環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

「山田さん」

2013-06-10 10:09:10 | 翻訳
私が前職時代の知人から翻訳の仕事を本格的に引き受け始め、
並行して(お尻に火がついた状態で)翻訳スクールに通っていたときの話。
(かれこれ10年前)

先生は山田先生。
最初の授業で、山田先生が言った。

「いつもお願いするんですが、私のことは先生と呼ばず、
『山田さん』と呼んでください。
そのうち同業者になるかもしれませんから。」

いやぁー、そうは言われても。
先生のことを「山田さん」と呼ぶのは日本人としてなんだかためらわれ、
(アメリカでだったら先生のこともファーストネームで呼べるけど)
かと言って「山田先生」と呼ぶこともできず、
結局お名前を呼ぶことができずに半年間過ぎ去ったような記憶が。


そして、今。
そのときの「山田さん」の気持ちが、すごーくよくわかる。

私も僭越ながら、オンライン翻訳講座の講師を務めさせて頂いているのだけど、
「先生」なんて呼ばないで、と本当に思う。

だって、ほんの何年か先に私が翻訳をやり始めた、というだけの話。

これからさらに何年かしたら、同じ翻訳者同士として一緒に
プロジェクトをやっているかもしれないし、
場合によっては今の生徒さんのほうが私よりセンスのある翻訳者さんに
なっているかもしれないし。


「山田さん」、今はどうなさっているのだろうか……
(下のお名前は忘れてしまったよ……)

明日から始まります

2013-05-13 10:42:36 | 翻訳
オンラインでの翻訳講座の講師をこれまで何度かやらせていただいていますが、
今回は初めて、「翻訳の基本」に焦点をあてた初心者向け講座を開講します。

「和文英訳」と「翻訳」の違いは?

「翻訳」と「創作」の違いは?

このあたりをテーマに解説していきたいと思います。

まだお申し込みいただけます。

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「英文和訳」から「翻訳」へ―英日翻訳基礎トレーニング2013年5月<お試しキャンペーン対象講座>

この講座では、翻訳の勉強とトレーニングを進める上で、土台になる考え方を学んでいただくトレーニングを行います。「英文和訳」と「翻訳」の違いを実感して、これからの自分に必要なトレーニングを実感していただければと思います。

いつもより少し短めの200ワード前後の課題を用いて、「英文和訳」と「翻訳」の違いを感じながら、訳語の選び方、リサーチの仕方、正確さを失わずに読みやすくするにはどのような考え方をしていけばよいのか、学んでいただきます。

また、翻訳のトレーニングをしていく上で必要な基本事項も合わせて確認していきます。題材は環境/持続可能性に関するテキストを用います。

・これから翻訳のトレーニングをしてみようという方
・翻訳のトレーニングを始めて間もない方
・英語はある程度できるけれど、翻訳のポイントを学びたい方
・翻訳のトレーニングはある程度してきたけれど、次のステップに進むため
には何が必要なのかがわからなくなって、伸び悩んでしまっている方

この機会にもう一度基本を学んでいきませんか。

今回は、一度ご提出いただいた後、練り直しのヒントやポイントを配信しますので、それを元に、もう一度自分の訳を練り直し、仕上げていただきます。
また、実際にみなさんから提出いただいた訳文を元に、どうやって読みやすい翻訳に展開していくのかも考えてみたいと思います。

1つの文章に何度も取り組んでいただくことで、自分が理想とする翻訳にどうやって近づいていくか、改めて考えてみる機会になります。

みなさまのご参加、お待ちしています!

◆開講期間:5月14日(火)~6月3日(月)

◆対象 

初級以上「読みやすい訳」について、もう一度考えて、自分の翻訳を見直したい方
<お試しキャンペーン対象講座>

◆スケジュール

5月14日(火) スタート
5月20日(月) 課題提出(1回目)
5月23日(木) 練り直しのポイント配信
5月29日(水) 提出(2回目)
6月3日(月) 解説 

◆参加費:トラたまコミュニティメンバーの方 4,000円
     お試しで参加される一般の方 5,000円

◆講座で提供するもの

講師訳例
解説
Q&A用のBBS

※個別の添削はございませんので、予めご了承ください。

◆担当講師:五頭美知

おかげさまで10周年

2012-10-04 15:26:15 | 翻訳
2002年9月に本格始動させた翻訳業。

おかげさまで10周年を迎えることができました。

最初の頃はしゃかりきに、
今はちょっとペースを落としながらも、
こうして10年間続けてこられたのは、
お仕事をご依頼くださる皆様のおかげと、
心から感謝しています。

