エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

令和6年度からの環境講座登録講師を募集します

2023-10-27 15:38:30 | エコ情報

川口市では、市内の学校、町会・自治会、幼稚園・保育園、その他団体に環境講座講師を派遣しています(今年度9月までの実績はこちら)。

 

この度、令和6年度からの環境講座 登録講師を募集します。

環境問題についての知識や経験があるかた

市内在住在勤、または市内での講師経験や活動実績のある16歳以上の個人、団体及び事業者

 

「自然や環境のことが大好き!」

「みんなに、環境に関心を持ってもらいたい!」

「伝えていきたい!」

という熱い想いをもったかた、ぜひご応募をお待ちしています

 

詳しくは「こちら」をご覧ください。

応募締め切りは、12月15日(金)まで

 

 

講師の皆さんの活動の様子(一部)をご紹介します

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「戸塚中台公園の生き物調査」エコ・スクールン in 戸塚小学校(サマースクール)

2023-10-25 16:29:37 | センターの活動報告

戸塚中台公園で、生き物調査をしました。

 

実施日時:2023年8月25日(金) 9:00~10:30

実施校:戸塚小学校 1~6年生 30

講師:吉野修弘先生

実施場所:戸塚中台公園、教室

 

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「戸塚中台公園の生き物調査」

 

自然豊かな戸塚中台公園では、虫取りをする子どもたちがたくさんいます。

サマースクールでは、この公園にどのような生き物たちが住んでいるのか調べてみました。

 

講師は、虫のことならおまかせ! 吉野先生です。

 

全体説明の後、さっそく虫取りを始める子どもたち。

吉野さんも、何か見つけたのでしょうか?

ショウリョウバッタやシオカラトンボ、マメコガネなど10種類も見つかりました!

 

たっぷり虫取りをした後、

教室に戻って、吉野さんが持ってきた昆虫の標本をみんなで見ました。

昆虫の標本。

蜂の巣。

コガタスズメバチの巣もありました!

昆虫標本の作り方も、教えていただきました。

まるで自然の中にいるようですね。

 

そして最後に登場したのは・・・

なんと!「キジの剥(はく)製」です。

 

戸塚中台公園にはたくさんの生き物がいます。

虫たちがいつまでも暮らせる自然をまもっていきたいですね。(浅羽理恵)

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乾電池の捨て方・リサイクル ~10月は3R推進月間~

2023-10-20 14:30:16 | エコ情報

先日、リサイクルプラザに来た市民の方から、「乾電池」のリサイクルについてご質問をいただきました。この質問は、以前から時々いただいていますので整理してお伝えしたいと思います。

 

意外と知られていない乾電池のリサイクル・・・

川口市ではどのように処理されているのでしょうか。

 

その前に、乾電池の捨て方について書きたいと思います。

一般社団法人電池工業会のホームページによると、

「(捨てるときは)乾電池の+極とー極をセロハンテープやビニールテープ等で絶縁する。」と書かれてあります。

↓ こんな感じです。

テープを貼らないで出すと、他の金属や電池と触れた際にショート(短絡)し、発熱・発火・破裂などの事故を起す恐れがあるからだそうです。

特にコイン形リチウム一次電池はほぼ全面が金属なので、全体をテープで覆ったほうが良いようです)

 

川口市の冊子やホームページではそこまで言っていませんが、テープを貼ったほうが良さそうです。

 

 

乾電池の回収場所は、

市内の「専用ボックス設置施設」に常設されている専用ボックスへ出します。市役所や支所、公民館・図書館などに設置されています。設置施設は「こちら」をご覧ください。

(朝日環境センター・リサイクルプラザ1階の専用ボックス)

 

※注意※「充電式電池(二次電池)」と「ボタン型電池」は市では回収していません。

 

 

「充電式電池(二次電池)」の回収場所は、

一般社団法人JBRCのホームページから調べることが出来ます。「こちら

川口市内の小型充電式電池回収拠点は、現在14箇所あります。

 

 

「ボタン型電池」の回収場所は、

一般社団法人電池工業会「ボタン電池回収協力店」のサイトから調べることができます。「こちら

川口市内の回収拠点は、現在48箇所あります。

電気屋さんや眼鏡屋さんが多いようです。

 

