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エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

日本への帰省に向けて秒読み開始!

2010年04月26日 | 思ったこと
 ご無沙汰しています。ねむりねこです。

 ……ああ、ブログを始めて1年余、何度このフレーズを使ったことか。元来が多趣味に多岐多芸、と言えばすこぶる聞こえはいいが、その実体は単に気が多いだけのお調子者なのだからしょうがない

 ちなみに、このところはYoutubeでフィギュアスケートやバレエの気に入ったクリップを見るのがマイブーム。
 の場合、この手のものの鑑賞がストレス解消に効くのに気が付き、したがってストレスに起因する持病のメニエール病の療養にもなることを願って…… という暗い理由もあるんだけど、それ以上に「好き」というのがそもそもの理由。子供の頃バレエを習ったり、大学時代は体操で海外遠征(注:リンクのクリップは卒業後のもの)をしたり等の経歴から、この手のものには本当に目がないのだ

 フィギュアスケートは、表現力とスケート技術が優れている選手、男子なら高橋大輔エフゲニー・プルシェンコ、女子は伊藤みどりがお気に入り。バレエは伝説的男性ダンサーのヌレイエフとかロシアのマリインスキーバレエ団ものや、作品ではくるみ割り人形、ジゼル(←これって誰かさんの趣味に似てる!?)、それと薔薇の精が気に入っている

 普段聞く音楽も、これに影響されてクラシックばっかりになってしまった。リラックスできるし、音の厚みや、表現力の深みはポピュラー音楽の比ではない…… なんちゃってね~

 「でもね、世の中には定期的にブログを投稿してる人もいるんだよ」とは猫かぶりの弁。

 はい、その通りです。もできるかなぁ、と思って始めたけど何だかうまくいかないのよ~ ご自分のブログをきちんと定期投稿している方々、本当に尊敬してます

 言い訳がましい前置きはさておいて、間もなく日本に帰省するのでワクワクしている夫婦である。だいたい、年に一回帰るようにしており、今回は1か月の休暇を取った。

 日本の労働環境から考えると信じがたいかもしれないけど、ニュージーランドの事業年度末(6月末日)までに年次有給休暇を消化しなくてはならず、一年で繁忙・閑散期があるの部署では、長期休暇が取れるのは閑散期のこの時期に限るから、これはいたって普通の待遇。

 えっ?「ニュージーランドの公務員って、恵まれてていいなぁ」だって

 でも、ボーナスとか退職金なんてないし(←これはたぶん、日本だけの制度)、国民健康保険とか、職場で義務付けられている年一回の健康診断、なんて有難い制度もないから、日本とニュージーランド、トータルで果たしてどっちがいいのかなぁ……

 日本を離れて12年にもなると、もうかなり「浦島太郎」になっている自分に気がつく。日本での滞在は完全に非日常の世界。なりは日本人で日本語を話しても、物事に対する感覚は外国人観光客に近いから、見るもの、聞くものが

「うわぁっ、何これ」   「へえぇ~、すっごーっっ」

って感じで、年々その傾向は強くなる。普段会えない家族や友人たちに会えるのはもの凄く嬉しいんだけど、ふるさとの国でカルチャーショックを受ける自分に、微妙な居心地の悪さを感じたりもするのだ。

 みんなにお土産買って、「日本ですることリスト」と「買うものリスト」を作って…… と今は毎日がウキウキ気分 

 職場では、上司や同僚が顔を合わせるごとに「もうすぐ帰れるね。嬉しいでしょ~」なんて、ホリデー気分を盛り上げてくれるのも楽しいな。へへっ

 ……という訳で、5月はブログ更新が滞りますが、続けていく気はまだまだ大いにありますので、乞うご期待

ニュージーランドでの生活に欠けているもの

2010年03月31日 | 思ったこと
 メニエール病の発作が出るようになって以来、トランピングに行こうという気は失せてしまい、過去の山の話の整理がてらブログを書こうと思っても、何となくそういう気力も萎えてしまっていた。ブログに限らず、万事に対して無気力になりがちの毎日。