基本的に、
「環境」と「持続可能な社会(サステナビリティ)」
に分野を絞って翻訳のご依頼を受けているため、
「あ、このテーマのお仕事、前にやったことある!」
と思い当たることはよくあります。

先月は、
「こういうのやったな~」
と思って過去のファイルをさかのぼって探しんだけどなかなか見つからず、やっと見つけたのは、なんと2002年のフォルダー。
この仕事を始めたばかりの頃に、昔の職場の先輩にご依頼いただいたのでした。
そして、このときにいただいていた参考資料が、なんとまぁ先月の仕事にぴたりと重なっていて、欲しかった用語の適訳がわんさと見つかり、無事に終えることができたのでした。

10年間の蓄積に感謝して。

これからも一歩一歩着実に積み重ねていきたいと思います。

ATOKのパレットが戻ってきた!

2012-08-08 16:18:39 | 翻訳
気が付いたらいつの間にか、パソコンの画面上にATOKのパレットが表示されなくなっていた。
何が原因でそうなったのか、思い当たるところはまるで無し。

単語登録ができなくって、ものすごく不便で、まいったなぁ~と思っていたんだけど、検索してみたら、
Ctrl+F10
でATOKメニューが表示されると見つけた。

あー……!



ATOKパレット、おかえり!

……しかし、そろそろATOKもバージョンアップしないとだな。
最新はATOK2012か。
私が使ってるATOK16って2003年のものらしい・・・(汗)

翻訳効率アッププロジェクト実行中――対訳君・Word編

2011-03-02 14:51:08 | 翻訳
翻訳効率アッププロジェクト、細々と実行中です。

ちょこちょこと試してみる割にはちっとも翻訳速度が上がらない日々が続いていましたが、今日後半はやっと手応えを感じたような気が。

2005年に辞書と過去の訳文を串刺し検索するのに「対訳君」というソフトを導入。対訳君のウィンドウ内で翻訳作業をしていて、そこそこ快適だったのだけど、検索や置換ができないのが難点。
今回は翻訳しながら検索・置換をしてみよう、一括置換した単語を区別するために下線を引いてみよう、ということでWordでの翻訳作業を試行錯誤中。

対訳君の画面には英文原稿ファイルを出しておく。
実際の翻訳はWordファイルで行う。
調べたい単語が出てきたら、対訳君に移動して英文原稿ファイル上で該当する単語をダブルクリック。
和訳語が得られたら、Wordへ戻って入力。何度も出てきそうな単語であれば、Wordファイル全体で一括置換(CtrlH)。

そんな作業の繰り返しが良さそう。

対訳君とWordの間の往復は、基本的に、AltTabで。

考えてみると、積極的にWordで翻訳する、というのは初めてかも(原稿として、書式がいっぱいついているWordファイルを受け取った場合は、しょうがないのでWordで作業しているけど)。
な~んか、かつての「すぐフリーズする」というイメージが抜けなくて。
でも、最近はそうでもないですねぇ。ずいぶんよくなりましたねぇ。

2005年に対訳君を導入する前は、秀丸を使っていた。
当時は、秀丸と辞書ソフトをAlt+Tabで行ったり来たりしながらやってたな。

というわけで、基本的に6年前にやっていたことに戻っているような気もしつつ。
いやいや、昔やっていたことの良いところだけ取りもどしながら、地道に改善しているのです。

とくに、ShiftControl矢印 で単語を選択するとき、すぐATOKからMS-IMEに変わっちゃうのがものすごくイヤだったのだけど、この機能をオフにしたら、キーボード上の作業がものすごくやりやすくなりました!

コントロールパネル - 地域と言語のオプション -キーボードと言語 - キーボードの変更 - 詳細なキー設定 - 入力言語間 キーシーケンスの変更 - 入力言語の切り替え「割り当てなし」、 キーボードレイアウトの切り替え「割り当てなし」




翻訳効率アッププロジェクト始動――ATOK編

2011-02-22 14:49:28 | 翻訳
保育園に提出しなくてはいけないため、今年は、昨年分の確定申告を早々に終えたわけだけど。
……あまりの年収の低さに唖然。

がんばれ、自分!

