おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

うれしくて、切なくて

2012年01月17日 08時13分54秒 | 家づくり
新潟県村上市の北越瓦工業のみなさん、予定した全工程を終えて、いまほどお帰りになりました。



昨年7月11日に初めて茨城に来ていただきました。それから回を重ねること10陣!!棟数は数えていませんが、恐らく50棟以上、震災によって崩落した屋根瓦を治していただいたのではないかと思います。

今回はビジネス旅館ではなく『カタロ』に寝泊まりしていただいたんですね。ビジネス旅館であればふかふかのお布団とおいしい料理があるのですが、『カタロ』では、ニトリのお布団と500円のお弁当・・・・。いつもながら大変申し訳なかったなぁ。

でも、カタロって、不思議な場所なんです。み~んなこころが開いていく。すっぴんの自分になっていく。そして、感性がメラメラと湧き上がってくる。

昨晩のことば

『茨城へ来て、初めて、この仕事やっててよかったって思ったんですよ』

『正直なところ、最初は来たくなかったけれど、あの屋根見て、お客さんに喜んでもらって、、来てよかったっす』

『ブルーシートの屋根を一棟でもいいから減らしたいっす』

『こんな自分たちでも、ひと様の役に立つことができるんだ、って。おれにもできることがあるんだ、って。』

・・・・・・・・・・・かわらぶき職人としての誇りを感じました。

で、そのお礼にと、板垣社長に電話したんです。ぼくなんてもう板垣社長の声を聞いただけでうるうるしちゃうんですけど、おださんが板垣社長にこんなこと言ってました。

『しゃちょう、、、。おれ、20ねんかん、、、しゃちょうについてやってきて・・・・ほんとうによかったです。ありがとうございます、ほんとに・・・。』

たぶん、板垣社長も社員からこんなこと言われて、、、電話先で泣いていたと思う。

それぞれの奥さんにも電話したりしました。(酔っぱらいはやだねーーー汗)もりくんは新婚さんなんですが、なんと結婚後初めてのお誕生日だと!!!!奥様には本当に申し訳なかった。。。

カタロで4人男同士で、泣いたり笑ったり。して抱き合っちゃったりして。。。最高の夜でした。

・・・・・・・・・・・・・・

まだまだ周囲の屋根は治っていない。ブルーシートの屋根は続いている。さしでがましさを感じながらも訪問営業したり仲間に声をかけたりしたんだけど、『うちはいいわ、声かけてあるから。これだけ待ったんだから・・・』と。その反面、新潟は雪で仕事にならない。かわらぶき職人の仕事が空いている。このジレンマ、どうしたらいいだろう。

ダンプの後ろ姿。彼らの笑顔を思い出しながら、うれしさと切なさがこみ上げてくる。





ではまた。

おさむ

コメント
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