「じゃんがら」について、
大須賀筠軒(1941年~1912年)は
『磐城誌料歳時民俗記』のなかで、
次のようにも述べている。
其中、男ニシテ、女粧スル者アリ。
女ニシテ、男粧スル者アリ。
或ハ、裸体ニシテ犢鼻褌ヲ尾垂シ、其端ヲ後者ノ犢鼻ニ結ビ、
後者モ亦端ヲ尾垂スルアリ。
或ハ、菰莚ヲ鎧トシ、蓮葉ヲ兜トシ、
箒、檑木等ヲ以テ大小刀トシ、仮面ヲ蒙リ、武者ニ扮スル者アリ。
務テ新ヲ競ヒ、笑ヲ釣ル。
其醜態、目スルニ忍ビザルモノアリ。
これを現代的な表現に改めると、次のようになるかと思う。
「じゃんがら」の踊りの輪の中には、
女装している男もおり、また、男装の女もいる。
また、裸になり、自分の褌と他人の褌と結び、
一緒に「じゃんがら」を踊っている者もいる。
さらには、鎧の代わりに菰や莚を身につけ、
蓮の葉を兜に見立て、箒や擂り粉木棒を大小の刀の代わりにし、
仮面をかぶり、武者に扮装して踊る者もいる。
このようにして人々はパフォーマンスの斬新さを競い、
笑いを誘うことに躍起となる。
なかには度を超してしまい、
見るに忍びないような有り様の者たちもいる。
大須賀筠軒(1941年~1912年)は
『磐城誌料歳時民俗記』のなかで、
次のようにも述べている。
其中、男ニシテ、女粧スル者アリ。
女ニシテ、男粧スル者アリ。
或ハ、裸体ニシテ犢鼻褌ヲ尾垂シ、其端ヲ後者ノ犢鼻ニ結ビ、
後者モ亦端ヲ尾垂スルアリ。
或ハ、菰莚ヲ鎧トシ、蓮葉ヲ兜トシ、
箒、檑木等ヲ以テ大小刀トシ、仮面ヲ蒙リ、武者ニ扮スル者アリ。
務テ新ヲ競ヒ、笑ヲ釣ル。
其醜態、目スルニ忍ビザルモノアリ。
これを現代的な表現に改めると、次のようになるかと思う。
「じゃんがら」の踊りの輪の中には、
女装している男もおり、また、男装の女もいる。
また、裸になり、自分の褌と他人の褌と結び、
一緒に「じゃんがら」を踊っている者もいる。
さらには、鎧の代わりに菰や莚を身につけ、
蓮の葉を兜に見立て、箒や擂り粉木棒を大小の刀の代わりにし、
仮面をかぶり、武者に扮装して踊る者もいる。
このようにして人々はパフォーマンスの斬新さを競い、
笑いを誘うことに躍起となる。
なかには度を超してしまい、
見るに忍びないような有り様の者たちもいる。