というわけで、翻訳効率アッププロジェクトを始めることに。

まずは、入力速度を上げるため、よく出てくる単語を、ATOKのユーザー辞書に単語登録した。
たとえば、「農業」を「のう」として登録すれば、NOUGYOUと7回たたかなくても、NOU3回たたくだけでよくなる。
よく出てくる熟語のほか、私がよく押し間違えてしまう語(「%」とか)も。

うん、かなり入力速度が上がった(^ ^)
粗々の計算だけど、昨日の作業と比べて10%増かな。登録する作業も含めての時間計算なので、登録作業が減っていけばさらに速度は上がっていくと思われる。
それよりなにより、ミスタッチの回数が減ってイライラが減った、ってのは大きい。
あと、手の疲れも軽減されそう。

そういえば、この方法、昔もやっていた。かれこれ7年くらい前?
でもパソコンを何度も買い換えたりするうちに、前につくったユーザー辞書を継承できなくて、この方式もすっかり忘れていた。

なので、今回は、ユーザー辞書を出力してテキストファイルとして保存する方法もしっかり調べておく。

辞書ユーティリティ - 一覧出力 - 「出力ファイル」にファイル名を入力(←これを記憶させる方法があるといいんだけどなぁ) - 「種類」は「登録単語」のみチェック - 実行

これでバッチリ!

ただし、この方法で気を付けないといけないのは、変換ミスしないようにすること。
たとえば「のう」だけ入力したとき、「農業」「農法」「農民」みたいな似た単語が並んでしまうので、しっかり確認しながら確定していかないと。

それだけ気を付けながら、しばらくこの方法を試してみよう。


ところで、ATOKヘルプページで、気になる情報を見つけた。
変換ミスを、もう一回読みを入力しなくても直せる方法があるんだ~。

(1)変換を確定した直後には、

[Ctrl]+[BackSpace]キーを押す。

[015093]間違った文字で確定してしまったので、確定前の状態に戻したい



(2)前に確定した文字のときは、

反転させて、[Shift]+[変換]キーを押す。

[015091]すでに確定された文字を再変換したい


引き続き、ちょっとしたtipsにアンテナを張り巡らせていこう。

がんばれ、自分!

オススメの翻訳道場

2009-02-16 10:02:19 | 翻訳
5月6日(水・祝)に、私の翻訳の師匠(と私が勝手に呼ばせていただいている ^_^;)枝廣淳子さんが「実践型トライアルを兼ねての翻訳道場」を開催されます。
中上級者向けとして、オススメです。私自身も以前、同様の道場(そのときは3回連続の形でした)に参加して大きな学びがありました。
定員30人ですぐ埋まってしまいそうなので、ご興味のある方はお早めにお申し込みを。
(なお、初心者向けには、別途5/10に翻訳セミナーが開催されるそうです。)
es Inc - 新着情報|2009年02月14日 5月6日(水・祝)「実践型トライアルを兼ねての翻訳道場」を開催します
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<目的>
近年のエコブームで、出版社からの環境関係の書籍の翻訳の依頼が増えてきまし
た。また、「日本でぜひ読んでほしい本なのに、翻訳されていない本」もたくさ
んあり、企画書をつくってどんどん翻訳していきたいと思っています。

「翻訳したい量>自分の翻訳できる量」というボトルネックを解消するために、
「しっかりした翻訳力をもった人々を増やしたい」という思いで、2000年より自
主勉強会「環境英語ML」、トライアルを設けての実践和訳チーム「アップル」、
正確さに「読みやすさ」をプラスするための翻訳通信講座「Next Stage」などさ
まざまな翻訳力アップのための機会を提供してきました。

そのつど、参加者にいまいちばん必要だと思われる側面やスキルに焦点をあてて
プログラムを作ってきました。ずいぶんレベルがアップしてきており、うれしい
ことに、自分の名前で翻訳書を出せる人も何人も誕生してきました。

そして、「もう一歩」の方々にどうやって「次のステージ」に進んでいただくか……。

いろいろと試行錯誤している中で、「ゆっくりと自分のペースで翻訳する」だけ
ではなく、「ある量をある時間でこなしつつ、誤訳はもちろんゼロ、一定以上の
パフォーマンスレベルを保てる」ための“強制的なトレーニング”も大事だとい
うことが明確になってきました。

そのためのトレーニングを「翻訳道場」として開催します。この日は自分への投
資です。1日思い切り翻訳をして、自分のくせや弱点に気づき、改善方法を得ま
しょう。これまでの勉強法の足りないところに気づき、相談したりアドバイスを
得ながら、「勉強や翻訳にかけている時間を最大の翻訳力アップにつなげる」く
ふうをしましょう。(これをしないと、時間ばかり過ぎていってもったいないこ
とになります)