 病気を快方に向かわせるには、ねむりねこの場合は気分転換が必要。それも、仕事のストレスをスカッとすっ飛ばしてくれるような 以前はこんな時はジムに行ってパンプアップをやっていたのだけど、運動中に頚を痛めてからは足が遠のいてしまった

 他に何かいい方法はないかしら…… と思っていたところに、最近親しくなった友人が「テレビを見るよりYoutubeをやる方が楽しいよ」と言っていたのを思い出し、「そんじゃあ真似してみっか」と思ってYoutubeを開いてみた。
 
 Yahoo!ニュースでフィギュアスケートの世界選手権のことが載ってたから、ではそれ関係の映像を、と検索したのが運のつきだった 

 なぜなら、これこそが、12年のニュージーランド生活で欠けていたものとの出合いだったからだ

 ラグビー王国・ニュージーランドでテレビ中継されるスポーツと言えば、まずラグビー。つぎにクリケット、ホッケー、女子のネット・ボール(バスケットボールを簡易化したような球技。旧英国連邦で盛ん)。そしてサッカーが時々。以上、である。日本で人気のある、野球、バレーボール、陸上競技等々をテレビでお目にかかることはない。

 子供のころバレエを習っていたり、学生時代はデンマーク体操をしていたり等、「踊り」や「美と技を競い合うスポーツ」を観るのが大好きなだが、ニュージーランドに来て以来、この手のものは、オリンピック中継を除いて、観る機会を全く失っていた。

 だから、Youtubeで高橋大ちゃんとか、浅田真央ちゃんの演技を目にした時の感激といったら 

 ……息をするのも忘れるほど熱中して観てしまった。

 加えて、ロシアのエフゲニー・プルシェンコとか、昔の伊藤みどりとか見始めたら、もう止まるのは不可能。

 パソコンの電源を切っても、音楽が耳元を離れず、演技者の姿が脳裏に次々と浮かび、眠りにつけば夢の中にプルシェンコが現れる

 う~ん、これほどにこの手のスポーツ観戦に餓えていたとは 自分でも物凄い驚きである。ニュージーランドに暮らすのが好きで、これと言った不自由は感じていない、と思っていたのに。人って分からないものね

日本に先がけて「アリス・イン・ワンダーランド」を観た

2010年03月17日 | 思ったこと
 アリス・イン・ワンダーランドを観に行った まだ周囲で誰も観てなかったので、一番乗りになった

 画像がリアルできれいだし、ストーリー展開もOK。衣装がとてもきれいだし、俳優さん達の好演も見逃せない。

 特にジョニー・デップ(マッド・ハッター)とヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王)の怪演ぶりは、それだけでかなりの見物だった。CGの各種キャラクター、チェシャ猫、白ウサギ、芋虫のアブソレム等々、どれも可愛くてリアル。

 ティム・バートンの描く不思議の国の話だから、「チャーリーとチョコレート工場」を凌ぐクレイジーでナンセンスな世界を覚悟してたんだけど、あそこまでかっ飛んでなくて、かなりヘンながらも安心して楽しめた。

 ねむりねこが住むクイーンズタウンにはまだ3D映画館がないから、普通の映画館で観たんだけど、それでも充分に面白かったから、あれが3D画像だったらもっと凄かったろうな。

 はインターネット・ブラウザはFirefoxを愛用してて、アドオンでアリス・イン・ワンダーランドのテーマを見つけたので、早速ダウンロードして使ってみた。うん、結構いいね