 

それでは、いよいよ

回収された乾電池の行方を見てみましょう。

令和5年度版清掃事業概要(川口市環境部)」を見ると、P76に「乾電池」のリサイクルについて書かれています。

乾電池には、以前は水銀が含まれていたため「有害ごみ」として処理されていたそうです。しかし現在は、水銀が含まれなくなったため「有害ごみ」ではなく、公共施設等拠点収集になっているそうです。

令和4年度は、約98トンの乾電池が回収されています。委託単価は1トン8400円ですので、1年間に約904万円のお金(委託料)がかかっているそうです。

 

回収された乾電池は、埼玉県清掃行政研究協議会広域化委託処理事業により再商品化されているそうです。

ホームページを見てみると、

北海道北見市にあるイトムカ鉱業所というところに運ばれて、処理されていました。

とても遠い場所でびっくりです!

 

 

何に再商品化されているの?

・乾電池の外側 →炭素棒として燃料に

・乾電池の外側 →鉄くずとして製鉄所で使用

・亜鉛・マンガン → 亜鉛地金として再び亜鉛に、テレビのブラウン管などに使用

となっているそうです。

 

なお最近は、乾電池に水銀が含まれなくなったため「不燃ごみ」として処分されている自治体も多いようです。

 

 

ということで・・・

今日は「乾電池」をテーマに書こうと思いましたが、思いもよらずボリュームたっぷりでびっくりでした!

 

最後に・・・

乾電池はとても便利なものですが、リサイクルにはたくさんのエネルギーが必要でとても大変だという事が分かりました。

1回使ったら捨ててしまう電池ではなく、何度でも繰り返し使える充電式電池をもっと使っていきたいですね。

 

(浅羽理恵)

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「教室を涼しくする工夫を考えよう」エコ・スクールンin戸塚小学校

2023-10-18 13:37:30 | センターの活動報告

サマースクールで「教室を涼しくする工夫を考えよう」の授業を行い、

教室内の温度を調べた後、涼しくする方法をみんなで一緒に考えました。

 

実施日時:2023年8月29日(火) 9:00~10:30

実施校:戸塚小学校 4~6年生 8人

講師:埼玉建築士会川口支部、川口市地球温暖化防止活動推進センター

実施場所:教室

 

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「教室を涼しくする工夫を考えよう」

 

この授業では、

地球温暖化を背景に年々気温が上がっていく夏を少しでも涼しく過ごすための教室づくりを、みんなで一緒に考えました。

きっかけは、夏、エアコンをつけても教室の中がとても暑いということから始まった授業でした。

 

まずは、埼玉建築士会川口支部の方から、

夏の暑さと建物についてのお話をしてもらいました。

「教室の周りにはどのような暑さがあるのか?」

「熱はどのようにして、教室の中に入ってくるのか?」

「熱を伝えやすいもの、伝えにくいもの」

「例えば建物の天井や壁には、このような熱を伝えにくい”断熱材”を入れて、建物に暑さや寒さが入りにくいようにしています。」

 

お話を聞いたあと、

教室の温度を、赤外線放射温度計を使ってみんなで調べてみました。

教室の前、後ろ、窓側、廊下側…それぞれの壁の表面温度、

そして天井など、色々なところの温度を測定しました。

 

さらには、みんなが座る席の室温も温度計で測ります。

窓側に近い席、廊下側に近い席、真ん中…

(写真:窓・壁・天井などの温度を測る様子)

 

温度を測定した後、講師の先生から参加者に、

「一番暑かったところ(温度が高かったところ)を指さしてください!」との声が。

 

 

皆が一斉に指さしたのは、、、、

(写真:「測定温度が一番高かったところ」を指さす児童たち)

 

やはり、太陽の光が入ってくる窓でした!