都内でありながら緑の豊かな静かな場所で、次へ進んでいくための時間を過ごし
て下さい。なお、本道場は、実践型トライアルを兼ねています。道場でのパフォー
マンスから「実践が可能な優秀な翻訳者である」と認められた場合、翻訳プロジェ
クトに参加できます。(翻訳していただきたいものはいっぱいあるのです)

なお、本道場は、中~上級向けです。翻訳の初心者や初級者は、5月10日に開催
する「翻訳セミナー」にご参加ください。(ご案内を希望される方は、イーズま
でお知らせ下さい。 info@es-inc.jp 準備できしだい、お送りいたします)


<対象>
●一定のパフォーマンスレベルで安定して、訳漏れや数字の間違いなどをせず、
誤訳のない正確な翻訳ができるようになることをめざしている方。

●スピードと質のバランスを改善したい方。

<講師>枝廣淳子

<プロセス>
・ある時間内にある分量の訳出をおこなうトレーニングと、トレーニングを通し
ての気づきを改善へ結びつける作業を繰り返します。
・事前課題がでます。
・翻訳や勉強での悩みを話し合ったりアドバイスを得る時間があります。

<効果>
・ある時間内にある分量の訳出をおこないながら、訳漏れや誤訳の自分のくせに
気がつき、対策を練ることができます。
・自分の勉強では得られないペースで訳出していくことで、スピードと質のバラ
ンスに気づき、改善への手がかりを得られます。
・自分の勉強では得がたい持久型のトレーニングにより、「大量・長期の翻訳で
もパフォーマンスを落とさず一定レベルを持続する」体質への気づきを得ます。
・翻訳に必要なリサーチ力を高めるヒントとコツが得られます。
・翻訳や勉強での悩みを話し合ったりアドバイスを得ることで先へ進めます。

<実践型トライアルを兼ねています>
当日のパフォーマンスや翻訳の質から、実践が可能な優秀なレベルに達している
と判定された方は、実際の翻訳プロジェクトに入っていただくことができます。

<定員>
30人限定

<日時>
5月6日(水・祝)10:00~17:00 

<場所>
エコギャラリー新宿(大江戸線「都庁前」駅A5番出口より徒歩5分
             新宿駅より徒歩約15分、またはバス徒歩1分)
http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html

<当日のスケジュール>
10:00~12:00 トレーニングセッション1
12:00~13:00 休憩
13:00~14:30 トレーニングセッション2
14:40~14:40 休憩
14:40~16:00 トレーニングセッション3
16:00~17:00 仕事や勉強法についての相談、情報・意見交換、質疑応答

※終了後、希望者と夕食を食べながら、さらに情報交換やアドバイス等の時間を
設けます。

※都合により全日参加できない場合は部分参加も可。受講費は同じ

<受講費>
25,000円

<お申し込み>
メールで以下の申込書をお送り下さい。後日、受講費のお振込み方法をお知らせ
いたします。お振込みいただいた時点を正式受付とし、受講票をメールにてお送
りいたします。

お申込みは先着順で受け付け定員に達した時点で締め切らせていただきます。1
週間たちましても受付の連絡が届かない場合は、インターネットの送受信にトラ
ブルがあることも考えられますので、ご一報ください。

申込書送付先:
イーズ 佐藤 info@es-inc.jp

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
            申  込  書

2009年5月6日『実践型トライアルを兼ねての翻訳道場』に参加します

お名前:

お電話番号:

メールアドレス:

備考:


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オススメの翻訳通信講座(申し込みは今月いっぱい)

2008-01-24 22:52:08 | 翻訳
翻訳の仕事を再開する前に、勘を取り戻さねば、ということで、産休前にやりかけていた通信講座に取り組んでいる。
それは、これ↓
枝廣淳子の翻訳講座”Next Stage”

たぶん、中級者向けかな。翻訳の基礎がある人向けに、文章の練り直しのプロセスに力点がおかれている。非常にためになる、オススメの講座。毎回、どうしたらもっと読者の心に届く訳文になるか一生懸命考えている。

残念ながら、今月いっぱいで新規申し込みの受付を終了するらしい。
たしかに、普通の通信講座よりも事務局の手間暇がかかる感じがするもんなぁ。
興味ある人は、急げ~!