映画の公式ウェブサイトにアクセスして、チェシャ猫の画像をPCの壁紙に貼り付けた。ちょっと気味悪いけど、これも可愛くて気に入った

 今日はMao's Last Dancerを観に行こうっと。この映画、日本では公開されないらしい。


メニエール病、再び

2010年02月26日 | 思ったこと
 はあぁぁっ…… ガッカリしてしまう 半年以上、影をひそめていたメニエール病が活動期に入ってしまった……

 メニエール病とは、内耳が水ぶくれ状になってしまい、平衡機能と聴力がやられてしまう病気で、日本では難病に指定されている。(詳しくはこちら)。代表的な症状は、耳鳴りと強い回転性の目まい。ジェットコースターのスピンのように、世の中すべてがグルグル回り、立っていられなくなる ついで、吐き気が襲ってくる これ以外には、物が揺れて見える感覚、体がふらふらする、などの各種目まいの症状と、平坦なところでつまづくなどの平衡機能障害、そして聴力障害(難聴)がある

 症状が継続する時間と出る頻度は人さまざま。ねむりねこの場合、回転性の目まい・物が揺れて見える目まいは5~10分程度で収まるんだけど、乗り物酔いのような体がふらつく感覚は数時間にわたって続く。体のふらつき感があるときは、階段は手すりを伝わらないと転びそうになるし、加えてあまり速く動くと吐き気を催す(自分の動作で気分が悪くなる)。そして自分で運転してても車酔いをするし、ほぼいつも両側の耳に、色々な種類の音が混ざり合って賑やかな耳鳴りがして、低音・中音域は少し聞きづらい

 メニエール病は、原因がまだ究明されていないので、確実に有効な治療法も確立されていない。症状の出方は人さまざまだし、有効な治療法も人さまざま。一般的には、投薬、生活習慣の管理、食事療法で改善されると言われているが、症状が出たり引っ込んだりするので、治癒したのか見極めは難しい。また一方で慢性化しやすく、そうなると完治は難しい

 残念ながら、はもうこれが慢性化してしまったらしいので、病気とは一生の付き合いになることも覚悟している。幸いなことには、これを見越した主治医の勧めで、病気の非活動期に理学療法士の下で、病気で損なった平衡機能のリハビリを行っていた。結果として機能がかなり回復したので、病気が活動期に入った場合は症状が軽減・緩和されるだろうとのこと。実際、今回はまだ強い回転性の目まい発作には見舞われておらず、ほかの目まい発作と吐き気、平衡機能障害で済んでいる

 他の生活習慣病のように、これで命を落としたり、他の病気と合併症を起こすこともないので、どうってことないと言えばそうなんだけど、充分に鬱陶しいシロモノである。いつ、どこでめまいの発作に襲われるかわからないので、事前に職場や友人に理解してもらう必要があるし、普段の行動半径は狭まり、万事において消極的にならざるを得ないからだ。

 トランピングも、日帰りの誰でも歩けるようなところが中心。つい最近行ったホームヒルウィスキートレイルなど問題外。アクティブに活動できないと障害者になった気分になり(←というか実質的な障害者)、ストレスも溜まり、落ち込みやすくなる

 自由でアクティブなライフスタイルに代わって、睡眠・休息をたっぷり取り、非番の日はボケボケと過ごし、服薬に、低塩・カフェイン抜き・アルコール抜きの食事、という自己管理の日々が始まった それでも、多少救われるのは、今回病気が出た原因は仕事のストレスと分かっており、その忙しさのピークは過ぎつつあることと、前述の繰り返しになるけど、機能回復訓練の成果のお蔭で症状が軽いこと

 しかし。症状が収まる頃は、仕事が落ち着く頃。もうその時期には夏は終わっており、計画したトリップはほぼ取り止めになる可能性大。

 ああ、そんなのって辛すぎる……
 
 

冬季五輪にくぎ付け

2010年02月17日 | 思ったこと
 バンクーバー冬季五輪が始まった。ニュージーランドに暮らして12年、物の考え方やライフスタイルがかなり「ニュージーランド化」しても、オリンピックの時期には、普段あまり意識することのない「日本人の血」が、ここぞとばかりに騒ぎ立つ

