今日3月26日は今年生誕250年を迎える
Beethoven の命日という事で
生誕350年の O'Carolan とは
丁度100歳違いで命日も1日違いです。
あまり知られていませんが
実は Beethoven は
スコットランド楽譜出版社
George Thomson の依頼で
179曲ものアイルランドや
スコットランド民謡の編曲をしていて
その中には O'Carolan の曲も
含まれていたという事。
Beethoven が Thomson へ
送った手紙の中で
O'Carolan の事をとても
アイルランド的であると称賛しています。
またもしヨーロッパでの訓練を受けていれば
最も偉大な作曲家の一人になれたとも
言っていたと伝えられていますが
それはあくまでクラシック的な発想で
個人的には訓練を受けないで
正解だったと感じます。
いい意味で我流だからこそ
他に例を見ないユニークな
楽曲が残された訳なので。
でも生涯1度もアイルランドから
出なかった盲目の吟遊詩人の名前を
100年後のドイツの Beethoven が
知っていたという事を考えると
2人の誕生と死の因縁めいた
不思議な偶然も興味深く思えてきます。
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