いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

お盆っぽく過ごしたい~

2010年08月14日 | いろいろ
私の実家は曹洞宗で
夫の実家は浄土真宗で

結婚してびっくりしたのが、
浄土真宗が
仏さんを祭るのがとっても簡単なこと。

しきたりの違いを認識してなかった私は
「この家は、なんて仏さんを粗末にする家なんだ。
そのうち、バチが当たるぞ」
と常々思っていた。

お義母さんが
「浄土真宗は簡単なのよ~」
「おだんごなんか作ったことないわ~」
とか言っても
私にしたら
手抜きだ…。
と思っていた。

お盆といったら、
仏壇にほうづきやささげやなが~いそうめんみたいなのを
オガラに巻きつけて飾って、
仏壇の前には、ナスで作った牛が飾ってあって、
ハスの葉の上に、野菜やブドウやだんごがお供えしてあって、
仏壇横には天井から提灯がぶら下がって、
部屋には盆提灯がくるくる回って、

13日夕方には家の前で迎え火を焚いて
お盆の3日間は朝晩お墓にお参りに行って、
15日の夜はしょうろう流しをして


そんなある意味非日常な世界を、私は昔
子ども心にとてもおごそかなことと感じていた。
そうやって、先祖を祭る気持ちを持っていった。

でも、たいきやみなみときたらどうだ。
そういった、なんか、よくわかんないけどお盆だぞ
という、仏さんを身近に感じることなどなく
お盆だからと夫の実家に行っても
別に普段と変わりない接待で、

では、浄土真宗らしく普段から仏さまを身近に感じる
生活をしているかというと、我が家には仏壇がないし、

なんか、たいきとみなみに
こんなに、信仰と縁のない人生を送らせて
いいんだろうか。

お盆の、
あの、提灯の明かりでぼんやり明るい仏間と
ナスに刺した割り箸の足の傾き具合を
仏壇に手を合わせながら眺めたりする時間と
提灯の中の電灯の熱による対流で、ガラのついた
筒がくるくる回り出す瞬間を待っていたり、
そんな、お盆独特の空気を
子どもに感じさせてやりたいのだが。。。

浄土真宗はそんな派手なことしないわ。
とお義母さんに言われたら、
嫁としては、そうですか
と従うしかないわ。
だって、浄土真宗がそういうものだから。

いまがいちばん あしたもいちばん!