 元来がテレビなんかあまり見ないのに、昨日、今日と二日連続でテレビにくぎ付けになってしまった。アウトドアは3時間程度近場をハイクした程度、普段忙しさにかまけて最低限しか行っていない庭仕事や家の中のことを中心に、かなり「家虫」の非番の日々である
 種目ではフィギュアスケートが大好き 伊藤みどりの全盛期に感銘を受けた世代なので。日本では観るスポーツとして大人気のフィギュアだけど、ここニュージーランドでは、世界レベルの選手がいないためか、人気・認知度とも高くないのだ。普段お目にかかれない、高レベルの演技をたっぷり観られるのはこの上ない楽しみだけど、やっぱり日本勢の活躍を大いに期待してしまう。

 もちろん、もちろん、スピードスケートの長嶋の銀、加藤の銅メダルはとっても嬉しかった 初めからちゃんと見てなかったから、感動がイマイチだったのが残念 ペアでは日本チームは出場してなかったけど、金メダルを獲ったアラサー夫婦の申 雪・趙 宏博の演技に泣かされたし、銀メダルの龐 清・佟 健の演技に鳥肌が立った。やはり、いいものはいいよね。

 そして、今日の男子フィギュアの日本勢の活躍は凄かった 大舞台のプレッシャーもなんのその、各人がそれぞれの持てる力を出し切って、会心の演技を披露。ぶっ座って観てるだけで、自分で何をした訳でもないのに、嬉しさと感動のあまりテレビの前で小躍りしたねむりねこだった。

 特に高橋大輔の演技には鳥肌が立った。技術も凄いけど、全身からあふれる情熱…… COBAの情感豊かなアコーディオンと演技がピッタリ合ってた。彼のグループの演技が終わった後、こちらのTVスタジオのコメンテーターの総括が入って、開口一番に「いやぁ、タカハシの演技は本当に素晴らしかったですね」と絶賛してた。

 王者・プルシェンコ(貫禄たっぷり、観る者を圧倒するよね。さすが)とライサチェク(は高橋の方が上だと思ったけど)と僅差の3位は、日本人として誇りに感じる フリープログラムを大いに期待しましょう、みなさん。

 時代が時代ならお殿様の織田信成も安定してて、流れがスムーズで凄く良かった…… これだけの技術を持つスケーターなのに、振り付けがちょっと地味だったのが残念。フリーではハデに決めてね 小塚崇彦も独自性が光る曲と振り付けで大健闘…… 結果を待つ間、佐藤コーチと二人並んでニッコニコしてたのが微笑ましい。今後の活躍が楽しみだなぁ。

 がんばれニッポン (←このアツイ感じ、たまらない

 という訳で、この前撮った山の写真はまだカメラの中、しようと思ってた山の話しは、これでまた先延ばしになるのであった

とんと御無沙汰してしまいました

2010年02月10日 | 思ったこと
 最後に投稿してから約2週間が経ってしまった。この期間、投稿しなかった第一の理由はズバリ、トランピングシーズンの夏が来たからである 

 素晴らしい夏の晴天が続く毎日、活動的なねむりねこにとって、室内にいることは不可能に近い。つい先日も、猫かぶりにつれられてあるを探索してきて、すんごい絶景を目にしてしまった…… 

 それに加えて、初めてお会いするお客さんや、久しく会っていなかった友人が突然わが家に訪ねて来たりなど、楽しいサプライズの連続だったこともあるし、庭仕事、特にエコ菜園が大賑わいで、レタス、サヤエンドウ、ミント、ブロッコリーなどが毎日食べられないほど収穫でき、知り合いに配る始末だったり

 まだある。猫かぶりが『水滸伝(すいこでん。中国四大奇書のひとつ)』を何となく読み始めたのだが、「ムチャクチャ面白いから読んでみ」とのことで、それじゃあと、ベッドサイドストーリー代わりに読み始めた

 本に取りかかると、まわりっくどくって大仰な表現(←こういうの苦手 ドストエフスキーもこれで降参した)や、ディープな中国カルチャーに目が点になることしばし。

「ああ、こういう暑苦しい話にはついていけそうにない……」

とか思いながらもさらに読み続けたら、小気味良いストーリー展開と、次々と登場する破天荒な好漢たちが繰り広げる無節操な世界に、あっという間に入り込んでしまって、気が付いたら四巻めの後半 

