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いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

ドラえもん あれでよかったのか。

2015年10月07日 | いろいろ
昨夜、いろいろ家のことをしながらの「ドラえもん」だったから
詳しくは見てないので、強くは主張できないのだけれど。

昨夜の、ドラえもん「秋の虫のリサイタル」は
あれでよかったのか。

まあ、いいんだろう。

ドラえもん自体、ありえない存在だし
ジャイアンの暴力自体、許されない行為だし
スネ夫は本来私学の小学校に行っているべき子どもだし
・・・
そもそも何十年も小学生やってる人々がでる番組だから。

だから、ドラえもんの内容についてどうこう言うこと自体
無意味なことだとは思うんだけど。

でも、昨日のは、ちょっとひどい気がしたんだ。
やっぱり、あれはよくない。


空地の鳴く虫を捕りに、網を持って押し掛ける大人たちが
まるで悪者のように描かれていた。

あの人々は、悪い人たちなのか?

子どもの頃の楽しかった昆虫採集の思い出。
今では虫がいる原っぱも少なくなってしまったのが、
思いがけず秋の鳴く虫に出会い、網を持ち出してきた。

全然、悪い人たちじゃないと思うんだけど。
「虫が鳴いてる!」→「何虫だ?捕りたい!」
子どもの頃の純粋な心を忘れていない素敵な人たちだと思うんだけど。

それに、これくらいの大人たちが虫捕りしたくらいじゃ、虫はいなくなったりしないよ。
そもそもの問題は、鳴く虫の棲める草原を作らない都市計画にあるのだ。


さらに。

ドラえもんが撒いていた成長を早くする薬。
あれって、やばいよ。
虫を捕ることは非難されて、なんであの薬を撒くことは非難されないのか。
あの薬を撒くことで、あの空地の生態系はめちゃくちゃだ。
次男は、
「それは、やめろ! それは、アカン!」
と、ドラえもんに向かって叫んでした。

そして、さらに。

のび太が指揮していた虫のオーケストラ。
あれは、そんなに素晴らしいのか?
虫たちを操って、人間の音楽を歌わせて何が美しいのか。

虫は虫の声で、虫の都合で歌っているのがいいのだ。


まあね、ありえない世界のはなしなのでね。
それに対して腹を立てたりするのもどうかとは思うんですけどね。


でも、少し心配したのは、次男がテレビを見終わったあと

あー、今日のドラえもんみた学校のヤツは
ボクがやってること、悪いことだって思うんだろうな・・

とつぶやいていたことだ。


昆虫を手に取り観察することで、自然の神秘とかけがえのなさを知り
自然も人のこころも大切にする人間が育つと思うんだけど。


いまがいちばん、あしたもいちばん!