いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

心にとまった言葉

2017年03月12日 | いろいろ
卒業式の朝、いつも通り起きて、いつも通り朝食を食べ
昨夜から下痢だったけどまあそれはよくあることで
いつも通り制服に着替え、いつも通り過ごしていた次男が
そろそろ登校の時間という段になって、急に

「僕は、卒業式には出ない」

と、言い出した。

「僕は、学校には行かない」


ああ、とうとう彼もいっぱいになったのだな
堪忍袋の緒が切れたっちゅうやつやな

と、思ったけど
私だってもうスーツに着替えてるし
早く登校しないと、もうギリギリだし

とりあえず、学校へ遅れる旨電話した。

すぐに、若い男の先生二人が迎えにやってきた。

ほんで、いろいろあって、

庭先で次男と先生は語り合っていた。

私も、一緒にその話を聞いていたのだが
そのなかで、心にとまった次男の言葉。


世界はひとつじゃない。
ひとりひとりにいろんな世界があるのに
どうして、先生たちは、生徒を学校だけの世界にしばり付けるん?


むっちゃ、感動した。
コイツ、文才すげーな、と親ながら思った。


そして、先生の言葉にも感動した。


今日の卒業式は、中学校の卒業式じゃない。
おかしいおかしいって思い続けて過ごした3年間の終止符や。
おかしい3年間からの卒業や。
おまえだけのおまえのための卒業式や。
その卒業証書、取ってこい。

むっちゃ、感動した。

先生は、次男の考えを一切否定しない。
次男の言葉すべてを受け入れる。
認める。
そこから、彼の価値観をすくい取る言葉をかけてくれる。
めっちゃ、プロや~。


しばらくして、
急に

「行く」

次男がつぶやくと、

流れるように二人の若い男の先生は、
一人は私にだまったまま会釈し次男に付き添い、
一人は一切振り返らず、しかし背中で「お母さん、任せてください」と
次男を車に乗せ、卒業式へ向かった。


先生、ありがとう。
おかげで、今日、次男は元気に夢に向かって高校入試に行きました。


いまがいちばん、あしたもいちばん!


追記:一部始終を見て、次男を支えてくれていた長男の言葉
   「初等教育を希望してよかったー。中学校の先生だけにはなりたないわ。」



やっぱり

いまがいちばん、あしたもいちばん!