 ストーリー展開の無茶苦茶さから言ったら、全然タイプは違うが『海辺のカフカ』なんてかなりスゴイと思ってたけど(結構好きな本ですよ)、『水滸伝』はさらにそのはるか上を行ってる…… いやはや、とてつもない想像力、構成力、文筆力である

 のひいきキャラは林冲と花栄。義理に厚く、強い人は好きです 巴御前風の扈三娘も、カッコ良くて好きなんだけど、何であんな王英なんかと…… 捕虜になってる身だし、義理だからとか、そんな物分かりの良い女性になることないじゃ~ん 「お気持ちは光栄至極なんだけど、私、自分より弱い人って、男に見えないのよねぇ」とか言って、晃蓋以下を困らせてほしかった 王矮虎にしたって夫婦喧嘩しても勝ち目はゼロ、一丈青の言いなりになって一生を終えるんだろうね(くふふっ)。李逵が想像してたように、宋江が自分の伴侶にしたらよかったのに…… あ、でも過去の経験から再婚って気にはなれないのかな(←だとしたら、壮士というキャラに似合わず、傷つきやすい心の持ち主なのね)。

 しかし、『水滸伝』の中で女性はロクな描かれ方をしてないのよねぇ 「女=男を誘って貶めるもの」という図式、まるで、旧約聖書にある「アダムに禁断の実を食べさせたイブ」みたいじゃない。洋の東西を問わず、古代の男女の価値観ってこんなんだったのかしら

 さてさて、が最近感動したの風景や、探検の話はいかほどだったのか。それは次回で。(このくだり、水滸伝ファンにしか分かんない~)

 

  

スーザン・ボイルのデビューアルバム、買いました!!

2009年11月28日 | 思ったこと
 日本ではどれだけ話題になっているのか知らないけど、スーザン・ボイルのことは、ここニュージーランドでは、結構話題に上っていた。特に、イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」を勝ち上がっていた時は、新聞、TV、ラジオでよく取り上げられていた。ねむりねこも親しい友人と、You Tubeでスーザンを片っ端から見まくってた。

 多岐多芸が信条()の、実はクイーンズタウンで歌を習っていたことがある。ミュージカル映画「フェイム」の舞台になったニューヨークの名門音楽学校を卒業したアメリカ人で、プロ歌手として地元で広く活躍している先生の個人レッスンを受けていた。その当時は、先生がアマチュアミュージシャンやシンガーが気軽に参加できるイベント"Show Case"を主催していて、その舞台にも何度か出させてもらったこともある あの頃は、自宅での練習、レッスン、リハーサルに追われていたが、今となってはそれらがとても楽しい思い出だ。

 もう人前で歌わなくなって久しいけど、聞くことに関してはいまだにかなりウルサイ 歌唱技術、スタイル、アレンジとのバランスなんかに聞き耳を立てて、「この歌手にこの歌、よくハマってるな」とか「あ、このスタイル真似してみたい」とか心の中で思ってる。で、気に入った音楽がかかると突然ハモリ出して、周囲を驚かすこともあるのだ

 噂になっていたスーザン・ボイルの歌が、初めて画面から流れた時は、イジワルなほど神経を研ぎ澄まして、「アンタ何者か」と自分でツッコミたくなるほど、端々まで漏らさず聴いた。結論として「周囲が何と言おうと、この人は本物の実力派歌手だ」と実感。声の美しさはもちろん、正確な発声、歌声の安定感、豊かな表現力と説得力、楽曲に合った持ち声の活かし方、選曲などなど。彼女の歌を聴いていたら、カラオケ時代のはるか昔、とてつもない才能・技術を持った人々だけが「歌手」という職業に就いていた頃の、質の高い音楽を思い出して鳥肌が立った

