持って来て一緒に親父の運転で行きました。


蒸し暑い中、高森君の小さなクーラーボックスには冷凍庫から出した角氷が入れてあり、その中から出した缶のトマトジュースを美味そうに飲んでいた。


当時、トマトジュースは飲んだ事は無く、だいたいトマト自体、あまり好きではなかった。


トマトジュースを飲み干した高森君にウナギが掛かり物凄く喜んでいた印象は今でも覚えています。


喜んでいた印象よりトマトジュースを飲んでいた印象が強く、次の釣行からお袋に頼みトマトジュースを買ってきてもらい釣行に持っていくようになりました。


あまり好きではなかったトマトがえらく、トマトジュースになると美味く感じジンクスなのかウナギがそのあとに釣れた事も俺には衝撃的でした。






あれ以来、高森君とは一緒に釣りには行ってなく一昨年のお袋の葬儀の時に高森君の親父さんから今、どうしていると聞かされたくらいです。


久しぶり、今日にトマトジュースを買ってきた事から思い出しました。



月の灯りの下でのウナギ釣り。





しばらく行ってなかったのですが久しぶり行ってみようかな。



高森君が釣れた自慢を林君が聞いて一緒に行った事も。


林君のクーラーにはアップルジュースが。



それは釣れんぞ！