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★花シリーズ★ブラシの木

2012年06月13日 | ★花シリーズ★
金宝樹(ブラシの木)

オーストラリアのニューサウスウェールズ州が原産です。観賞用に栽培される。5~6月頃に開花し、花弁は緑で小さくて目立たないが、赤(ときに白)の長い花糸が目立つ。穂状花序をなし、花序全体がブラシのように見える。花序の先から枝が伸
びるという珍しい特徴を持つ。

果実は朔果で、見た目には枝全体を取り巻く昆虫の卵のように見える(前記の特徴から、2,3年前の果実が順に枝に付く)。果実には粉状の種子が入っており、オーストラリアでよく起こる森林火災が起こると割れて種子を放出する。

ブラシノキ属には計34種があり、そのうちの数種が観賞用に栽培されている。




















花の咲いた直後に剪定(枝の切り戻し)を行います。花の咲いた位置からやや下の部分で枝を切り詰めます。勢いの弱くなった古い枝は根元から切り落とします。
 その年に新しく伸びた枝に花芽を付ける性質があり、夏にはすでに木の内部で花芽が形成されていますので、秋以降の剪定はできれば避けた方がよいでしょう(花芽ごと枝を切り落とすことになり、翌年の花が減る恐れがあります)。

 日当たりのよい場所を好みます。地植えにする場合はよく日の当たる場所を選んで植え付けます。耐暑性が強いので、夏の暑さ対策は特に何もする必要はありません。
 耐暑性に比べると耐寒性はややおとり、霜や凍結などで株が傷んでしまうこともありますので寒冷地では鉢植えで育てて、冬は室内に取り込んだ方が安全です。暖地では特に問題なく地植えで育てることができますが、寒風のあたるような場所は避けた方がよいでしょう。また、苗が小さいうちはやや耐寒性が弱いので防寒を行います。

 乾燥に強い植物です。鉢植えの場合4月~10月は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。11月~3月は水やり回数を控えてやや乾燥気味にします。地植えにしている場合は夏に炎天下の日が続き、極端に乾燥するようなら水やりを行います。
 元肥として地植えの場合は堆肥を、鉢植えの場合はゆっくりと効くタイプの化成肥料を植え付ける前にあらかじめ土の中に混ぜ込んでおきます。追肥として2~3月と花後の6~7月の年2回、速効性の化成肥料を少量与えます。肥料を与えすぎると花付きが悪くなりますので注意しましょう。

 鉢植えの場合、赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土が適します。地植えの場合、水はけが良く肥沃な土を好みますので、植え付ける前に堆肥を混ぜ込んでおきます。また、中性~やや酸性の土壌で良く育ちます。

 移植を嫌う植物で、一度地植えにするとその後他の場所に移動させるのが難しいです。ですから、木が大きくなってからのことなどを考えて、充分スペースがとれる場所を選んで植えましょう。
 鉢植えのものは根詰まりをおこすと花付きが悪くなりますので、鉢の中に根が回ってきたら(鉢の底から根がのぞいているような状態になっていたら)植え替えます。鉢から抜いた株は土をくずさず(根を傷めると育たないので慎重に)、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は3~4月です。

 挿し木でふやすことができます。適期は3月上旬頃です。前年に伸びた枝の先端を10cmくらいの長さに切り半日くらい水に挿しておきます。その後川砂や赤玉土に挿して明るい日陰で管理します。根が出たら鉢に植え付けて育てます。


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