 そんな訳で、彼女のデビューアルバムを今日買ってきた。ストリングスとピアノ使った豪華なアレンジに、彼女のベルベットのような声が、美しく輝きを放って響いている…… 一日これを聞き続けているけど全然飽きない。隣の家から時折響いてくるR&Bを、スーザンの音楽と聞き比べると、不思議なことに荒削りさと泥臭さを感じてしまった。ねむりねこはR&Bも好きだから、こんな風に思ったことは一度もなかったのに。それくらい、彼女の音楽は洗練されているのだ。早くも次のアルバムを期待してしまうだった。

 スーザンのアルバムは、心から買って良かったと思える一枚 スーザン、素晴らしい音楽をどうも有り難う。これからも歌い続けてね…… 
 
 

「ニュージーランドでのトレッキング」用語集、作ります

2009年11月23日 | 思ったこと
 ニュージーランドのトレッキングについてブログで投稿する時、悩むのだ。自分だけに分かる言葉で書いてはいないかと

 というのは、ニュージーランドでの暮らしが長くなるにつれて、日本語の会話でもカタカナが、それもニュージーランドで慣用されている表現が自然に出てくるようになってしまったからなのだ。それも自覚症状というものが全くなく、英語になじみがない人としゃべっていたら、説明を求められる場面に遭遇し、「あれま、いつの間に……」と気がついたのだ。

 これって、まるでニンニクを食べた人が、他人からニオイを指摘されるまで、異臭を放っているのに気付かないみたいじゃないの 

 というのも、このねむりねこ、日本にいた頃は、会話にカタカナの単語が多い人に会うたび、心の中で「ふふん、キザね」と思ってた。知識量の多さとか、外国での体験の豊かさをひけらかしたいのかわかんないけど、日本人なら日本人らしくしゃべりゃいいのに、と考える方だった。

 で、「カタカナ混じりの日本語現象」が自分の身に起きて、その理由がやっと分かった

 日本で暮らしているときには馴染みがなく、こちらに来て初めて学んだことは、そのまんま英語で覚えてしまって、日本語の入り込む余地がないからだ。

 また、状況を描写する時に、日本語より英語の方が的確に表現できることもあるし、無理して日本語を使おうとすると、かえってぎこちなくなることも。英語を介して発展した文化に身を置いているのだから、日々の暮らしでそういう場面が多いのだ。

 たとえば、恥ずかしい話だけど、環境保護の分野では、は日本語の専門用語に自信がない。トレッキングも然りで、英語の専門用語が先に頭に浮かんで、「ありゃ、日本語で何だったっけ?」とやっている(の頭がサビついてるだけ、というウワサもあるけど)

 ブログなんだから、好きなように書きゃあいいとも思うけど、一応、ライターなんかもやってたは、ものを書くときは読者を念頭に置く悲しい性が身についていて、ゆえに言葉遣いがどうしても気になってしまう

 そこで思いついたのが用語集である。本文中の言葉に、用語集へのリンクを貼りつけておけば、意味を知りたい人がクリックして「ああ、そうか」と納得するカラクリになる。これまでも多少やってきたけど、もっとこれを発展させればいいんだ~ これでもっと筆が楽に進むゾ

 というわけで、近々手をつける予定、乞うご期待……

やっと落ち着きました!!

2009年10月28日 | 思ったこと
 はあぁっ…… 引っ越しがひと段落し、インターネットのトラブルを解決し、こうしてまたブログを投稿できるようになったねむりねこです。

 引っ越しはしんどかった 費用を抑えるため、大型の家具類はプロの引っ越し屋さんに、それ以外は空いた時間を見つけては自分たちでせっせと運んだり、気のいい友達数人が車を出して手伝ってくれたけど、合計で10往復はしたかな。以前の借家はバカでかかったから、思っていた以上にモノが増えており、越してきてからも、しばらくは家じゅう足の踏み場もないほど段ボール箱だらけで、泥棒が入ってもきっと気付かなかっただろう、と思うほどゴチャゴチャだった。それから2週間以上過ぎた今はすっかり片付いて、住み心地が大幅に改善された