翻訳オフィスの机はこんな感じ

2006-08-05 23:25:33 | 翻訳
 翻訳の仕事をするデスク周りは、こんな感じです。
 先日気合いを入れてキレイにしたところなので、このチャンスに写真をとりました~。

◆正面にモニター2台
 ワープロ、辞書、ブラウザ、エクセル、メーラー、など、いろんなソフトを立ち上げているので、モニターはやっぱり2台必要。
 私は、パソコン1台にモニター2台を付けています。パソコン2台を使っている人の話も聞くのですが(入力用と辞書用)、それだとキーボードも2台になってしまって手をいちいち移動させないといけないので、私は1台派。

◆右奥に、電気コード
 翻訳仕事では、相当量の電気を使っています(そんなこともあって、このブログのタイトルにも、「環境にやさしい?」と「?」を付けたのでした……)。ここに、モニター2台、パソコン、ルーター、照明がつながっています。別のコンセントには、プリンターと外付けハードディスクもつながっています。電気料金の請求書でも、私の仕事が忙しい月と余裕がある月とでは結構歴然とした差が出ます。
 栃木県は落雷が多いので、「雷ガード」タイプのコンセントが必需品(このへんのホームセンターでは、そういうグッズが普通に売ってます)。翻訳途中のファイルが壊れでもしたら、泣くに泣けませんから。なお、この延長コードは、雷ガード機能があるだけでなく、手元で1つずつ簡単に電気が消せるので、完全に待機電力をカットできて、一石二鳥。

◆モニター左側に、「bookchair
 つまり、「本が座るための椅子」というネーミングです(ヨーロッパ製)。青山ブックセンター青山店でたまたま売っているのを見つけて、コレだ! と買ってみました。目からモニターと同じ距離で本も並べておけるので、紙の原稿を見ながら作業する時、すごく目がラクです。かなりぶ厚い本もおけるので、出版翻訳でも使えます(そういう仕事はあんまりないけど)。
 さらに、フェアトレード商品(実際にこれを作っている途上国の人たちを搾取していない)というのも嬉しい。IFAT(国際フェアトレード連盟)の認定マークが付いています。

◆私が座るための椅子は、以前「椅子買っちゃった」にも書いたとおりです。

◆bookchairのさらに左側に書類入れ
 どうしても紙類が増えるし、有給無給を含め複数の仕事が並行して進んでいるのが普通なので、一応、段を分けたり、クリヤフォルダを使ったりして、整理します。

 その他、飲み物、飴、文房具、付箋、といった感じでしょうか。

 ちなみに、机は、カラーボックス2個に180センチの板2枚を渡したものです。泊まりの来客があったときに、これをささっと解体し、ここに布団を引いて寝られるようになっています(だから、先日キレイにせざるを得なかったのでした)。椅子と机の高さのバランスは、椅子のほうで調節しています。

以上、本邦初公開、私のオフィスでした。

『ミリオネーゼの手帳術――8ケタ稼ぐ女性に学ぶサクサク時間活用法』

2006-05-30 13:23:00 | 翻訳
個人で仕事をするなら、スケジュール管理は必須。
「進捗具合はどう?」なんて聞いてくれる人は周りに誰もおらず、ただひたすら自分でカレンダーと時計とにらめっこするしかないからである。

私は十数年前からスケジュール帳には結構こだわりをもって試行錯誤してきたので、ここ数年は自分なりに快適なスケジュール帳に落ち着いていた。
でも、ここのところ、ちょっと改善が必要? と思うところがあって、前々からよく本屋の店頭で見ていたこの本を手にとった。

彼女の手帳のコンセプトは、私が留学時代に使っていたスケジュール帳に似ている~。
とにかく、やるべきことをどんどん書き込んで、目で確認する、というもの。
当時は、授業の復習して課題図書読んで論文書いて試験勉強してバイトしてピアノも弾いて、とむちゃくちゃやることが多かったので、それを整理するために(っていうか心を落ち着かせるために)、始めたんだった。

日本に帰ってきてからは、小さい手帳に変えたので(アメリカで使っていた物は何でも大きかったので、サイズダウンが必要だった ^_^;)、結局書くより頭で覚えておくことのほうが多くなっていた。
外で働いている時は、当初予定していた仕事より急に飛び込んでくる仕事のほうが多くて、書く間もなかったってのもあるけど。

今回、とりあえず、スケジュール帳を、佐々木さんオススメのB5版に変えてみることにした。あと、「『いつでもできること』もスケジュールに入れ込んでしまう」、ということも。
佐々木さんプロデュースの手帳は4000円で売っている。た、高い。
文房具屋でB5ノートを買ってきた。締めて144円也。

<佐々木かをり著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2003年>