窓側の席の人の方が、廊下側の席の人より暑さを感じていたのは、このせいだったんですね。

(写真:測定結果(一例))

温度を見てみると、やはり窓が断トツで高い(C:38.7度)ことがわかります。

※なお、エアコンは設定温度18度で運転しています

 

測定がひと段落したところで、講師の先生からこんな言葉が。

「実は今日、事前に、隣の教室で涼しさ対策をしてみました。

違うかどうか、みんなで隣に行ってみましょう。」

この教室では、

・窓にアルミ断熱シートを貼っている

・教室(最上階に位置)の屋上に遮光ネットを置いている

という涼しさ対策をしてありました。

 

この教室でも温度を測ってみました。

「涼しさ対策を実施した教室」の方が、「普段の教室」に比べて、

一番暑かったC(窓)の温度が 約3度 低いことがわかりました!

他の場所も低く、だいたい2度くらいの差が出ていました。

 

 

教室での温度測定が終わった後は、皆で屋上に向かいました。

涼しさ対策をした教室の上に置いていた「遮光ネット」があるところの温度と、太陽に照らされた何もないところの温度を測ります。すると、、、、

何もないところ:56.5度

遮光ネットがあるところ:40.2度

 

なんと、約16度の差があることがわかりました!

これだけ違えば、この屋上の下にある教室の温度が違ってくるのも納得ですね。

 

最後に教室に戻り、

熱を伝えにくい最新の窓のお話をお聞きし、実際にさわって体感してみました。

 

ガラスの違い

(一枚のガラス(単板ガラス)と、二重にした複層ガラスやコーティングしたLow-E複層ガラスでは、ガラスの表面温度が全然違います)

窓枠の違い

(アルミ材よりも樹脂材の方が熱が伝わりにくい)

 

 

皆が自分の目と体で涼しさ対策の効果を実感したところで、最後の感想タイムです。

「温度を比べてみるのが面白かった」

「最新のガラスはぜんぜん違った」

「今日学んだことの中で家でも工夫できそうなところがあった」

 

など、みんなそれぞれとても有意義な時間を過ごせたようです。

 

 

世界ではなかなか環境破壊が止まらず、地球温暖化が地球「沸騰化」とまで呼ばれる時代になってしまいました。

今後ますます暑い夏がやってくることが心配される中、二酸化炭素の排出量を少しでも増やさずにすむようなエコな涼しさ対策を、皆様も試されてみてはいかがでしょうか?

(太田樹)

 

 

【最後に・・・】

今回の対策(窓にアルミ断熱シート、屋上に遮光ネット)では、窓からの日射が入りにくくなること、また台風など強い風が吹く時は遮光ネットを取り外す必要があることなど、運用面で学校の手間がかかる心配もあります・・・

いつの日か、学校の建物が、今回ご紹介したような断熱性能の高い窓になり、天井には断熱材、または屋上に遮熱塗料が塗られるなど、断熱対策をしっかり取ってもらえるようになるといいなぁと思いました。(浅羽理恵)

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市内各地で環境講座が開催されています!

2023-10-13 11:35:51 | センターの活動報告

夏から秋にかけて、環境講座が市内各地で次々と開催されています。

 

すでに今日現在、ご報告いただいている件数は・・・

学校向けエコ・スクールン 68

団体・事業者等向け環境出前講座 20

 

 

今年度、これまでにご依頼いただいた学校・団体様は下記のとおりです。

青木中央小学校、安行小学校、安行慈林小学校、飯塚小学校、上青木南小学校、神根小学校、木曽呂小学校、幸町小学校、桜町小学校、差間小学校、芝富士小学校、新郷東小学校、戸塚綾瀬小学校、戸塚北小学校、戸塚小学校、戸塚東小学校、戸塚南小学校、根岸小学校、鳩ヶ谷小学校、原町小学校、東本郷小学校、東領家小学校、元郷小学校、元郷南小学校、柳崎小学校、領家中学校(ご依頼順)

安行小こどもエコクラブ、安行藤八ふれあい教室、川口自然っ子クラブ、在家小学校エコクラブ、戸塚児童センターあすぱる、鳩ヶ谷子ども館、東川口あら川保育園、NPO法人鳩ヶ谷協働研究所、NPO法人ワールドサポートプロジェクト(ご依頼順)

 

もっとブログでもご紹介したいのですが・・・なかなか取材することが出来ずごめんなさい。

 

いつも素敵な講座を実施してくださる登録講師の皆さまに、この場をお借りして感謝申し上げます。

 

(浅羽理恵)

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