いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

里山のはる

2016年04月19日 | 自然観察
仕事なのだけど、田植えの準備で忙しい。

水路を整備して
田をかいて、田をかいて、それからかいて、またまたかいて・・・。


今日の作業が終わり、道具を片付けて帰る準備をしていたら、
どこかで私たちの様子をうかがっていたのだろう
すぐにカモやカラスやアオサギが田んぼにやってきて
何やら水の中にくちばしを突っ込んでいる。

田の畔には、
ホトケノザやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウはだいぶ終わりに近づいて
カキドオシやヨモギ、タンポポがいま真っ盛り。

水を張った田んぼにうつる甲山。

あー、いいなあー。
幸せな風景だなあー。

足元を見ると、ミイデラゴミムシがいてたので、これは息子にお土産。
お持ち帰り。


ふぅーっと一息ついていたら

ねえちゃん、がんばっとるな。

と、この前のおじいさんとは違うおじいさんに、声をかけられた。


だから、ねえちゃんって、お宅もどなた様やねん。


里山の春は、幸せな風景です。

もぉ、ねえちゃんで、ええわ。


いまがいちばん、あしたもいちばん!



私に聞かないで…って言ってるのに。

2016年04月12日 | 自然観察
よいお天気だったので、甲山周辺をぶらぶらしていました。

なんか、変わった蛾がいたので、草原のあたりをのぞき込みながら歩いていると
おじいさんが近づいて来ました。

おじいさんは、
「ねえちゃん、ねえちゃん。あの、あれ、セリやんなあ。」
と、池のほとりあたりを指さしました。

「はあ、そうみたいですねえ」

「あれ、食べれるセリやろか」

「さあ、どうでしょう」

「ねえちゃんは、どう思う?」

「はあ、野草は詳しくないので・・・。
 抜いてみて太い根が一本あったらドクゼりだとは聞いたことありますけど」

「そうか。抜いてみようかなあ。ねえちゃん、どう思う?」

知らんやん、そんなん。勝手に抜いてみいな。

おじいさんは、水辺に降りて、そのセリのような草を引っこ抜こうとしました。
が、なかなか抜けません。

「あれ。あれ。ねえちゃん、抜けんわ。」

知らんがな。私に手伝えと言うのか。

おじいさんは、何本かその草をぶっちぎって持って来ました。

「匂いはな、ええ匂いがするわ。ほれ」

「ほんまですねえ、いい匂いですねえ」

「ねえちゃんは、食べれると思うか?」

だから、知らんやん。

「どうやろか。」

「私が食べられると思うとか言って毒にあたっても、責任とれませんし」

「そりゃ、そんなこと思わへんけど、ねえちゃんは食べれると思うか?」

知らんやんか、そんなこと!
私に意見を求めないでくれ!

そりゃ、私だっていろいろ挑戦はしてますけど、他人様のことまで責任持てませんし
だいたい、ねえちゃん、ねえちゃんって、お宅どなた様?


でも、なんだか、おもしろかった!
やっぱり、里山はおもしろい!

いまがいちばん、あしたもいちばん!

「無害ですが食べられません」とは。

2016年04月12日 | 消費生活
思ったんですけど、食品と一緒によく入っている「品質保持剤」。
これについて、
「無害ですが食べられません」とよく表示されている。

無害なのに、食べられないだと?

なぜだ。

食べられる、食べられない、は、
食べて害があるか、ないか、がまずその判断の基準となるであろう。

したがって、
「無害だ」と言うなら、食べられるものだと言うことができるのではないだろうか。

それを「食べられません」とは、おかしい。

つまり、事業者は、
「無害だけれど、食品ではありません」ということが言いたいのではないだろうか。

さらに言えば、
「無害だから食べられないこともないけど、苦いだけでおいしくありません(個人的な感想です)」とか
「無害だから食べられないこともないけど、なんの腹の足しにもなりません(個人的な感想です)」とか

そういうことではないだろうか。

無害なんだから、食べるか食べないかは、個人の判断に委ねちゃったらいいじゃないか。

よくないか。


いまがいちばん、あしたもいちばん!

眼科とピンセット

2016年04月05日 | 自然観察
次男が目に「ものもらい」を作ったので、眼科に行かせました。

今の時季、花粉症と思われる方々で、待合室はごった返していたらしい。

しかし、ずいぶん時間がかかって帰ってきた次男は、少々興奮気味。
先生にピンセット見せてもらった! とのこと。


次男は昆虫が好きで、伊丹市昆虫館の学芸員さんたちにはいろいろとお世話になっているんだけど
その中のお一人に、「おぴんぴんおじさん」とか言われている、
昆虫界的にもピンセット界的にもすごい権威の学芸員さんがおられる。(らしい。)

ピンセットは、昆虫採集に使うものから、昆虫の標本作製用、解剖用まで奥が深い。(らしい。)
その学芸員さんにお世話になっているうちに、次男のピンセットへの興味もむんずむんず。。。


で、話は眼科に戻って。

左まぶたにできたいくつかのぶつぶつを潰してもらって
次男がふと先生の手元を見ると、素敵なピンセットがっ!!!
(以下、次男の話より)

次男:先生、そのピンセット見せてください!

先生:いいよ。

次男:スゲ~ッ!かっこいい~っ!

先生:ほかにもあるよ。見る?

次男:見たい、見たい!

先生:(机の引き出しから様々な形態のピンセットの並んだケースを取り出す)

次男:スゲーッ!!

先生:ピンセット好きなの?

中略

次男:先生も自分でピンセット研いだりするんですか?

先生:ぼくは、それはしないな~。
   医療用は工業用や昆虫標本用と違って、ぴんぴんすぎてもあかんねん。
   これなんか、どう?(と、別のところから別のピンセットを取り出す)

次男:スゲ~ッ!

と、診察時間よりピンセット時間の方が長くなってきて
看護師さんがやってきて

看護師:先生、もうそろそろ・・・(-_-;)

先生:次の診察のとき、また見せてあげる。

というわけで、
ただでさえ待ち時間の長いこの時季に
さらに他人の待ち時間を伸ばした次男は、次回の診察を楽しみに、
せっせと目薬を差しています。

眼科でそんな話も、ありやねんなー。


いまがいちばん、あしたもいちばん!