 3LDKの新居(と言っても中古)は敷地が208坪で建坪が45坪。東京都心の住環境と比べたら豪邸と思われそうだけど、いやいやとんでもない、こちらでは至って標準的な広さです 庭にはボロいけど可愛らしい「離れ」があり、これがニュージーランドの山小屋(=DoCの山小屋)風でお気に入り。 は小ぢんまりとしてるけど、使い勝手が良くできてるし、何ってったって日当たりがいいから暖かいこと 

 これまで住んでいた地域は、眺めはとても良かったんだけど、日当たりが悪く、外は暖かくても家の中はひんやりしているのが普通だった。ところが、ここに越してきてからは、家の中の方が外より常に暖かい。おまけに、壁や天井裏に断熱材が敷き詰められているようで、夜になってもそんなに冷え込まないし、朝起きた時もゾクッとしない。やっぱり、暖かいお家はいいなぁ、としみじみ思うです。

 広い芝生の庭(これもこちらでは標準です)に、いろいろな庭木や草花が植えられている花壇があり、手入れが大変そうだけどやりがいもありそう。小さい家庭菜園のスペースもあり、早速、手持ちのサヤエンドウ、大根、紫蘇、ゴボウの種をまいたり、芽が出てしまったタマネギを植えてみたりした(笑)。明日、明後日は仕事が休みなので、近所の園芸屋さんに行って、ルッコラやローズマリーなどのハーブや、トマトやレタスなどの野菜の苗を買ってこようかな

 美味しい野菜やハーブを作るために、コンポストにも初挑戦 町役場が、コンポストを始める家庭に補助金を出してくれることを知り、早速ぼかしセット購入の手続きをした。料理で出た野菜クズなどはぼかしに、引っこ抜いた雑草や刈り込んだ庭木の枝などの庭ゴミはコンポスト、と分けて利用するつもり。詳しくは後日レポートする予定(←「ちゃんとやるんだぞ」by猫かぶり)。

 引っ越しで出た、というか悟らされた、家の中の大量の不要品を一掃すべく、次の日曜日にガレージセールを行うことに決め、地元紙に広告を載せた。日本ではフリーマーケットで個人のものを色々売るようだけど、こちらでは(特に家具など大型のものを売る場合なんかは)ガレージセールや個人間売買が主流で、フリーマーケットは手作りの工芸品や食べ物、そして自分のところで取れた農作物などを売る場、というのが一般的な認識のよう。

 仕事から帰ってきて、いつも見る夜6時台のニュースが終わって、テレビを消し、ふと窓の外を見たら、なんと季節外れのが舞ってた…… ひえ~っ 先月下旬から夏時間が始まり、夜7時でもまだ昼間のように明るいのだが、見るからに寒々しいのでさっさとカーテンを引いてしまった。この分だと、山はがもっとすごいだろうな。冬の大雪はいまだに山間部にしぶとく残り、この地域の人気トレッキングコースの、ルートバーントラックやミルフォードトラックは雪崩危険区間を閉鎖し、登山者をヘリコプターで輸送することになった。ヘリ輸送は、ガイド付きウォークではこれまでも行われてきたが、個人ウォークでは今シーズン初の試みだ。

 書くことが溜まってしまって、ちょっとプレッシャーだけど、そこはマイペースな、あせらずにのんびりと、北島旅行のことや、エコハウスのわが家のことなど、楽しく紹介しようっと。
 

Will be back soon...

2009年10月18日 | 思ったこと
Just wanted to note this blog is still alive and I'll be back next weekend or later.

Since the house move on the 9th, our phone line at the new place has been having a problem and we're not able to get connected to internet at all - frustrating! This is why I'm writing this in English (this one hasn't been installed with Japanese language. I can still read it though).

Hopefully everything will get all sorted and we'ii be back to high-tech life sometime coming Friday the 23rd. (fingers crossed)

There are so many things to be uploaded such as rest of our trip in the North Island and sweet home... So see you all soon!

Apology for inconvenience and many thanks for your patience, Sleeping Cat